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冥王星が山羊座へ(2008年11月27日-2023年)

冥王星が山羊座へ(2008年11月27日-2023年)
山羊座は現実的に機能している社会的なシステムや権威を象徴しているため、そこを冥王星が通過する間に、世界の政治や経済のパラダイム(規範的考え方)が大きな変動をきたす可能性があります。
しかし、それで世界から悪徳や不平等が一掃され、すぐにユートピアのような世界が誕生すると考えるのは早計です。地に足がついたやり方で時間をかけて目標を達成していくのがこの時代のテーマだからです。 山羊座はまた、ローカルな社会の歴史や伝統も象徴しますが、そこに冥王星の再生力が働くことで、様々な地域で古い時代の文化が見直され、現代人にマッチした新しい形を伴って流行するようになるでしょう。
あなたのホロスコープ(生年月日を元に作成した星図)の中で冥王星がどこにあり、どういう意味があるのか。
冥王星は山羊座を変革していきますが、それは個人によって受け止められる場所が違うことを示しています。
自分の生き方の中で、どこに冥王星があり、節目として射手座から山羊座へ移動したことにより、新しくテーマが変わり、今まで放置していたことに根本的に取り組むことになりそうです。でも冥王星の作用に積極的に関わりあいたくない人は、周辺の環境として現れてくることになるでしょう。逆に自分が冥王星と同化をした時には積極的に冥王星のテーマと関わることになるでしょう。
牡羊座(3/20-4/19)
冥王星が山羊座に入ると、あなたがこれまで暮らしてきた日常的な環境に、様々な異変が訪れるかもしれません。特に両親や祖父母、兄弟姉妹といった、精神的に頼りにしていた身近な存在から、あなたが自立しなければならない事情が出てくる可能性が高いでしょう。就職や進学、結婚といった様々な理由で実家を離れることになる、というパターンが考えられます。その結果、あなたは感情の不安定さや孤独などに苛まれるかもしれませんが、それはあくまでも一時的な課程に過ぎません。自ら自立していこうとする意思を持ち、新しい生活の基盤を積極的に作っていくなら、あなたは想像以上に自信にあふれた人間に成長できますし、家族や他の親密な人間関係もより成熟したものに再生していくでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運をつかむアクション
試行錯誤しながらでいいので、思い切った部屋の模様替えやリフォーム、引越しなどをしてみて。自分の個性や価値観がポジティブに反映された住環境を作れば、感情的なストレスを速やかに解決することができるでしょう。またあなたにふさわしい人間関係も作りやすくなりますよ。
インテリア雑貨 アンジェ
牡牛座(4/20-5/20)
人生を楽しむための創造性や感受性が徹底して変化されていく過程を経験するでしょう。特に、あなたが自分の周囲で何か面白いことをはないかと探し、与えられたサービスを消費するだけの生活を送っているとしたら、そのパターンはこの15年ですっかり変わってしまいそうです。 何かの芸術やスポーツに出会い、創作活動や記録更新に没頭するようになるでしょう。またあなたのほうから積極的にアプローチする恋をすることもありそうです。
遊び方がより、能動的でクリエイティブになっていきます。忙しくて遊んでいるひまがないと思っていても、きっと周囲から誘惑があって、いやでも新しい楽しみを見つけることになるでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運をつかむアクション
あなたの内面に隠れている遊び心を呼び覚ますために、子供と一緒に遊んでみることをおすすめします。 どうしても子供が苦手なら、ペットを相手にしてみてもいいでしょう。また、自分が幼い頃に熱中していた遊びを思い出し、実際に楽しんでみるのもいいですね。
新しい遊び・懐かしい趣味を見つけよう
自分から楽しめる恋を探そう
双子座(5/21-6/21)
あなたの生活上で自己管理というテーマがクローズアップするでしょう。ライフスタイルが劇的に変化し、今よりもずっと生産的な人間に成長しますが、そこに至るまでには、多くの日常的な悪い癖や習慣を改めることが必要になるでしょう。体や周辺環境が整っていないことが原因で、多くの損失をもたらすのかを身を持って知ることになりそうです。問題を先送りにしないで、今からでも改善していけば、この15年で人生の質は確実に向上しますし、自分の行動をコントロールできるようになるでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
病院で本格的な健康診断を受けてみましょう。また栄養士や整体師、スポーツトレーナーなどに相談して不健康な生活習慣をできるだけ改めるようにしてみるといいですね。心身のコンディションを先回りして整えておけば、冥王星の影響力はある程度マイルドになるでしょう。
蟹座(6/22-7/22)
あなたの人間関係のパターンが根本的に変化していくでしょう。もしくはあなたの方が人間関係を通じて変化していく過程になりそうです。中でも1対1の親密なパートナーシップ、たとえば結婚相手や仕事上の同僚や上司、あるいは相談相手としてのカウンセラーや医師、などといった関係性が大きく揺らぐことになるでしょう。あなたとパートナーとの間で、長い間おざなりにしてきた問題は、無視することができなくなり、全面的な解決が必要となることを求められているのです。うまくいかないとしたら、パートナーと同じ目線に立ち、失われかけたバランスの回復を第一に考えれば、以前よりも深く安定した信頼関係を作ることができるでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
社交ダンスやダブルスで行うスポーツ、あるいはデュエットなど、パートナーを必要とするレジャーや芸術を楽しみましょう。身体と知性、共感力を総動員して、パートナーと息を合わせるエクササイズは、そのまま人間関係のバランスを取り戻す訓練になりますよ。
獅子座(7/23-8/22)
あなたは人生上の様々なレベルで変化を経験することになります。今後、15年間が、自分以外の誰かの思想を受け継ぐ形で展開していくことになりそうです。自由気ままに行動していても、物事が順調に進み続けるのは稀かもしれません。それよりも他の人が追求してきたことを受け継ぎ、個人的な事情を後回しにして行動した方が結果的には多くのチャンスに恵まれ、社会的な実力も積み重ねることができます。始めのうちは他人の事情に巻き込まれたように感じるかもしれませんが、そこであなたは新しい人生の使命とパワーを伴って再生していくのです。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
自分の家系を調べ、先祖代々受け継がれている精神的なテーマを探ってみましょう。また国内外の伝統文化にも目を向けてみて。長い歴史を通して受け継がれてきたことを実感できれば、自分の人生をとらえる視点が変わってきますよ。
乙女座(8/23-9/22)
あなたの世界が180度変わってしまうかもしれません。その変化は何度かインパクトのある体験によって劇的に起こるものもあれば、もっと穏やかな過程を通じて達成される可能性もあるでしょう。今後15年間、あなたは今までになく物事を深く、客観的に考える必要性に迫られます。仕事でもプライベートな人間関係でも、自分なりの哲学を持って対応しなければ、肝心なところで行き詰まってしまうのです。あなたはどんな原則で生きるのか、という問いかけに、明確な答えを出せるようになるまで、様々な紆余曲折があるかもしれません。しかし、その過程で発想の枠組みを再構築したあなたは、小さな問題でくよくよ悩むことはなくなり、周囲の人々に流されるだけの自分からも立派に卒業していることでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
もしチャンスがあるなら、海外に旅行をしたり、留学をしてみるといいでしょう。また外国人の友達を作って異文化交流を楽しんでみるのもいいかも。この時期に体験するカルチャーショックは単なるエピソードを越えて、あなたの常識を根底からくつがえしてくれるはずです。
天秤座(9/23-10/23)
あなたは人生でもっとも責任感を必要とされる仕事をすることになるでしょう。現在のあなたが自分の仕事に熱心であろうとなかろうと、全精力を傾けて達成しなければならない、重要な課題を与えられるのです。今後15年間は、職場で地位が向上したり、転職、あるいは起業といった行動を起こすことで、あなたに今まで以上の社会的なプレッシャーがかかってくるかもしれません。それらのテーマは、必ずしも今のあなたが望んでいるものとは限らず、それが正しい道なのか、迷いを生じることもあるでしょう。しかし、この時期に与えられた仕事は、あなたの潜在的な可能性を最大限に引き出すと同時に、人生の根本的な意義を教えてくれますから、時間とエネルギーを投資する価値は大いにあるといって良いでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
本を読んだり、講演会に出かけたりして、様々な分野の成功者のライフストーリーに触れましょう。特に大きな失敗や挫折を乗り越えて、ゼロから人生を再建した人々の話を聞いておくと、冥王星の原則を正しく理解し、肯定的に受け入れる心構えができるでしょう。
蠍座(10/24-11/22)
あなたは交友関係の激変を体験することになりそうです。もしくはあなた自身が友人の影響を受けて変化するかもしれません。その友人関係は、個人と言うよりは集団である可能性が高く、単なる遊び仲間とは異なる意義を持っています。今後15年間を通じて、何らかの夢や目標の実現に向けて共に活動していく仲間を持ち、自分達を取り巻く社会環境の改革に奔走することになるでしょう。文化の振興や市民運動、ボランティアなど、テーマは様々なものが考えられますが、いずれにしても、あなたは今ここにある現実より、長い時間をかけて到達する未来の世界に目を向けます。そして世の中に変化をもたらすつもりが、あなた側が新しい自分に生まれ変わっていることに気づくでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
人と人の縁をつなげましょう。この人たちを結び付ければ、何か面白いことになるはずだと感じたら、それを行動に移してみて。そうしていると、自分の個性や才能、経験などを活かせるネットワークの中に、あなた自身も縁を持つことができるでしょう。
射手座(11/23-12/21)
あなたは心の深い部分に溜まっている不要な感情を捨てて、精神をクリアにする過程に入ります。この変化は、もっとも劇的な形で進行するなら、あなたが今までこだわってきた物質的な富や社会的ステイタス、あるいは依存的な人間関係などが失われる、という経験となって現れるでしょう。そこには一時的な苦しみや悲しみを伴いますが、時が経てばまるで憑き物が落ちたかのように心が楽になったと感じられるでしょう。あなたは自分の意識を縛っていたものの正体が、自身の内面にある欲望や不安だったということを知り、それを自分から放棄していく可能性もあります。その試みは見事に成功することになるでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
家の中にある不用品を徹底的に処分しましょう。先送りにしたり、やり残したりしてきた事があるなら、一気に片付けてしまいましょう。日常的な生活環境から不要なものがなくなるほど、心理的なごみも一掃する働きをしてくれますよ。
山羊座(12/22-1/9)
あなたのパーソナリティが別人のように変貌していく時期が始まります。これはあなたがなりたい自分になるチャンスですが、あなた自身は変化していることを意識できないので、周囲の人から指摘されて自覚していくでしょう。今後15年間で表面化してくるのは、あなたの潜在意識にあるもう一人の自分。あなたの行動パターンや人に対する姿勢は今までには見られなかったユニークな面が出てくるでしょう。また一度決めたことは簡単には曲げない傾向も強くなってきます。あなたを支持する人とそうでない人が出てきますが、結果的には人間関係が充実し、新しい人生の目標を妥協なく追求していける環境が出来上がっていくでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
あなたが子供の頃に夢見ていたことを思い出してみてください。なりたかった職業、やってみたかった趣味などがあるなら、可能な限り実現させる努力をしてみて。大人になる過程で忘れてしまった理想のイメージが、今後のあなたの生き方の礎になっていきますよ。
なりたかった仕事をする
水瓶座(1/20-2/18)
あなたは日常生活における価値観の変化、特に金銭や所有物に対する姿勢が変貌していくことを体験するでしょう。その過程がもっとも劇的に進んだ場合は一時的に経済的な危機に陥ることで、その後により確実な収入源を得たり、長期的なマネープランを根本的に見直したりすることになるでしょう。またお金儲けに熱心になったり、恵まれない人に寄付をしたりするようになるかも。いずれにしてもあなたは今後の15年間で、そうした物質環境の変化にさらされながら、自分にとって豊かさとは何かを真剣に考えるようになるでしょう。そして金銭の重要性を改めて認めるとともに、自分の個性にもっとも適したマネープランを再構築していくことでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
家計簿で毎日の収支を細かくチェックしましょう。また自分の趣味や特技の中に、今後の収入に結びつくような物事がないか考えてみるといいでしょう。それらの行動はあなたの価値観を明確にし、経済的に陥った時に柔軟に対応する準備になりますよ。
魚座(2/19-3/20)
日常的なコミュニケーションのありかたに大きな変更を迫られるでしょう。あなたは自分の意思を誰かに上手く伝えられず、誤解や反感を招くことを何度か経験することになるでしょう。逆にあなたのほうが、親しい人のメッセージの真意を理解できず、混乱や不信に苛まれる可能性もあるでしょう。それらの事態が、自分が言いたことだけを言い、聞きたいことだけを聞くという自己中心的な態度が原因だということに気づけば、あなたの発想パターンや自己表現のスタイルは素晴らしく知的で明確なものに変化していきます。周囲の人々の言葉に対する理解力も飛躍的に向上するでしょう。そして、職場やプライベートにおける何気ない会話を楽しみながらも、多くのことを学べる人に成長していくことでしょう。
冥王星・山羊座時代の幸運アクション
日記をつけていないならこの機会につけていくことをおすすめします。自分の考えを整理したり、他の人の行動を冷静に解釈する習慣を持てば、コミュニケーション・スタイルの再生はよりスムーズに進みます。ブログなどを開設してみるのもいいですね。

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http://homepage1.nifty.com/fcafe/m/plutoyagi.htm





山羊座は社会の思想、権威を司るエリア。このエリアに2008年11月27日、冥王星(死と再生、宿命、カルマ)がはいった。冥王星は恒星周期248.1年、会合周期1.004年/366.7日で、11年後の2023年まで山羊座エリアにある。
今後注意すべきはこの社会の思想、権威を司るエリア山羊座に火星が加わる事で社会に戦争の風潮が強まる事。
山羊座(社会の思想、権威)
     ×
冥王星(死と再生、宿命、カルマ)
     ×
火星(闘争力、行動力、攻撃性)
の天体パワーに注意。

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木星(拡大と発展、幸運)は双子座(好奇心、会話、コミュニケーション、軽率)エリア。

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山羊座冥王星(2008年11月27日-2023年)

山羊座冥王星(2008年11月27日-2023年)
巳年
2013年
冥王星は15年間ヤギ座で,マネー,国家,企業,税,島,山,インド,ユダヤが変貌中。
天王星は7年間で,欧牡羊座州,軍事,荒野,火星の事件や発明が続く。
木星がカニ座に入った年は,世界的にナショナリズムが高まる。
前回2001年には「911同時多発テロ事件」があった。
そして,その陰に隠れて忘れられているが,5ヶ月前には米中の葛藤「海南島事件」が発生している。
2013年は巳年。(巳年はアメリカに色々と起こる)
天王星が一周遡る84年前は昭和4年巳年,1929大恐慌の年だ。
このように,90゜180゜で,羽交い締め状態の天秤座に,火星が来る。
火星は,怒り,短気,粗暴,争い,怪我,病気を表す。
日本がそうなる。
幕末以来,半年近く火星が天秤座に入ったのは,約10回あり,土星ほどではないものの,どれも日本にとって大変な時だった。
ことに,他の外惑星の配置が悪いと,よけい悪化する。
中国は24日, フィリピンともめている南シナ海問題で, 『国連海洋法公約』は黄岩島の領有権の帰属を定める法的根拠とはならない,と公言した。
これは「力の強い者の物だ」に等しい。とんでもないことを言ったものだが,この問題は全く東シナ海にも当てはまる。
12年前の米中葛藤に,巻き込まれる条件が整った。
火星は奇しくも,昭和十六年の巳年12月8日と同じ日に天秤入りする。
危惧はそれだけでは無い。大恐慌,大災害の条件も整う。
たとえ,今年「2012」をやり過ごしても,来年の暮れから半年は逃れられない。
「超正念場」
投稿日 2012/07/2

魯生のパクパク
http://rosei.no-blog.jp/stance/2012/07/post_9baa.html







冥王星が山羊座へ(2008年11月27日-2023年)

山羊座は現実的に機能している社会的なシステムや権威を象徴しているため,そこを冥王星が通過する間に,世界の政治や経済のパラダイム(規範的考え方)が大きな変動をきたす可能性があります。
しかし,それで世界から悪徳や不平等が一掃され,すぐにユートピアのような世界が誕生すると考えるのは早計です。地に足がついたやり方で時間をかけて目標を達成していくのがこの時代のテーマだからです。 山羊座はまた,ローカルな社会の歴史や伝統も象徴しますが,そこに冥王星の再生力が働くことで,様々な地域で古い時代の文化が見直され,現代人にマッチした新しい形を伴って流行するようになるでしょう。
あなたのホロスコープ(生年月日を元に作成した星図)の中で冥王星がどこにあり,どういう意味があるのか。
冥王星は山羊座を変革していきますが,それは個人によって受け止められる場所が違うことを示しています。
自分の生き方の中で,どこに冥王星があり,節目として射手座から山羊座へ移動したことにより,新しくテーマが変わり,今まで放置していたことに根本的に取り組むことになりそうです。でも冥王星の作用に積極的に関わりあいたくない人は,周辺の環境として現れてくることになるでしょう。逆に自分が冥王星と同化をした時には積極的に冥王星のテーマと関わることになるでしょう。

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2013年
社会のブーム(拡大と発展,幸運)を司る星木星が双子座(好奇心,会話,コミュニケーション,軽率)エリアから蟹座エリアへ。木星の天体パワーは,コミュニケーションの天体パワーからナショナリズムの天体パワーにシフトする。スマフォブームの次はナショナリズムか。
牡羊座天王星(軍事,荒野,火星の事件,発明)の天体パワー。




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2013年
冥王星は15年間ヤギ座で、マネー、国家、企業、税、島、山、インド、ユダヤが変貌中。
天王星は7年間牡羊座で、欧州、軍事、荒野、火星の事件や発明が続く。
木星がカニ座に入った年は、世界的にナショナリズムが高まる。
前回2001年には「911同時多発テロ事件」があった。そして、その陰に隠れて忘れられているが、5ヶ月前には米中の葛藤「海南島事件」が発生している。
2013年は巳年。(巳年はアメリカに色々と起こる)
天王星が一周遡る84年前は昭和4年巳年、1929大恐慌の年だ。
このように、90゜180゜で、羽交い締め状態の天秤座に、火星が来る。
火星は、怒り、短気、粗暴、争い、怪我、病気を表す。日本がそうなる。
幕末以来、半年近く火星が天秤座に入ったのは、約10回あり、土星ほどではないものの、どれも日本にとって大変な時だった。ことに、他の外惑星の配置が悪いと、よけい悪化する。
中国は24日、 フィリピンともめている南シナ海問題で、 『国連海洋法公約』は黄岩島の領有権の帰属を定める法的根拠とはならない、と公言した。
これは「力の強い者の物だ」に等しい。とんでもないことを言ったものだが、この問題は全く東シナ海にも当てはまる。
12年前の米中葛藤に、巻き込まれる条件が整った。
火星は奇しくも、昭和十六年の巳年12月8日と同じ日に天秤入りする。
危惧はそれだけでは無い。大恐慌、大災害の条件も整う。
たとえ、今年「2012」をやり過ごしても、来年の暮れから半年は逃れられない。
「超正念場」
投稿日 2012/07/2

魯生のパクパク
http://rosei.no-blog.jp/stance/2012/07/post_9baa.html










冥王星が山羊座へ(2008年11月27日-2023年)
山羊座は現実的に機能している社会的なシステムや権威を象徴しているため、そこを冥王星が通過する間に、世界の政治や経済のパラダイム(規範的考え方)が大きな変動をきたす可能性があります。
しかし、それで世界から悪徳や不平等が一掃され、すぐにユートピアのような世界が誕生すると考えるのは早計です。地に足がついたやり方で時間をかけて目標を達成していくのがこの時代のテーマだからです。 山羊座はまた、ローカルな社会の歴史や伝統も象徴しますが、そこに冥王星の再生力が働くことで、様々な地域で古い時代の文化が見直され、現代人にマッチした新しい形を伴って流行するようになるでしょう。
あなたのホロスコープ(生年月日を元に作成した星図)の中で冥王星がどこにあり、どういう意味があるのか。
冥王星は山羊座を変革していきますが、それは個人によって受け止められる場所が違うことを示しています。
自分の生き方の中で、どこに冥王星があり、節目として射手座から山羊座へ移動したことにより、新しくテーマが変わり、今まで放置していたことに根本的に取り組むことになりそうです。でも冥王星の作用に積極的に関わりあいたくない人は、周辺の環境として現れてくることになるでしょう。逆に自分が冥王星と同化をした時には積極的に冥王星のテーマと関わることになるでしょう。

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猪年「 亥・垓・核 」

猪年「 亥・垓・核 」
2019年・己亥
明けましておめでとうございます。
このブログの右側メニュー:タグから「 暦 」の一連のエッセイを読んで頂ければお分かりのように、この2000年に亘って「 時 」が歪められています。
■時を征するものが世界を征す
時を征したものが、2000年の永きに亘ってまやかしの時を民衆に教え込んできたために、いつまでたっても民衆は奴隷のままなのです。
( 本当は一般的にはとりあえず中国から始まったことになっているこの「 陰暦 」も歴代中国王朝によって微妙に歪められているのでそれを正確に補正する作業も必要ですが:詳細は「 暦 」シリーズを参照のこと )
とりあえずは、この500年間に亘って世界中で残虐の限りを尽くしてきたコーカソイド共の嘘八百の「 しきたり 」から決別することが肝要です。
僕はすでに21世紀に入ってからというもの、グレゴリオ暦の正月も、X’mas にも、バレンタインにも、ハロウィンにも無関心になっています。
特にX’mas の来歴などはヒドイもんな訳で「 暦 」シリーズをじっくり読めば、よく解るかと。
習近平中禍皇帝は、僕を見習ったのか、昨年、X’mas 禁止令を発令しましたね。
なかなかよき心がけであるぞよ。ういやつじゃのぉ〜♪
昨年の「 戊戌の年、2018年とは? 」のサブタイトルに書いた「 シヴァがダンスを舞う / 戉(まさかり)かついだ狂犬=歳男トランプが暴れまわる年 」は、笑っちゃうほど、ドンピシャでしたね。(^o^)b
昨年の今頃はと云うと、マスゴミの阿呆ドモは、北朝鮮からいつミサイルが飛んでくるかと戦々恐々の大騒動だったのが、一転、米鮮和平会談となり、その後もトランプに世界中が引っ掻き回される一年で、最後はカショギが文字通り戉でバラバラにされてしまいました。
では、今年はどんな年になるのか、見ていきましょう。2014年から始まった十干十二支60年周期も6年目。
2014年60年周期の意味については
  丁酉の年、2017年とは?
  乙未の年、2015年とは?
に詳しいのでそちらをお読みください。
1954年に始まった、コンピュータ&DNA時代から、AI( Artificial Intelligence )& AL( Artificial life )への移行に関して書いておきました。
己亥( つちのとい:土の弟 )は、十干では6年目の晩夏の時期に当たり「 陽 」から「 陰 」の世界に切り替わります。
十二支では、2008年から始まった12年周期最後の年で、死滅と再生の年となります。
「 己 」の字はお腹の中に宿した象形ですが、由来は「 説文解字 」でもよく解っていません。
※ 説文解字( せつもんかいじ )
後漢の許慎が編纂し、西暦100年に成立。史記の200年後のものであり、始皇帝によって定められた篆書を分析の対象としている。
が、甲骨文字の発見に依って誤りがあることも判明。己「 土の陰性 」は、実りを育む柔らかい土であり、「 土用:季節の狭間 」。大樹がすくすくと大きく成長して成長を止め、その形を整えている状態。性質は規則正しく、おとなしく温和だが、二面性があり、暴力的であったりもする。 人体で云えば下腹部:腎臓・十二指腸・小腸に該当する。
年齢で云えば、23〜31歳、「 力 」に象徴され、理性と煩悩が相半ばの生命体。来年からは煩悩が勝るようになり、癸( 2023年 )で煩悩最大となった処で、「 陰極まって陽転す 」と、甲で理性最大に逆転します。
「 己 」は、仏法で云う処の人間界の段階にあり、人間のヒドい欲望の温床とも云え、高尚な欲望以外のあらゆる欲望と感情を備えています。妬みや嫉妬、独占欲、見栄、虚勢などの感情や欲望の支配から抜け出すことが難しく、個人の器から脱して全体へ貢献する意志を持たない、自分のことで精一杯な生命体。
紆余曲折を経て、己を反省し、堅実の学びを深めて己の成長を完成させる段階。
約束の意味でもある。
「 己 」から派生した漢字の中でも代表的なのが「 紀 」。
「 紀 」は、「 すじ 」「 整える 」の語源でもある。紆余曲折の中で、紀を糺す段階で、欲望の低劣化/高尚化の分岐点ともなる。他には、「 改 」「 巻 」「 遷 」「 選 」「 忌 」がある。「 忌 」は己の心がいまわしいこと。忌しく遷ろい行く心を改めて紀を糺して選ぶ段階とでも云いましょうか。。。。
さて十二支の最終段階。
一般には「 猪 」とされていますが、本義は「 猪 」とは全く関係ありません。
これは十二支全てに言えること。でもまぁ、それぞれに性格をよく表す動物を配したトンチセンスには脱帽です。
上記の甲骨文に注目。漢字は全て甲骨文字から発展( 変形 )したものです。亥の甲骨文字の左側、横棒は地面を表し、その下は「 人 」。右側は、上の横棒も左の縦棒も地面。つまり、地面に埋められた人を表しています。「 骸骨 」「 骸:なきがら 」の「 亥 」です。右側文字の上横棒のない甲骨文字が現在の「 亡 」です。本来は元の原型( 種子 )を表す文字で、大地( 垓:がい )から誕生した木の芽はやがて大樹にと成長するが、最終的には形を失い元の大地に戻ってしまう。 しかし、大地は既にその腹の中に木の核( 種子 )を孕んでいて、次の木の芽を誕生させる原点となる。
「 亥 」は、その意味の象徴として使われるようになり、物事の終着点であると同時に出発点を意味する言葉でもある。1年に例えれば12月の大寒であり、冬至でもある。地球磁界12段階目の、地球磁界から太陽系磁界へと遷移する人智を超えた輪廻転生の生命体です。
或いは、人間が死んで霊となり、更にその霊が広大な宇宙エネルギーに帰納した時、再び生命として生まれ変わることも「 垓(がい)」と呼びます。
10段階目の「 申 」に三途の川があり、その外側は「 死 」の領域にあります。「 戌 」でマサカリで首切られて屍・骸となり、転生する「 核:種 」を孕む段階。或いは、たわわに実った稲や果実が刃物で刈られて、地中で来春の「 核:種 」を育む段階。自己形成と魂の初期化が特徴。空漠たる自己を持つと同時に、一点に対して吸核的に自己形成する段階:次世をもたらす新しい生命の原点にある。人間的には赤い血の通うまともな神経の持ち主ではなく、神様なのか単なる物体や胎児以下の原始動物なのか、表現・評価に困る宇宙人であって人間ではない生命体と云えるでしょう。
一般的には、温厚篤実な雰囲気を感じさせる人物が多く、角の尖ってない円球の如く安心できるタイプで、度量が大きなものの、その振る舞いは自分勝手で独断専行・猪突猛進。やたらと馬力のある暴走巨大ダンプカーが原始本能をむき出しにして突っ走るのですが、あまりにも茫漠としていて周囲はおろか、本人自身も実はさっぱり解ってない生命体。なにかに集中してないと生きていられない人で、いつも何かを夢中になって追いかけているが、しかし集中力が途切れるとただボーッと何も考えていない。優れた集中力を持つ半面、飽きっぽく執着していたものもガムを吐き出すようにポイッと捨ててしまう。 また、大変な欲張りで、小を卑しみ大を得ようとするタイプで、自分のためならバラバラと札ビラを切るが、人のことになると途端に財布の紐を締める。
何事にも全身全霊で取り組むので何でも出来るが、物覚えの悪さは天下一品!
また神経の厚さが1mもあるのではないかと疑いたくなる程、鈍感・無神経で、周囲に対する気配りや配慮も足らず、身体の感覚もショートしていて暑さや寒さに対しても動じない鈍感さ。運動能力も最低。
しかし、愛情は広く大きく、人間も動物も差別することなく、自分の子どもより犬の子の方を愛したり、自分の女房よりも隣の奥さんを愛したりしがちなタイプ。
世界は自分の為に周っている大将。
感覚的人間で、論理より感情でものを考えるタイプ。家庭愛・祖国愛・社会愛に献身し、伝統を重んじる。
底知れない馬鹿さ加減が売り物の原始無垢な原初の生命体。独裁欲と仏心の世界。
有名人では、田中角栄、明石家さんま、タモリ、王貞治、大川隆法、ユーミン、林真理子など。
12年前の亥:2007年には下記の様な大事件が発生しています。
2007年の重大事件
 —————————————————————————
 ・ サブプライム問題
 ・ 原油価格大高騰
 ・ ハマスがガザ制圧
 ・ 最後の北朝鮮6カ国協議
 ・ 国連事務総長に韓国:潘基文
 ・ アル・ゴアにノーベル平和賞( 不都合な真実 )
 ・ 郵政民営化( 小泉純一郎&竹中平蔵による売国)
 ・ 安倍首相、下痢辞任( 当時、安倍下痢三と呼ばれた )
 ・ 横綱白鵬誕生
 ・ 中越沖地震で柏崎原発放射能漏れ
原油価格( 1983〜2018年11月30日 )
出典:楽天証券
原油価格は11月底値で反転してきています。
そしてこれらの事件が孕んだ「 亥・垓・核 」が、翌年12年周期の初年度に世紀の大事件を炸裂させ、12年間の状態を規定する調べとなっています。
時代はスパイラルに繰り返します。赤文字で記した事件は、今まさにスパイラルに次元上昇してより大きな火種となりつつある項目です。
韓国は昨年、日本を完全敵国視。近く誕生する統一朝鮮は核ミサイルを保有し、日本に照準を合わせることになります。
では、1996年に始まり2007年に「 亥・骸・垓・核 」となって、翌2008年はどんな「 子 」となって発芽したでしょうか?
12年周期の最初の年:2008年は時代の幕開けにふさわしい年でした。来年の「 庚子 」にも似たようなことが起きるでしょうか?
2008年の重大事件
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 ・ 北京オリンピック
 ・ 中国の有人宇宙船「神舟7号」で飛行士宇宙遊泳
 ・ 四川大地震
 ・ オバマ大統領誕生( 核全廃+世界の警察官辞任宣言 )
 ・ iPhone発売( 馬鹿フォン・スマ阿呆時代始まる )
 ・ リーマンショック
 ・ 1ドル=80円
 ・ 日銀総裁に白川方明就任
 ・ 田母神空幕長更迭
 ・ インド、ムンバイで同時多発テロ( NSA/CIAのテロ活動が以降世界中で激化 )
 ・ ロシア・グルジア戦争( グルジア、CIS脱退 )
 ・ コソボ独立
 ・ キューバ議長に弟のラウル・カストロ就任
 ・ 台湾:馬英九総統誕生
2007年の上記赤文字事件だけを拾い出してみると、サブプライム問題が、翌年リーマンショックとして噴火、原油価格急騰とスマ阿呆&SNSの蔓延がオバマ大統領下で引き起こされた12年に及ぶカラー革命を呼び、ハマスのガザ制圧がパレスティナ〜イスラム世界の弱体化を招き、6カ国協議の終了がテポドン祭りから核ミサイル開発へと移行して、パンドラの箱:北朝鮮埋蔵ウランが世界史に登場し、韓国国連事務総長の下で、慰安婦問題が煽られ、インド太平洋戦略をぶち上げた安倍首相が退陣に追い込まれ以降、日本政府はアメリカの完全支配下に置かれてしまい、、、、と、まさに「 核 」となる事件が頻発しています。
2007年の「 核・種 」から発芽した12年間を見てみると、
オバマは「 アメリカは世界の警察官を辞める 」と宣言したものの、プーチン頼みで実現できなった為、トランプにスウィッチして実力行使で米軍の全世界からの撤退を進めています。12年後の来年「 庚子 」では大きなテーマになることでしょう。
引くアメリカに対して、北京オリンピック以降の12年間はまさに「 中国の時代:G2の時代 」でした。
そしてiPhone( 馬鹿フォン )の発売はmacに追従したWindewsの如きスマホ( スマ阿呆 )の追従と共にGAFA全盛時代を築き、世界中が洗脳・白痴化の波にさらわれ、洗脳された白痴に依って石油が産出される国々ではカラー革命・フラワー革命が次々と展開されて国家崩壊の惨状を招いています。並行してムンバイの超プロフェッショナル大規模テロを革切りに世界中でテロが頻発するようにもなります。
白川元日銀総裁はつい先日、金融緩和政策の失敗を批判。9月7日の平野貞夫:元自民党事務局長による「 安倍晋三・内乱罪告訴 」と関連して大きな問題となる可能性を秘めています。FRB・ECB・日銀がリーマンショックの傷口に貼った絆創膏( 金融緩和 )はすでにボロボロになり、より強烈なマグマ溜りが誕生しています。
では、「 己 」と「 亥 」が合わさるとどうなるか?
十干十二支60年周期に亥年は5回ありますが、それぞれに特徴があります。
 乙亥 天皇猪 法身期 山頭火  仏智を持った天上の支配者
 丁亥 会長猪 初老期 屋上土  社会に悪影響を及ぼす偽善者
 己亥 情熱猪 壮年期 平地木  体裁の仮面を被った原始人
 辛亥 家猪  思春期 釵釧金  自己満足の為に生きる夢星人
 癸亥 極楽猪 幼年期 大海水  やりたい放題の必殺遊び人
ことしは壮年期の情熱猪。平地木は、昨年の「 戊戌 」と2年間続きます。平地木に関する解説は昨年の「 戊戌の年、2018年とは? 」を御覧ください。己亥の星命は「 報身 」の壮年期に当たる生命で、亥の仲間では3番目に若い生命体であり、鈍感鈍重で無神経な報身の生命に於いては珍しく感受性の強い見栄っ張りである。平地木とは、平地に聳え立つ一本の大樹のことで、堂々とした自己の境涯を世界に打ち出すことが出来る人の意である。
対面上の体裁を一番気にする亥ではあるが、内面に燃え上がる情熱の炎は強く、その為「 情熱猪 」と呼ばれている。興味の湧かないものには見向きもしないが、一旦対象物が定まると偉大な集中力で猛スピードでトコトン追求していく為に、いつの間にか一角の存在に成ってると云う感が強い。
平素は思慮深く気迷いの多い性格で保守に徹した生命であって表舞台には立ちたがらない性分であるが、一旦動き始めると徹頭徹尾やり抜く習性で、人をあてにせず最初から最後まで自分一人で片付けてしまうと云う独行型の性癖を持つのが特徴。度量の大きさは長所だが、人の存在を無視した自己中な発想をしがち。
己亥は、土性の最高位に当たるが、土性は五行の中心で黄色、中国皇帝の色でもある。
知性や教養を重んじ、自己を戒め改善する能力を持つので、つまらない物欲や嫉妬、見栄を卑しみ、それを恥とするプライドの高い生命体だが、かなり権威主義的でもある。
昨年は「 戉かついだ狂犬トランプ 」に引っ掻き回された一年だったが、上記の性質からトランプはややおとなしくなることが予想される。
戉で剪定された大樹は堂々たる姿を誇って鷹揚に構えるものの、獲物を定めると独断専行・猪突猛進で一気に粉砕してしまう世相が顕れている。
もちろん表の役者はトランプだが、戦略・戦術立案は、トランプを大統領にした連中だ。
トランプはレーガン以来の名役者と云えるだろう。12年前の亥年の重大事件が、次の十二支年間の種を植えたことは既に見た。
では、過去の「 己亥 」の年に何が起きたか見てみることにしよう。
1959年( 昭和34年:60年前 )
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 ・ キューバ革命( ゲバラ&カストロ ) 
 ・ チベット蜂起、中国侵攻でダライ・ラマはインド亡命
 ・ 中ソ対立表面化( フルシチョフ vs 毛沢東 )
 ・ シンガポール独立
 ・ アメリカ、アラスカ・ハワイ・グァムを自国州に
 ・ ド・ゴールが初代フランス大統領に
 ・ 日米安保阻止でデモ隊2万人が国会に突入
 ・ 明仁皇太子・美智子さん成婚( ミッチー・ブーム )
 ・ 日産、ブルーバード発売
 ・ NHK教育、朝日、フジTV放送開始
 ・ ヤン坊マー坊天気予報 / 頓馬天狗 / 少年ジェット / おかあさんといっしょ
 ・ ザ・ピーナッツがデビュー
 ・ 第1回レコード大賞
 ・ 週刊少年マガジン・少年サンデー、創刊
 ・ バービー人形発売
 ・ 王貞治1号ホームラン
 ・ ニコンF発売
 ・ カミナリ族 / 神風タクシー
 ・ 個人タクシー登場
 ・ 東海道新幹線の起工式
 ・ メートル法実施( 尺貫法廃止 )
 ・ 水俣病の原因物質が有機水銀と判明
 ・ アウストラロピテクス発見
1899年( 明治32年:120年前 )
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 ・ 米西戦争
 ・ フィリピン独立運動( 対スペイン )
 ・ アメリカ、ハワイ・グァム・プエリトルコ・フィリピンを自国領に編入
 ・ 第2次ボーア戦争( 英 vs 蘭 )
 ・ イギリス、香港99年間の租借権を獲得
 ・ 中国山東省で義和団が蜂起
 ・ 西太后、光緒帝を幽閉
 ・ アメリカの対清(中国)門戸開放宣言( 市場開放を強要 )
 ・ オーストリア皇后エリーザベトを無政府主義者が暗殺
 ・ キュリー夫人、ラジウム発見
 ・ グッドイヤー創業
 ・ 豊田佐吉の自動織機
 ・ 東京~大阪間の長距離電話開通
 ・ 東京に初の近代水道( 淀橋浄水場創業:現西新宿 )
 ・ 夫婦別姓から夫婦同姓へ( 明治民法:家族法制定 )
 ・ 西郷隆盛像の除幕式( 上野公園 )
 ・ 大隈重信 → 山縣有朋内閣
60年前は、戦後15年で、日本を始め世界はようやく新しい歩みを始めた時期。
120年前は日本の中国進出が始まり、やがて大東亜戦争で亡国寸前に追い込まれる種が植えられた年でもあるようです。
1960〜72年は、日本の輝ける高度成長期となり、米欧日では「 未来世紀21世紀 」に夢を膨らませていました。「 鉄腕アトム 」は、その象徴と云えるでしょう。確かにロボットは登場してるのですが。。。。。。
一方の1900〜12年は、日露戦争〜朝鮮併合の時代となり、その後日本ではイケイケドンドンに傾斜して行く裏側で、ユダヤ・アメリカは中国と結託して日本消滅のシナリオを描き、日本はマンマとその罠にはまり込みます。
今年はどんな「 亥・骸・垓・核 」が準備されているのか?
 ・ 新天皇即位 / 百数十年ぶりの上皇誕生
 ・ ローマ法王来日
 ・ トランプ・金正恩会談( 北朝鮮の核&ミサイル )
 ・ アメリカ大統領選挙
 ・ 米軍の世界撤退( 警察官不在の世界に )
 ・ 米露中を中心とする軍拡レース
 ・ ベネズエラ・クーデター危機
 ・ イラン vs サウジ戦争
 ・ ISIS(イシス)の世界拡散
 ・ 南沙諸島・尖閣・竹島問題
 ・ 日露平和条約( 北方領土問題・日露安全保障条約 )
 ・ 中国破綻危機( 反一帯一路のうねり )
 ・ 米・中・欧、世界経済のブロック化
 ・ BREXIT
 ・ ドイツ銀行破綻危機
 ・ 韓国大統領夫人贈賄疑惑
 ・ 安倍晋三・内乱罪
 ・ 憲法改訂
 ・ 水道民営化問題
 ・ TPPの始動( 迂回内国条項に依る治外法権の横行 )
 ・ AIとAL( ミニマルセル )&クリーンミートの開発レース
 ・ 暗号通貨の行方と、金・石油価格動向
 ・ ビル・ゲイツの超危険な超小型原発と既存原発廃炉ガポガポ・ビジネス
 ・ 多発する火山噴火と大地震( だんまりを決め込む太陽活動サイクル24 )
 ・ 小氷河期入り( 農業問題:食料供給と民族移動:太陽活動サイクル24 )
 ・ 衰亡する民主主義( インターネット )と隆盛するナショナリズム監視社会
まぁ、ざっと挙げただけでおっとろしい状態です。。。。。
ちなみに100年前:1919年には何が起きたのか、見てみましょう。
 1919年( 大正8年:己未 )
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 ・ ベルサイユ条約( 第一次世界大戦 戦後処理 )
 ・ ドイツでヴァイマル憲法成立( ユダヤの軛始まる:日本国憲法の雛形 )
 ・ 第3共産主義インターナショナル( コミンテルン )誕生( 1917年:ロシア革命 )
 ・ ムッソリーニ「 戦士のファッショ(後のファシスト党)」結成 
 ・ アメリカが金本位制に復帰
 ・ ガンディー、非暴力・不服従運動を開始
 ・ アフガニスタンがイギリスから独立
 ・ 関東軍発足
 ・ 朝鮮で三・一対日独立運動
 ・ 中華民国で五・四運動( 1918年のウィルソン米大統領「 十四か条の平和原則 」民族自決 )
 ・ 孫文、中国国民党を創立
 ・ 裕仁皇太子と久邇宮良子女王の婚約発表
 ・ カルピス販売開始
史上類を見ない残虐な非人間的な第一次世界大戦の戦後処理と共に、味をしめたアメリカ( 実際にはユダヤ国際金融 )は次の世界大戦の仕込みに入っていることが上記からも窺えます。
大恐慌は1929年に起きました。
そして日本では1923年に関東大震災が起きています。
1990年代から地球の向心力が減衰して、マグマが吹き出し易くなったため、特に環太平洋の海溝・海嶺で大規模地震・大噴火が頻発するようになっています。北米プレートが太平洋プレートとフィリピンプレートを圧迫してるために、東海・東南海・南海3兄弟連続地震が懸念されています。
GHQ白痴化政策( 特に文盲省:寺脇の「 ゆとり教育 」)で、腑抜けの白痴化された日本に、「 迂回内国条項 」を盛り込んだTPPや「 種子法・種苗法・森林法・漁業法・水道法 」が施行され、日本消滅の瀬戸際まで追い込まれました。
が、非常にソフィストケイトされているのでほとんどの日本人はこの惨状に気がついてない。。。。
 陰極まって陽転す
そろそろ日本と日本人は目覚めねばならない時期かと。。。。。

Neuq Lab
https://nueq.exblog.jp/29239503/

温暖化対策よりもすべきこと
温暖化を考える10の法則 ~ ロンボルグの「地球と一緒に頭を冷やせ!」をクールに考える【前編】
2008年7月10日
石井孝明の「温暖化とケイザイをめぐって」
■世界のベストセラーを読み解く
今回は『地球と一緒に頭を冷やせ! ~ 温暖化問題を問いなおす』(ビョルン・ロンボルグ著 ソフトバンククリエイティブ)という本を軸に、温暖化問題を考えます。
『COOL IT』(冷やせ/かっこよく/落ち着け、という複数の意味があります)というこの本の英語タイトルをグーグルで検索すると、6160万件もありました。同じ名前のヒット曲があるため数が増えたのでしょうが、反響の大きさに驚きます。同時にこの本がそれほど話題にならない日本の現実を考えると、環境問題をめぐって私たちは「取り残された」との感慨を抱きます。
ロンボルグ氏はデンマークの統計学者です。『環境危機をあおってはいけない ~ 地球環境の本当の話』(文芸春秋)で知られるようになった環境問題の世界的なオピニオンリーダーです。
『地球と一緒に・・・』の中で彼は、温暖化問題で「効果を見て冷静に考えよう」と正論を主張します。その考えに私は賛成です。
世界の先進国でも、そして日本でも、「温暖化は絶望的な状況になっている」とメディアがあおり、「何かをしなければならない」という恐怖感が社会に広がっています。そうした議論にロンボルグ氏は「冷静になれ」と実際の統計を使って検証します。そして、それほど事態は悪化していないという楽観的な見通しを示します。  
2008/7/12(土) 午前 5:25
政治 その他政界と政治活動

徹底検索、堀進
http://blogs.yahoo.co.jp/horisusumu8






■温暖化を考える10の質問
この本の主張は、本の末尾に書かれた温暖化問題を考えるための「10の質問」に凝縮できるでしょう。それを紹介しましょう
【メディア関係者――そしてぼくたちみんな――のための10の質問】
1)問題の規模はどれくらい?
温暖化による暑さで人が死ぬというがそれは何人か、など。ちなみに本書によれば、暑さで死ぬ人の増加は2050年に36万5000人という推計です。
2)その問題によい側面はないの?
一つ前の死者の問題では、2050年には温暖化で170万人が救われる可能性があるそうです。寒さより暑さの方が身体には優しいですから。
3)それであなたの解決策は何?
「京都議定書」なんてバカなことは言わないようにと、ロンボルグ氏は強調します(筆者コメント:議定書の問題点は同意しますが、その長所も認めなければなりません。後述します)。
4)それをやると、問題のどのくらいが解決できるの?
京都議定書による温室効果ガスの削減は、アメリカが抜けなくても、温暖化を6年遅らせるにすぎないそうです。
5)それにはいくらかかるの?
京都議定書を「まじめに実行する」=「エネルギー源の転換」をすると、1800億ドルかかるという試算があります(筆者コメント:ちなみに日本の温暖化関連予算は2008年度で年間1兆2000億円です)。
6)ほかの専門家はどんな解決策を提案しているの?
打ち水、植物を植える、白い建物など、気温を下げる工夫で、たいていの場所の温度は人為的に下げられるそうです(筆者コメント:そう単純なものではないけれど・・・)。
7)ほかの専門家はその策でどれくらい解決できると言っている?
例えば気温を3度くらい下げられる都市もあるそうです(筆者コメント:6)に同じです)。
8)ほかの専門家はいくらかかると言っているの?
アメリカのロサンゼルス(注:ウィキペディアによれば、ロサンゼルス郡は人口976万人、面積は東京都の約5倍に相当する1万2308万平方キロメートル)の例を、ロンボルグ氏は示します。1100万本の植樹をして、500万世帯のほとんどの屋根を改修、道路の4分の1を補修すると、その費用は1回だけで10億ドルです。それはエアコン代を毎年1.7億ドルずつ引き下げ、スモッグ削減効果で3.6億ドルの便益をもたらし、市街地が緑化できるメリットがあります(筆者コメント:ロンボルグ氏の話は、国の政策と都市政策が整理されていないように思えます)。
9)経済学者に費用と効果の分析をしてもらってください
ロサンゼルスのこの改造による投資1ドル当たりの効果は2ドル程度。京都議定書の効果は同33セントだそうです。
10)それを世界のほかの問題の解決策と比べてください
1ドルで40ドル分の効果があるエイズ予防、30ドルの栄養失調、20ドルの自由貿易、10ドルのマラリア予防と比べると、33セントの京都議定書は効果が小さすぎるとのこと。
温暖化で起こっている問題と対策はこれらの質問によって問い直すべきだと、ロンボルグ氏は主張します。引用したのは、「10の質問」が、温暖化問題を考える中で、とても有効な「物差し」になるためです。これらの質問は社会問題を考えることにも応用でき、「ライフハック」(仕事術)にも使えそうです。
「コスト」と効果をめぐって何も考えられず、情緒的な議論が進んでいるのが日本の現状ではないでしょうか。世界でもその事情は同じようです。
洞爺湖で先進国首脳会議が開催され、「温暖化」が議論の中心になりました。
特に熱心だった英独日の首相に、「そのコストに、あなたの国の市民は耐えられるのですか」と、この質問票を使いながら聞いてみたいと思います。
http://wiredvision.jp/blog/ishii/200807/200807100800.html
2008/7/12(土) 午前 5:25
政治 その他政界と政治活動

徹底検索、堀進
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天体情報, 春分

2008/7/8
黄道十二星座と春分点
人類最古の文明は、シュメール文明で、
牛を家畜化し、農業を始めたのもシュメールが最初です。 
彼らは高度な天文学の知識を有していました。 
天体は季節や太陽の位置を教えてくれる正確な時計といえ、
天文学はシュメールからバビロニア、そしてエジプトやギリシアに伝わってゆきました。  
地球は、自転・公転・歳差運動をしておりますが、
歳差運動とは地球の軸が地球の赤道面が黄道面に対して約23.4度傾いているために、
自転軸がコマの首振りのように回転している運動です。 
この歳差運動のため、地上から見ると、
星空が定期的に回転しているように見え、
春分点・秋分点が黄道に沿って少しずつ西向きに移動します。
春分点とは、分かりやすく言えば、春分の日に、どの位置から太陽が昇ってくるかという事で、
地球の歳差運動のために、それぞれの時代で、太陽が昇る位置の星座が決まります。  
歳差運動の周期は約25800年で、春分点はこの長い期間をかけて、
黄道十二宮の星座を西回りに、ゆっくりと移動します。 
すなわち、一つの星座に25800年÷12=2150年春分点は位置することになります。
シュメール時代には、この春分点が牡牛座の位置にありました。  
また、北斗七星や、牡牛座のプレアデス星団(すばる)の7つの大きく輝く星も、
7という数字がメソポタミアや西洋でのラッキーナンバーに影響しているものと思われます。 
シュメールの最高神アンは、二本の牛の角を持っており、
これがインドに伝わり牛は神聖なものとなりましたが、
このプレアデス星団(M45)の七つの輝く星が、牡牛座にあるのも興味深いところです。
牡牛座にある プレアデス星団 (昴)
シュメール文明 天文学と数学
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/240.html
この時代に、牡牛が信仰されたのは、
圧倒的なパワーや、農業に欠かせない家畜としての重要性から、
神様に感謝したものと思われますが、牡牛は生産生殖の神として、
中近東を中心にインドにも広まりました。
カナン(イスラエル)の地に、ヘブライ人(ユダヤ人)が入植したときに、
既に信仰されていたのが、牡牛を概念化したバール神で、
ユダヤ教と様々な摩擦を生みました。 
ユダヤ人が入植する前にカナンの地に住んでいたのが、
海洋民族のフェニキア人で、カナンの地に住んでいた彼らの事をパレスチナ人とも言います。  
後にローマ帝国と戦ったカルタゴは、このフェニキアの植民地で、
長男を生贄として殺す野蛮な習慣も、フェニキアとカルタゴは同じであります。  
旧約聖書で、ヤハヴェがアブラハムの信仰を試すために、
長男のイサクを生贄に捧げるよう命じるシーンがありますが、
この部分の元になった文書は、紀元前750年頃にできたものでありますが、
その頃、イスラエル王国の北隣のフェニキアでは、
一家の長男を赤ちゃんのときに焼いて神に捧げる習慣が実際にあり、
このような痛ましい習慣がイスラエルに伝わって流行したので、それをやめさせる為に、
アブラハムの献児の物語が創られたと言われています。 
アブラハムの献児
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/210.html
生殖の神「バール」に対する信仰はセックスに対して解放的であり、
厳しいユダヤ教とは決定的に相容れないものを持っており、
その為ユダヤ教では「バール」を全否定の対象にし、
バール神の像などは徹底的に破壊されました。
ユダヤ人が、カナンの土地に入植するまで、長く神として信仰の対象であった「バール」は、
ユダヤ教によって悪魔の烙印を押されたのであります。  
しかし、風俗、習慣として生活に密着し、感覚的に理解し易い「バール」信仰は滅びることなく、
形を変えて人々の間に定着していき、
当時の交易ルートにのって既に世界各地へと「バール」信仰は飛び火しており、
今日、牛頭の姿をとる神、怪物、魔人等はすべて「バール」の影響を受けているといっても過言ではありません。  
そして、その「バール」信仰の東の終着点が日本で、
「バール」は、我が国では「牛頭」と呼ばれ、恐怖の対象として知られています。
地獄の物語に良く登場する「牛頭・馬頭」の「牛頭」のことで、
地獄の番人であり、地獄に落ちた死者を責め苛む役を担っています。 
鬼は、牛の頭に、虎のパンツをはいた怪物で、
これはバール神と、十二支を時計の時刻にあてはめ、子(0時)、牛(1時)、虎(2時)、卯、・・・ と、深夜の1時から2時の真っ暗闇の恐怖と掛け合わせたものであります。

ハムレットの水車小屋
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/720.html


天文学の春分点に話を戻すと、
シュメール文明・メソポタミア文明の約BC4500年~BC2000年頃までは、
春分点の位置は牡牛座にあり、約BC2000年~紀元0年頃までは牡羊座にあります。  
これは、時代が牡牛から羊(ユダヤ教)に変わっていった事を意味し、
モーゼがシナイ山に上り、ヤハヴェから十戒を授かり、
山を降りると、人々は黄金の牛でできた偶像をつくり、
信仰しようとしたのに、モーゼは激しく怒り、黄金の牛を叩き壊しましたが、
これはまさに牡牛の時代との決別を象徴するものであるのです。

ハムレットの水車小屋
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西洋文明の根幹に、天文学、及び占星術があり、
地球の歳差運動の周期が25800年であることが紀元前より知られており、
黄道12星座の12で割ると、一つの星座に割り当てられる時間が2150年となり、
これを西洋文明では、Age(時代)と呼びます。 
そして、春分の日にどの(星座)位置から太陽が昇ってくるかと言うのが春分点で、
春分点はこの2150年という長い期間をかけて、黄道十二宮の星座を西回りに、
ゆっくりと移動します。 
実は、牡牛座の時代BC4300~BC2150(シュメール文明など)
→羊座の時代BC2150~AD0(ユダヤ文明)
→魚座の時代AD0~AD2150年(キリスト文明)
→水瓶座の時代AD2150~AD4300(フリーメーソン思想的文明)
と時代は区分されており、信心している人には申し訳ないのですが、
キリスト教もフリーメーソンも、その星座にまつわる占星術の話に、
話を合わせているに過ぎないのです。
牡牛座は農耕・光・忍耐の象徴で、守護星は金星。  
シュメール時代に太陽の春分点は牡牛座にあり、世界で最初に農業が営まれ、
牛を家畜化したのはシュメール文明で、
シュメールの最高神アンは、二本の牛の角を持っており、
これがパレスチナ(フェニキア)やインドに伝わり牛は神聖なものとなりました。 
シュメール文明の栄えたウルの地に生まれた、
アブラハムは神からの啓示を受けて、約束の地カナン(イスラエル)に向かい、
そこからイスラエル人(ユダヤ人)がカナンの地に入植してゆきますが、
もともとカナンの地に住んでいたのは、海洋民族のフェニキア人で、
ローマ帝国と戦ったカルタゴは、フェニキアの植民地です。 
カナンの地で、農業を学んだイスラエル人は、
フェニキアに同化し、バール神をも信仰しており、
古代イスラエル教は、一神教ではなく、
多数の神様の中からひとつを拝むという拝一神教でありました。 
しかしながら、モーゼの時代に強烈な一神教となってゆくユダヤ教では、
牛の角の生えたバール神を悪魔に仕立て上げ、
それから西洋では悪魔は2本の角を持つようになりました。 
それが日本にも伝わり、鬼や地獄の番人である牛頭は、2本の角を有しています。
モーゼがシナイ山に登り、神から十戒を授けられたとき、
山から下りると人々が黄金の子牛をつくり、
偶像崇拝しているのを見て、黄金の子牛を叩き壊しますが、
これはまさしく牡牛の時代から、ユダヤのシンボルである、牡牛の時代から決別し、
羊の時代に入った事を象徴するものであります。
牡羊座は、決断・革新、イスラエルの象徴で、その守護星は火星。 
牡羊座は、シュメール語の星座名では 「Lu Hunga」 で、雇われる人、また従順な人を意味し、
宗教的な時代ともいえます。 
イエスキリストもユダヤ人ですが、神の従順な子羊であり、
またキリスト教信者も子羊にたとえられ、何かと羊という言葉がでてきます。 
AD13年にシリアで鋳造されたコインには、表面に王を表すギリシア神話のゼウス、
裏面には12星座の羊が空を飛びながら東方に輝く星を振り返っている様子が描かれていました。 
古代の星座は、特定の地域も表しており、
牡羊座は、「イスラエル地方」を表しています。
魚座は情緒・自己犠牲・償いの象徴で、守護星は木星。 
最後の晩餐、ユダの裏切り、十字架という魚座の自己犠牲でクライマックスを迎えますが、
イエスは3日後に復活するので、終わりであると当時に始まりでもあります。  
新約聖書を読むと、やたらと2匹の魚がでてきます、
例えばガリラヤ湖での2人の漁師ペトロとアンデレの話、
また2匹の魚と5つのパンで5000人の人々を満腹にさせた奇跡、etc.
パンと魚の増加教会 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/415.html
この2匹の魚は、ギリシア神話によると、
美の女神「アフロディテ」とその子「エロス」がエリダヌス川(=エリダヌス座)のそばを歩いていると、
そこに、怪物「テュポン」が現れ、
驚いた2人は「魚の形」になって逃げますが、
2人は離ればなれにならないように、ひもをつけて逃げた、という話からの双魚座からきています。  ローマ神話では、母ヴィーナス(=ギリシアのアフロディテ)と息子キューピット(=ギリシアのエロス)になります。
古今東西、女性は子供産むことから、五穀豊穣のシンボルとされてきましたが、ギリシア神話のデーメテールや日本の天照大神などがいます。
小麦はBC7000~9000頃から、イスラエルやメソポタミア地方で栽培されていた貴重な食料ですが、
小麦の収穫時期である8月~9月が星座の乙女座の時期で、
乙女座はヘブライ語で収穫を意味する「Bethulah」の事であり、
ギリシア神話の五穀豊穣の女神デーメテールの星座であります。 
イエスが誕生した地はベツレヘムですが、
この地名はパンの家という意味で(Beth=家、lechem=パン)で、
清純な処女をイメージする乙女(座)からイエスが誕生したことを表すものであります。 
乙女座では、乙女が子供を抱き、麦の穂を持っていますが、
この穂の部分が乙女座のα星スピカで、飛び出していることからスパイクの語源となりました。 
乙女座の星を一筆書きにしたらローマ字のmのような形になり、
それが西洋ではマリア、インドに伝わりお釈迦の母マーヤとなり、
Mから始まる聖母の名前は世界に広まりました。
また、乙女座の、息子を抱く母の姿は、
アリアが十字架から降ろされたキリストを慈愛深く、
優しく抱く姿 「ピエタ」 となり、キリスト教文化圏で、
多くの芸術作品を生み出してきました。
Pieta
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/444.html
2008/9/20

ハムレットの水車小屋
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/769.html




2017年03月19日
宇宙元旦の春分と宇宙の理の時代
明日2017年3月20日は春分の日であり、太陽が19時28分56秒の春分点に牡羊座に入ります。
「12星座の始まり(1)」である牡羊座に太陽が入る春分は、
占星術の世界では元旦を意味しており、
宇宙元旦として2017年の本格的な始まりであると言われています。
春分の時の星の配置図によって、これからの1年の流れやテーマなどが予測できるようですが、
今年の春分以降のキーワードは、男女のパートナーシップ、結婚などであり、
特に女性が理想的なパートナーと出会い、急接近して一気に結婚にまで至るケースも珍しくはないようです。
やはり、昨年9月9日からの木星の天秤座入りの影響が強いようで、
この流れは2017年10月10日までは続きそうです。
これからの半年、宇宙は全面的に男女のパートナーシップを応援してくれているようなので、
きっと素敵な出会いが待っていると思います。
春分以降、本当の「春」がやってくるかもしれませんね。
春分は、占星術の世界だけでなく、地球上の太陽の光の通り道「レイライン」においても特別な日であります。
通称「御来光の道」と呼ばれる、もっとも有名な聖地を繋ぐレイラインができるのも春分であり、
千葉県外房の玉前神社の真東から登った太陽の光は、東京湾を渡り、
寒川神社、さらにその先の富士山頂、日蓮宗の聖山である七面山、琵琶湖竹生島の弁財天社、
大江元伊勢のご神体山である日室岳、中国地方の大山の大神山神社、そして出雲大社と本州を横断します。
八ヶ岳では、この宇宙元旦に合わせてussato5が八ヶ岳入りをして祈り合わせをしている予定なので、
是非とも明日の19時30分頃は少し意識を宇宙に合わせて頂けたらと思います。
通常の春分とは違い、数千年ぶり、数万年ぶりの大きな節目と言われる今回の2017年春分。
確かにここが大きな分岐点であり、
これまでに整理されるものは整理され、手放すものは手放し、
そして明日の春分以降、必要なものはまた新たな形で融合され、再スタートしていく感覚を受けます。
明日の春分以降、より本格的に「地球(地)の理」から「宇宙(天)の理」へと、地球の周波数も大きく転換されることになると思います。
人間のエゴ、頭の世界で考えたルール、価値観によって生み出された世界から宇宙の法則、流れに即した世界へ。
ますます頭で考えて動くよりもハートで感じて動かされる時代となり、
自分と宇宙を信じて委ねることが重要になってくると思います。
春分前日の宇宙大晦日の本日は、タイミングよく息子の卒園式。
来月から小学生となりますが、子供の教育もまた次の時代に向けて大きく変化していくことかと思います。
農法と同じように教育法も多種多様な教育が、世の中にはごまんとありますが、
どれが良い悪いでもなく、これから先は人間(地球人)の作った教育から宇宙の流れに沿った教育が根元に必要となってくると思います。
現代教育に疑問を感じ、民間による学校作りが各地域でも少しずつ広がっていますが、
ハードの施設を作るよりも、ソフトの中身も既存の教育法として枠を作るよりも、まずは「教育」というものの哲学を説く必要があると思います。
そもそも人類にとって、地球人にとっての教育とは何か、何を意味するのかを明確にしないと、
どんな立派な教育法もどんな立派な施設を作っても、次の宇宙時代の子供達の教育には適さないかもしれません。
地球人の目的とは何か、それがわからないまま教育も何もなく、
これから先は宇宙の意、流れにそった宇宙学の時代であり、子供に教えるスタンスよりも、子供から地球人が学ぶことの方が多くあるかもしれません。
人が教えるとたまに間違いもありますが、
自然は間違わないので、自然を生かした宇宙学校を八ヶ岳にもいつか作っていけたらと思います。

天下泰平
http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51954255.html



エジプトの神々。左は太陽王ラー,右はOSIRIS。
余りにも有名だ。。
「偉大な家」を意味するファラオは,エジプト王として人間でありながら神と崇めらた。
生存中は太陽神ラーの子として,人間に生まれ変わったハヤブサの神ホルスであるとされ,死後は冥界の主オシリスとされた。
現代に残された西の壁。嘆きの壁と呼ばれる。嘆きの壁の歴史は、紀元20年頃ヘロデ大王が改築した神殿の西壁として始まる。70年にユダヤ人による反乱(ユダヤ戦争)があり、ティトゥス率いるローマ軍により鎮圧される。 この際、エルサレムは炎上し、神殿は破壊され西壁のみが残った。
By the Brink of OLD NILE。そこへ,
ファラオの王女が水浴びをしようと川に下りてきた。
その間侍女たちは川岸を行き来していた。
王女は,葦の茂みの間に籠を見つけたので,仕え女をやって取って来させた。
開けてみると赤ん坊がおり,しかも男の子で,泣いていた..............。
王女は彼をモーセと名付けて言った。
「水の中からわたしが引き上げた(マーシャー)のですから」<出エジプト記2:4〜10>
我々は現在この”魚座の時代”にいる。そして2150年から新しい時代に入る。
水瓶座(AQUARIUS)の時代である。
旧約聖書ではモーゼがシナイ山に十戒と共に現れた時,
彼は人々が黄金の牛を崇拝しているのを見てひどく憤慨した。
実際モーゼは石刻版を粉々に砕いて人々に心を清めるために殺し合えと命令した。
多くの聖書学者達はこのモーゼの怒りはイスラエル人が間違ったものを崇拝していたからだと理解している。
実はこの黄金の牛とは”牡牛座の牛”のことでありモーゼは新時代の羊を表現していた。
だからユダヤ人は今日でも羊の角笛を吹いている。
Hamlet's Mill参照(このレベルになると日本人は駄目でしょう)
つまりキリスト教とはVernal Equinox Precession・春分点歳差と言っているのですよ。
地球に季節が生じる原因は、地球の自転軸が公転面に対して垂直でなく約23.44度傾いており(これを赤道傾斜角と呼ぶ)、
かつこの自転軸の向きが慣性系に対して不変であるためである。
この結果、地球の北半球は半年(およそ3月20日から9月22日頃まで)の間、太陽に近づくように傾いており、
この傾きは6月21日頃に最大となる。
またこれ以外の半年間は南半球側が太陽に近づくように傾いており、
この傾きは12月21日頃に最大となる。
そして22,23,24日の間太陽は静止し三日後に復活することになる。
90度ー23.44度=66.6,これが聖書の666なのです。
この赤道傾斜角度は過去の極移動の結果でありそれは神の御手によるものと考えられ宗教が始まった。
メキシコ・チェチェンイッチャにある古代マヤの天文台跡。
マヤ暦は2012年12月21日に終わり人類の終焉を暗示している。
(注)ローマ時代のモザイクでできた魚。魚座の象徴はイエス・キリストなのである。
たとえば聖ペテロはイエスに出会う前の名前はシモンであるがガリラヤ湖には聖ペテロというスズメダイに属する魚がいる。
学名は「Chromis simonis」という。
紀元前1600年頃クノックスで描かれたイルカと思われる(魚)の壁画。
次の時代は魚座と暗示している。イエスの時代は魚座(PISCES)。  
イエスがペテロに与えた権威は、後継者としての権威ではなく、
「天の国」すなわちイエス集団における祭司の権威なのである。その祭司とはバチカンのこと。
Monument erected to PETER,Pastor of CHRIST'S FLOCK.
ヴァチカアンはミトラ(MITHRA)聖地跡に最初はコンスタンティヌス皇帝によって紀元326年に建てられ,
15世紀から17世紀にかけて改修された。
中央には12宮黄道が見られる。
つまりバチカンは宗教とはVernal Equinox Precession(春分点歳差)であることを伝えているのである。

ハムレットの水車小屋
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/1.html








水瓶座の時代
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/769.html
BC 4300年 ~ BC 2150年  牡牛座の時代
BC 2150年 ~ AD  0年 牡羊座の時代
AD  0年 ~ AD 2150年  双魚座の時代
AD 2150年 ~ AD 4300年  水瓶座の時代
注:2150年から水瓶座になりますのでイエスキリストという玉は使えない。
一体誰がメシアになるのでしょうか。

ハムレットの水車小屋
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/944.html





慰安婦問題

米政府がクリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査で、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったことが明らかとなった。
戦時の米軍は慰安婦制度を日本国内の売春制度の単なる延長とみていたという。調査結果は、日本側の慰安婦問題での主張の強力な補強になることも期待される。
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/
2014/11/23(日) 午前 9:53 過去 人類学と考古学

徹底検索、堀進
http://blogs.yahoo.co.jp/horisusumu8

北アメリカ大陸、急増する地震

地震情報
北アメリカ大陸、急増する地震
投稿者 taked4700
日時 2014 年 6 月 09 日 13:17:47: 9XFNe/BiX575U
北アメリカ大陸、急増する地震
北アメリカ大陸で期間を指定して震源マップを表示させることが出来るサイトが
http://www.emsc-csem.org/Earthquake/Map/jsmap.php?key=5&typ=world&start_date=2011-12-10&end_date=2012-03-10
にあります。(このリンクは2011年を指定したもの)
この記事を書き始めたのが昨日6月8日の午後8時ぐらいで、その後、中断し、本日昼過ぎに再度このサイトにアクセスしようとしても「待機中」となってしまい、頁の表示ができません。そのため、以下の記事は昨日の書きかけのものを多少記事として整えただけのもので、本日改めて検証したものではありません。
対象地域としては、世界とかヨーロッパなどの指定もできるのですが、北アメリカ大陸を指定して、期間を12月10日から翌年の3月10日までにし、年を 2008年から順に2013年に変化させ、年別の地震数を見ると次のようになります。なお、マグニチュードの最小のデフォルトが1、最大が10ですが、どうもきちんと反映されていない様子で、最小値を4にして表示させると次のような結果になります。
各年の12月10日から翌年3月10日までのM4以上の地震数の推移
2008年:107(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では115)
2009年:221(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では221)
2010年:138(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では138)
2011年:196(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では197)
2012年:186(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では200)
2013年:261(マグニチュードの最小値をデフォルトのままの1では2270)
上で( )内に書いてあるように、どうもマグニチュードを指定した地震数がおかしいのですが、つまり、2009年12月10日からの3か月で同じ221 になるなど、かなり矛盾があるのですが、一応マグニチュード4以上の数値を見ると、今年3月10日までの値はかなり増加しています。
アメリカ国内でも地震数の増加は話題になっていて、その多くでシェールガス採掘のためだという説明がされているのですが、このサイトで表示されるマップを見ると、地震数の増加が見えるのは主にカルフォルニアの沿岸部です。シェールガス採掘とはあまり関係ないと言えるはずです。
なお、マグニチュードの指定をデフォルトのままの1で表示させると、今年3月10日までの値が2270と出てきます。この原因として考えられるのは、地震計の設置が進んで、より多くの地震を捉えることが出来るようになったということが考えられますが、M4以上の2008年年末から翌年の値が107が 2009年年末からの221になっているように、普段からかなり変動があるのかもしれません。
この記事の最初に書いたように、自分は6月9日現在このページの表示ができません。出来れば、この記事を読まれた方が
http://www.emsc-csem.org/Earthquake/Map/jsmap.php?key=5&typ=world&start_date=2011-12-10&end_date=2012-03-10
を自分で表示をして、数値を確認してください。
なお、年月日の指定は、日の指定をカレンダーのその日付の部分をクリックする必要があり、そうしないと反映しません。その上でsubmitボタンを押す必要があります。

★阿修羅♪
http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/783.html

emsc-csem.org
http://www.emsc-csem.org/Earthquake/Map/jsmap.php?key=5&typ=world&start_date=2011-12-10&end_date=2012-03-10

アセンションスケジュール

アセンションスケジュール
2008年9月30日(ラッパの祭り)~ダニエル書における終末の1335日入り、及び144000人の印を押す作業が終了。
2008年11月14日~第七の封印が開かれる。
(1290日)
この日、ローマ教皇によるバチカンからの「地球外生物の存在宣言」というイベントはあった。
2008年12月14日~二人の証人が活動を開始し、第一のラッパが鳴った(1260日)。
2008年12月14日から2009年9月19日まで(ふたたびラッパの祭り)の280日間
7X40であるが、7は天地創造の7日間、この場合、完成のたとえか?
40は荒野の40日、ノアの洪水の40日40夜のごとく裁きを表す数なのだそうだ。
この間が、最後の人類に猶予された悔い改めの期間らしいのだが・・・
リーマン=ショックにより、アメリカでふたたび教会へ足を運ぶ人が増えたとは聞いております。
2009年9月20日より、ダニエル書のひと時とふた時と
半時に突入(大艱難期の3年半?)。
ひと時を280日で計算してますね。365日ではないですね(ユダヤ式だと360日と聞いたことがある)
・・・計980日間。
そして2012年の5月27日、ペンテコステ(ユダヤ歴を基準としている模様)にキリストが再臨すると言うのだが・・・ --;?
今日現在、日本時間2009年12月17日、終末の入り口?
と思える時期に入っているとは考えられるが、まだ誰にでもわかる物質的な徴は無いように思える。来年早々、何らかのイベントが起りそうな導火線がありとあらゆる所に張り巡らされているとは思うが・・・

子羊通信





アイスランド,自然エネルギーの発電量が需要の500%

アイスランドはレイキャビクを首都とする人口31万人の火山国。北海道と同じくらいの国土。人口は中野区の人口に近く、多くがレイキャビクに集まる。
2008年に経済破綻。破綻の結果、マクドナルドなど外資企業が撤退、その結果、地産地消が復活。地元メーカー、店の運営による経済となり内需が上がった。また経済破綻の結果、食料自給率は非常に高くなった。またエネルギーは100%自然エネルギーでまかなっている。
-Inter FM / KAI Cut Earth Radio

local pc




アイスランドでは、現在地熱発電など自然エネルギーの発電量が需要の500%に達しており、電力を廃棄している状況。そのため節電の必要はない。

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谷崎テトラ
「経済破綻したアイスランドではどこのホテルも素朴で質素。でも居心地がいい。地産地消なので食事は逆においしい。内需は高い。食料自給率は高い。エネルギーは100%自然エネルギーでまかなっている。何も困る事はない。お金って何だろう。日本も鎖国しても別にちゃんとやっていけるのではないか。」。

貝印EARTH RADIO
http://earthrec.jp





EARTH RADIO|KAI Touch Earth! KAIが地球にハイタッチ!|貝印

貝印EARTH RADIO
http://earthrec.jp






ALTA報告書909

2008年11月22日配信、ALTA報告書909、パート3
地球環境関連 Terra - Flora Confusion, Tidal Intrusion
・12月10から12日までの期間に巨大地震が起こるとのデータはまだ衰えてはいない。少なくともひとつの地震は、春が終わる季節に起こる。
12月に「春が終わる」というと、それは南半球であることを示しているが、今回はそうとも言えない。普通は春に茂る植物や花が北半球でも12月に生い茂っている。北米西海岸でもそうした現象が数多く見られる。
したがって、「春が終わる」という表現で地震の発生場所が南半球になるとはかならずしもいえない。
・火山活動が地震の発生に関連しているとのデータもまだ衰えてはいない。地震と火山噴火の結果、ダムが決壊するというデータも存在する。これにより道路は壊滅して地域は孤立し、電力の供給も途絶える。この影響で多くの人々は路上で寝ることになる。火山から流れ出したもの(溶岩流のことか?)は肥沃な大地に流れ込む。これらのことは、旅行者の減少で困窮しているリゾート地で起こるとのデータがある。
・地震が感じられる範囲は周囲1000マイルにおよぶ。地震は真夜中に起こる。そして夜が明けるまでに5回ほど大きな余震が発生する。このため人々は深夜に避難することになるため、多くの人が足をガラスなどで切る。また、結婚式がこの地震で中止されるとのデータもある。地震で、結婚式が行われるチャペルの壁が倒壊するのである。さらに、この地震で動物園が破壊されるが、その光景はビデオに撮られ、地震が発生した数日後に公開される。地震の発生場所はリゾート地なので、多くの新婚カップルがそこから避難する。そのときに、奇妙な雨や変化した流れ(川の流れのことか?)のビデオが撮られる。
・給水所が破壊される。だが道路が破壊されて車両の動きが取れなくなるため、給水所の破壊に対処することができなくなる。また、大火災が発生し、これが原因で多くの人が避難を余儀なくされる。さらに震災後の復旧には数週間かかるが、多くのボランティアが救援に向かう。だが地震の影響は大きく、人の人生や地域社会のシステムがこれによって根本的に変化してしまう。
・地球上のいくつかの地域で、明らかに冬であるにもかかわらず、花が咲く現象があいつぃで観察される。これは「宇宙関連」のカテゴリーで出てきた「宇宙からの未知のエネルギー」の影響である。
・火山の噴火の影響で海底が変化する。
この変化は、2009年晩夏から起こる世界中の沿岸部で海面が変化する現象の原因となる。特にこの現象は、環太平洋意火山帯で起こる。さらに、海底の変化は海流に影響し、そのため気候や漁獲量、さらに海運などに深刻な変化が現われる。
・こうした大きな変化に直面しながらも、現実を認識することを避け、宗教のイデオロギーに逃げ込む人々が出てくる。特に、2009年以降、現実の変化によって彼らの宗教イデオロギーが挑戦を受ければ受けるほど、彼らは武装し危険になる。こうした集団の多くはアメリカに存在するが、彼らは宗教によって普通の感覚が麻痺してしまっている。多くの集団は重武装している。
以上だが、さらにこの報告書の結論部には以下のようにある。
ALTA909、パート3結論- Possibilities,
クリフ・ハイ執筆記事
12月10日から12日に起こるとされる巨大地震のデータはいまだに具体性に乏しいところがある。
これまでのデータを整理すると以下のようになる。
・第2の地震は最初の地震よりも規模は少し小さいようだ。
この地震は、アメリカ北西太平洋岸(ワシントン州、オレゴン州、カロフォル州北部)のような森林が多く雨量の多い
地域で起こると思われる。
この地震は、建物よりも道路や交通システム、そして電力システムに多くの被害をもたらす。
・最初の地震には強い余震が5回ある。この地震は「金融」と関係があるが、次の地震は「中止された結婚式」と関係がある。
・二つの地震は双子の地震として見られるようになる。第二の地震は最初の地震の3日後に起こる。二つの地震はそれぞれの地理的に反対側の地域で起こる。
WebBotプロジェクトは以下の3つのシナリオで地震は発生すると考える。
シナリオ1:相互に反対の緯度の地域で起こる。
最初の地震はパキスタンかイランで発生する。その規模は半径1000マイルにおよぶ。そして第二の地震は、ちょうどその反対側にあたるカナダのブリテッシュコロンビア州か、南アラスカの火山地帯で発生する。
シナリオ2:相互に反対の半球の地域で起こる。
最初の地震は北半球の中国、そして次の地震はその反対側にあたる南半球のチリ南部で起こる。両地域とも緯度32度から36度の範囲である。
シナリオ3:相互に同じ半球の反対側の経度で起こる。
最初の地震はワシントン州やオレゴン州沿岸のアメリカ北西海岸で発生し、次の地震はチリで起こる。または、最初は中国、そして次はインドネシアということも考えられなくはない。
われわれの地震予測はまったく間違っている可能性があることをここで指摘しておく。われわれが得たデータは、地震の可能性に対する人々の感情的な反応だけで、それは実際に地震が起こることをまったく示していないのかもしれない。しかし反対に、こうした感情的な反応が地震を当てることもあり得るだろう。
以上である。
ところでクリフ・ハイは、予告どおり「Coast to Coast AM」に1時間ほど出演し、
これから何が起こるのかさらに詳しく話した。
8月から始まる地震以外の変動の予測も多く公表した。

ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-date-201007.html

グレイ

2008/11/18(火) 午後 10:32      
宇宙人グレイ・陰の世界政府の今
前著で「宇宙人グレイ」のことに、そして本書の冒頭で「陰の世界政府」について触れました。最後にこうやってもう一度触れる事になる、とは思いもしませんでした。
この続編書き込み中に新たな情報を入手できたのです。
前著の情報はもはや古びてしまったように思えます。
「宇宙人グレイ」と「陰の世界政府」の後日談、つまり最新情報です。
やはりこの両者は密接に繋がっていました。
1900年から1930年の間にグレイの方から陰の政府に接触を図っています。
グレイは宇宙テクノロジーの提供と引き換えに地球上でのいろいろの人体実験の許可を得ます。
グレイは、遠い過去に自分たちの性的要素を排除していて試験管による生殖のみに頼っていたので、人類の性や感情にまつわるエネルギーを理解し応用するためにさまざまの実験を繰り返す必要があったのです。
グレイには感情体が欠落しており、愛が何であるかを理解できません。そして、自分たちのいずれ滅びゆく運命を知っており、自分たちの種をなんとか人間の中に残そうとクローン人間を作り出し後世に残そうとしましたが達成できないことを悟りました。
数年前、地球への最後のチャンスとして、人類一掃計画を企みましたが、地球を護るマスターたちの阻止に遭い、断念します。このときをもってグレイの地球への介入は終止符が打たれ、宇宙へ引き上げざるを得なかったようです。現時点において、グレイはこの地球上から一掃され、今ではオリオンベルトの中央の星の周りに散らばる何百という惑星にばらばらに住んでいるとのことです。

著書「遺言 三人の子たちへ」 

WebBot予言

勉強会の資料となる「WebBot予言解説書①」が出来上がった。
これには11月22日に配信された「ALTA909」のパート3までを収めることができた。
いくつか緊急性の高そうな内容があるので、要点だけ先にアップすることにした。
経済関連
・アメリカ経済はまだまだ落ち着かない。
経済は死につつある。特に冬至の日の12月21日か、または23日前後あたりに経済の悪化はよりいっそうはっきりする。
・悪化する経済と呼応するように社会を驚かせるような暴力事件が相次いで発生する。
暴力事件は12月1日から13日に特に集中しているが、これは、12月10日から12日の期間に双子の地震が発生することと関連している。
少なくともひとつの地震は北米大陸の内陸部で発生する。
・双子の地震をきっかけとした暴力事件とならんで、
12月の経済の悪化が暴力事件の重要な背景となる。12月初旬から経済はさらに悪化し、
さらに金融機関の破綻が相次ぐ。またCDS(金融派生商品)が破綻したことが明らかとなる。
・11月22日から来年の2月14日まで強い感情の放出が間断なく続く。
この期間多くのアメリカ人は、抜けられない流砂にはまり込んでしまったかのように感じるだろう。
また、金融システム全体が目の前で崩壊してゆくようか感じも受けるはずだ。
こうした気分は、政府がこの危機に対してなんら有効な手を打てないことや、
返済不可能となったアメリカの膨大な借金とも関連している。1月の中旬になると、
(各国によって)支払い手段としてのドルははじめて拒否される。
・11月22日から2月14日にかけて、「ビルダーバーガーズが支配する経済」の破壊は進む。
それとともに、アメリカ国民の経済的な安定も崩壊してゆく。この破壊は間断なく続く。
・地震と経済崩壊を含む破壊的な流れは、12月12日をひとつのピークとしながらも、
2月14日まで速度を速めながら継続する。
・このような状況に対するアメリカ国民の怒りと復讐心が爆発する。
これは12月1日からはじまり、1月15日まで続く。怒りと復讐心の爆発は、
11月26日の出来事をきっかけとして誰の目にも見えるようになる。
・11月27から12月14日の期間に、9月から10月のかけて起こった金融危機の第二派が襲う。
ただしその規模は第一波よりもはるかに大きく深刻である。さらにそれに続き、
1月25日から2月14日の期間にさらに深刻な第三派が襲う。
・経済問題は革命への願望に火をつけることになる。
一方、政府や官僚は判断の間違いから経済問題への対応を誤る。
これはドルが死を早めるだけではなく、深厚な貧困を招く結果となる。
この流れは2月14日まで続くが、
14日以降アメリカ国民は国力が大きく低下したことにショックを受けるようになる。
この「ショック」という感情は2009年いっぱいから2010年まで続く。
・1月29日から2月19日にかけて、(責任者の)追放や組織の大整理が行われる。
それは予期しない結果をもたらす。こうしたことは報道のかっこうの対象となる。
新政権がちょうど経済問題に取り組み始めた矢先に経済が崩壊するので、
アメリカ国民は怒り、怯えそして動揺する。2月19日からの11ヶ月間は、金融的詐欺の崩壊が進む。
・1月29日から2月14日の期間は「抑制の破棄」というキーワードが強い。
国民の抑制が効かなくなり、規制緩和や金融の過度の自由化の促進に責任のある官僚にたいする裁判、
物理的な攻撃、車の爆破、火炎瓶による攻撃などが相次ぐ。これは退職金や年金が崩壊するにしたがってどんどん悪化する。
また、ブッシュ政権が導入した規制(言論統制などの法案か?※筆者注)の数々が排除される。
これはキリスト教右派(原理主義者)を恐怖させ、彼らが後にアメリカを捨てる動機のひとつになる。
・他方、ドルの死に抵抗し基軸通貨としてのドルを維持しようとする無駄な努力によって、
新政権の経済問題に対する対応は大幅に遅れてしまう。
・アメリカ経済の崩壊とドルの死は闇の権力や影の政府にとっても大きな痛手となる。
ドルは流動性に飛んでおり、闇の権力が富をかすみ取るための絶好の手段であったが、
ドルが死にアメリカ国民が貧乏になることによって、闇の権力や影の政府も富の創出の源泉を失い同じく困窮する。
これは2009年いっぱい続く。これによって、かつて彼らの元で働いていたものたちが内部告発者となり、
彼らのシステムの秘密を暴露するようになる。
・不況の底はまだまだ先だが、2009年には、
ドル覇権の凋落とドルの死によって大きな変容の波が生まれる。

ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-date-200811.html









地震関連
・火山活動が地震の発生に関連しているとのデータもまだ衰えてはいない。
地震と火山噴火の結果、ダムが決壊するというデータも存在する。
これにより道路は壊滅して地域は孤立し、
電力の供給も途絶える。この影響で多くの人々は路上で寝ることになる。
火山から流れ出したもの(溶岩流のことか?)は肥沃な大地に流れ込む。
これらのことは、旅行者の減少で困窮しているリゾート地で起こるとのデータがある。
・地震が感じられる範囲は周囲1000マイルにおよぶ。地震は真夜中に起こる。
そして夜が明けるまでに5回ほど大きな余震が発生する。このため人々は深夜に避難することになるため、
多くの人が足をガラスなどで切る。また、結婚式がこの地震で中止されるとのデータもある。
地震で、結婚式が行われるチャペルの壁が倒壊するのである。さらに、この地震で動物園が破壊されるが、
その光景はビデオに撮られ、地震が発生した数日後に公開される。地震の発生場所はリゾート地なので、
多くの新婚カップルがそこから避難する。そのときに、奇妙な雨や変化した流れ(川の流れのことか?)のビデオが撮られる。
・給水所が破壊される。だが道路が破壊されて車両の動きが取れなくなるため、
給水所の破壊に対処することができなくなる。また、大火災が発生し、これが原因で多くの人が避難を余儀なくされる。
さらに震災後の復旧には数週間かかるが、多くのボランティアが救援に向かう。
だが地震の影響は大きく、人の人生や地域社会のシステムがこれによって根本的に変化してしまう。
・地球上のいくつかの地域で、明らかに冬であるにもかかわらず、花が咲く現象があいつぃで観察される。
これは「宇宙関連」のカテゴリーで出てきた「宇宙からの未知のエネルギー」の影響である。
・火山の噴火の影響で海底が変化する。この変化は、2009年晩夏から起こる世界中の沿岸部で海面が変化する現象の原因となる。
特にこの現象は、環太平洋意火山帯で起こる。さらに、海底の変化は海流に影響し、
そのため気候や漁獲量、さらに海運などに深刻な変化が現われる。
・こうした大きな変化に直面しながらも、現実を認識することを避け、
宗教のイデオロギーに逃げ込む人々が出てくる。特に、2009年以降、
現実の変化によって彼らの宗教イデオロギーが挑戦を受ければ受けるほど、彼らは武装し危険になる。
こうした集団の多くはアメリカに存在するが、彼らは宗教によって普通の感覚が麻痺してしまっている。
多くの集団は重武装している。





クリフ・ハイの解釈
今回の地震予測に関して、WebBotプロジェクトのリーダー、クリフ・ハイが彼の解釈を記していた。
異例なことである。以下がそうだ。
12月10日から12日に起こるとされる巨大地震のデータはいまだに具体性に乏しいところがある。
これまでのデータを整理すると以下のようになる。
・第2の地震は最初の地震よりも規模は少し小さいようだ。この地震は、
アメリカ北西太平洋岸(ワシントン州、オレゴン州、カロフォル州北部)のような森林が多く雨量の多い地域で起こると思われる。
この地震は、建物よりも道路や交通システム、そして電力システムに多くの被害をもたらす。
・最初の地震には強い余震が5回ある。この地震は「金融」と関係があるが、
次の地震は「中止された結婚式」と関係がある。
・二つの地震は双子の地震として見られるようになる。
第二の地震は最初の地震の3日後に起こる。二つの地震はそれぞれの地理的に反対側の地域で起こる。
WebBotプロジェクトは以下の3つのシナリオで地震は発生すると考える。
シナリオ1:相互に反対の緯度の地域で起こる。
最初の地震はパキスタンかイランで発生する。その規模は半径1000マイルにおよぶ。
そして第二の地震は、ちょうどその反対側にあたるカナダのブリテッシュコロンビア州か、
南アラスカの火山地帯で発生する。
シナリオ2:相互に反対の半球の地域で起こる。
最初の地震は北半球の中国、そして次の地震はその反対側にあたる南半球のチリ南部で起こる。
両地域とも緯度32度から36度の範囲である。
シナリオ3:相互に同じ半球の反対側の経度で起こる。
最初の地震はワシントン州やオレゴン州沿岸のアメリカ北西海岸で発生し、
次の地震はチリで起こる。または、最初は中国、そして次はインドネシアということも考えられなくはない。
以上
上には様々な日付が出てくるが、なにか本当に起こったとしても指定された日付ぴったりに起こるとは限らない。
おそらく一週間前後の余裕を見たほうがよいように感じる。
11月26日追加
アセンション的なもの?
・興味深いことに、今回の「世界の民衆」のカテゴリーは宇宙関連のキーワードと密接に結びついている。
様々な場所でシンクロニシティーを感じる人間の数がものすごい勢いで増加する。
シンクロニシティーに不快感を覚える人もいるが、反対にこれに喜びを感じる人や、
さらにこれで自分が人生が正しい軌道に入っていると感じる人も多い。
後者の人たちはシンクニシティーとうまく共振し、調和を保とうとするだろう。
・2009年の春以降、シンクロニシティーはより多くの人々に気づかれるようになる。
また、シンクロニシティーに関する驚くべき実験を行っているグループの存在が明らかになる。
さらにこの「シンクロニシティー」というキーワードは「未来の民衆」のカテゴリーとも関係が深い。
・さまざまな地域で、UFOと、恐怖におののいた武装した地元住民との間で衝突が起こるというデータがある。
これはシベリア、ロシア、モンゴル、スコットランド、テキサス、アリゾナ、
チリ、インドネシア、ミャンマー、インドの各地域に及ぶ。
・さらに、かなりの数のNASA職員が悪化する失業率の影響を受けて解雇されるが、
その後彼らの多くは内部告発者となり、NASAが隠蔽していたエイリアンとのコンタクトに関する膨大な記録を公表するようになる。
これは2009年春から夏にかけて起こる。
・2009年には宇宙からの未知にエネルギーの影響による現象を多くの人が経験するようになる。
それは家電製品の機能停止、人工衛星との通信の途絶、軍事設備が不安定になるなどの現象だが、
政府の官僚はそうした現象がなぜ起こるのかもっともらしい説明を与えるが、2009年の春分から秋分になるにしたがって、
彼らが何も知らないことが暴露される。航空機や車両にも影響が出るとのデータもある。また、2009年には少なくとも2度、
宇宙からの未知のエネルギーが関与する現象を直接見ることになる。
・「宇宙からの未知のエネルギー」「エイリアンとの公式には否定されたコンタクト」「宇宙の未知の現象」などの
キーワードの感情価はどんどん高まりつつある。これは2009年5月のなかばから起こり、夏まで続く。
こうしたデータは、2009年以降、新たなUFOビデオの題材にしかならないような
小さな出来事が人類の意識を根本から変えてしまう巨大な事件へと発展するようになることを示している。
この小さな出来事が起こる場所は中東の紛争地域である。
・また、自分の所属するグループから追われる立場の二人の旅行者のような人物が、
エイリアンによって製作された恐ろしく古い二つの機器を発見し、一つを偶然に作動させてしまい、
これが大変な事態を招いてしまうというデータもある。
・「宇宙関連(SpaceGoatFarts)」と呼ばれるカテゴリーには、実際に宇宙に関連したものだけではなく、
他のカテゴリーに分類不能なあらゆる未知の要素が集まるカテゴリーである。
したがって、解読が困難か不可能な要素も多い。もっとも理解しにくいカテゴリーだ。
・12月23日からこの冬にかけて、「ハーモニックウェーブ」と呼ばれる宇宙からの未知のエネルギーが地球に降り注ぐ。
当局は「ハーモニックウェーブ」に反応して何らかの行動をとるが、その行動の真意を隠すための偽装工作を行う。
しかしながら、経済の崩壊とドルの死にともなう混乱(おそらく政府職員の解雇)で、
政府組織の内部から多くの内部告発者が出て、影の政府が構築したエイリアンと軍の施設に関する秘密が暴露される。
・約10万人が「ハーモニックウェーブ」の影響を直接受けることになる。
当局はこれを脅威ととらえ、これに対処するための9つのチームを編成する。
この脅威は9つの丘がある場所で感知される。その動員期間は7日間におよぶ。
・「ハーモニックウェーブ」は「すずめの巣」といわれる場所から照射される。
一方、これを受ける場所は「はとの止まり木」といわれる。
・攻撃は12の方角から行われる。影の勢力は官僚層の自分たちの子分を使い、
これに反撃しようとする。「ハーモニックウェーブ」はショックを引き起こし、
その範囲は500マイルにおよぶ。

ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
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[経済メモ] リーマン・ショック~7つのバブル危機

[経済メモ] リーマン・ショック~7つのバブル危機
2009年地獄の夏に向かって5
2009.1.9
もっと早く更新するつもりだったが思い通りに行かないのが残念だ。なんとか努力したいと思っている。
1月25日の講演会に関して
1月25日に講演会が予定されているが、いくつかメール問いわせのメールをいただいたので、内容に関して少し記したい。
今回の講演会はプロジェクターを使い、19世紀終わりから現代までの経済の歴史を概観しながら、このブログでも何度も取り上げたWebBot予言やコルマンインデックス、さらにリンゼーのカルチュラルサイクル、コンドラチェフサイクル、そしてウーラスティンの長期波動論などを参照しながら、2012年前後に出現する可能性のある新しいシステムについて概観する。同時に、ブログではかき切れなかった膨大な情報があるので、それも公開するつもりである。
関心のあるかたはぜうひどうぞ。
金融危機の全体像
今回は経済の話題から始めたい。いまアメリカで
『世界はカーブしている(World is Curved)』
という本が大ヒットしている。
著者は、いち早く金融バブルの破綻を警告したデイビッド・シュリックだ。
彼は国際的な投資戦略立案の専門家として、多くのヘッジファンドや投資銀行のアドバイザーとして活躍している人物である。
本の推薦文を前FRB議長のグリーンスパン本人が書いていることから、金融資本のインナーサークルに属する人物であると考えられる。
筆者はまだ本は入手していないが、多くのネットラジオのインタビューや書評などから内容の詳細を知ることができた。新聞の書評などによると、著者は「世界でも5本の指にはいる国際投資の戦略家」だという。
シュリックはバーナンキ現FRB議長とも親しく、政府の金融政策立案者とも近い関係にあるという。このためか、本全体はオバマ政権に対する警告と政策提言になっている。
本は現在の金融危機の全体像を俯瞰的に眺めることができる構成になっているようだ。
デイビッド・シュリックは、現在の危機を1つの金融危機として理解すると問題の本質を見失うと主張している。
彼によると現在われわれが経験している危機は、7つのバブルが一つずつはじけている状態であるとして問題のとてつもない深さに警鐘を鳴らしている。それらは次の7つだ。
下の数字は予想損失額を示す。
①サブプライムローン関連バブル
(1.5兆ドル 150兆円)
②新興国市場のバブル
(5兆ドル 500兆円)
③クレジットカードバブル
(2.5兆ドル 250兆円)
④商品先物バブル
(9兆ドル 900兆円)
⑤商業不動産バブル
(25兆ドル 2500兆円)
⑥外国為替デリバティブバブル
(56兆ドル 5600兆円)
⑦CDSバブル
(58兆ドル 5800兆円)
これらすべてのバブルが崩壊の危機にあるわけだが、すべてのバブルが破綻したわけではない。
これまで破綻したか、または破綻しつつあるのは①、②、④である。
その他のバブルはこれから破綻するだろうというのがシュレックの観測だ。
もしそうなった場合、破綻の損失総額は、かなり少なく見積もっても200兆ドル(2京円)に達するはずだという。
実際の損失額は破綻してみないと分からない部分が多いので、上の概算よりも膨れ上がる可能性がある。
しなしながら、昨年5月にIMFが発表した数値ではデリバティブの総額が大きく膨らんだため、6京円弱であろうとさえいわれている。金額には様々な算定方法があるが、シュリックが記載している金額よりも、こちらのほうが正確かもしれない。
いずれにせよ、2京円から6京円という数字はわれわれの想像を越える。
すべての国のGDPの合計は50兆ドル(5000兆円)、またすべての有価証券の時価は100兆ドル(1京円)といわれているので、7つのバブルがすべて崩壊したと想定すると、全世界の実質的な価値を500兆円から1500兆円ほど上回っていることになる。
バブルの破綻を処理して金融システムを元の状態にもどすためには、少なくとも運用金額の2・5パーセントの資金投入が必要だといわれている。2京円の2・5パーセントは500兆円、6京円では2000兆円だ。すでにこの段階で全世界のGDPの10パーセントから40パーセントに相当する規模になっている。ということは、今回の危機はあまりに規模が大きく、各国政府が個別的に対応できるレベルをすでにはるかに越えているということだ。
ちなみにバブル破綻後の日本でも、巨額の公的資金が金融機関投入されたが、その額は当時の日本のGDPの10パーセント程度であったといわれている。これで金融機関の貸し渋りは次第に緩和され、日本経済は最悪期を脱することができた。しかし、その効果が実際に現われには失われた10年という忌まわしい時期を通過しなければならなかった。
しかし、破綻処理にかかる金額が世界のGDPの10パーセントから40パーセントに相当するということは、どの政府もこのままでは手を打ちようがないという。
事実、昨年の金融安定化法の可決以後、アメリカ政府および連銀は、合わせて76兆円もの資金を金融機関に資金を投入している。だが金融機関相互の銀行間短期融資はいうにおよばず、一般企業に対する貸し渋りは収まる気配はいっさいない。
金融機関はこれからはじけるバブルによる損失を懸念して、政府が投入した公的資金を自らが生き残るための緊急資金として内部留保してしまい、市場には流していないことが原因だ。シュリックによると、アメリカでは通常金融機関が保持する現金は3000万ドルから7000万ドルくらいが平均的だそうだが、今回は3000億ドルという途方もない額を内部留保してしまっているという。
ということは、バブルの底が見え損失額の評価が確定しない限り、どんなに公的資金を投入しても銀行の貸し渋りは収まることはないと考えるほかない。
しかしシュリックは、さらにこれに8番目のバブルの崩壊が加わるはずだという。それは米国債バブルの崩壊だ。これが加わると、これまでの経済政策では本当に手の打ちようがなくなるだろうという。
次は破綻するのはどのバブルか?
では次に破綻するのはどのバブルなのだろうか?シュリックの本では特に説明がないが、ジョージ・セレンテを始め、ネットラジオに出演している多くのエコノミストや投資コンサルタントなどの話を総合すると、次に破綻するのは商業不動産バブルであろうという。
商業不動産バブルのメカニズム
景気が比較的に好調だった一昨年くらいまで、アメリカの実体経済も拡大基調だったので、オフィスビルや商業施設に対する需要も強く、このため商業不動産の価格は高騰していた。
価格の高騰はさらなる高騰を当て込んだ投資を呼び込んだが、こうした投資を加速させたのが所得税だろうという。不動産業者や開発業者が高額な所得税の支払いを免れる目的で、投資で得た利益のすべてを再投資に回したことで加速した。こうした過剰投資で価格はさらに高騰するが、それはまた投資を呼び込み、そこから得られた利益の全額が所得税の支払いを逃れる目的でまた再投資されるという具合に、過剰投資はスパイラル型に加速していったという。
ところが昨年半ばから金融破綻が実体経済に波及し、消費が極度に落ち込むと、これまで商業施設を借りていた大手量販チェーンや地元企業の倒産が相次ぎ、商業用不動産の需要は激減した。
金融破綻で貸し出しに疑心暗鬼になった金融機の徹底した貸し渋りが、これをさらに加速させたのは言うまでもない。
いま価格は大きく下落してはいるが、不動産業者の多くが価格の暴落を恐れ所有する物件を売りに出していないため、いまのところ暴落はぎりぎりのところで免れているという。
しかしながら、実体経済の悪化に伴う商業不動産需要の激減から不動産業者の倒産が相次ぎ、所有物件のパニック売りが発生するのは時間の問題と見られている。
そしてパニック売りによる不動産価格の暴落はさらに多くの業者を破綻させるため、業者にかけられているCDS(倒産保険)の支払い請求が金融機関に殺到し、次のCDSバブルの崩壊の引き金になるのではないかと懸念されている。
さて、どうなるであろうか?
主要銀行の一時的国有化
こうしたバブルの破綻の連鎖をストップするためには、シュリックは、ほとんどの主要銀行を一時的に国有化し、不良債権を政府が買い取って貸し渋りを緩和させ、国内産業に再度融資が行われる状態を作らなければならないのではないかという。
だが、こうした政府介入は一時的な処置に限定しないと大変なことになるという。
国家資本主義の台頭とブロック経済圏の成立
一時的な国有化による不良債権の処理という手法はバブルの破綻期に日本でも実施された政策である。確かに効果はある。
だが、ほっておくと金融機関は、手持ちの資金を国外の利率の高い物件に投資してしまい、国内資本に投資するとは限らない。実体経済を活性化するためには、国内資本に確実に融資と投資が行われるシステムを作らなければない。
そのためには、国外へ投資が逃げて行かないように、投資を強く規制しなければならなくなるはずだという。
現在、どの国の金融機関も莫大な不良資産を抱え苦しい状態にある。
したがって、金融機関の国有化はアメリカだけの問題ではなく、すべての先進国が採用する可能性のある政策である。
しかしながら、多くの国が投資のこうした国外規制を強化するようになると、グローバルな金融市場そのものが消滅し、投資は国内か、その国と協力関係にある同じブロック経済圏の地域に限定されてくるのではないかいう。
第二次世界大戦前夜に近くなる
シュリックは、このような保護主義的な状態に世界が陥ることは何としてでも回避しなければならないという。
なぜなら全世界がブロック経済化し、経済圏相互の衝突から戦争へと発展していった第二次大戦前夜と酷似してくるからである。
これを避けるためには、金融機関が国有化された場合、高度な外科手術を施すようにもっとも問題の多い不良債権だけを除去し、その後ただちに元の状態に戻ささなければならないという。そのバランスがものすごく重要だという。
これはオバマ政権に向けた政策提言でもあるので、オバマ政権が将来的に主要金融機関の国有化に乗り出さざるを得なくなることをいわば先取りしたものだとも読むことができる。
だが実際の歴史の動きはどうであろうか?
そのような絶妙なバランスがとれるのだろうか?
むしろ、歴史の繰り返しへと向かっているのではないだろうか?

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イスラエルのがザ侵攻とWebBot予言
2009.1.9
現在、次のALTA1109が背信されている。
1月中に「予言解説書③」を出すつもりだ。もう少しお待ちいただきたい。
ところで、本日イスラエルが一方的に停戦したが、停戦はハマスのロケット攻撃でやぶられ、イスラエルによる空爆が再開されてしまった。
WebBot予言には「イスラエルの過ち」というキーワードが存在しており、これまで以下のように記述されていた。
ALTA909パート5 12月7日配信
・イスラエルが間違いを犯すというキーワードが存在していたが、同じキーワードはまだ存在している。
ただし、それは単一の事件を示すものではないらしく、複数の複合的な事件を示すキーワードへと変化している。
・2009年2月初旬の寒い日の深夜、イスラエルの防衛システムが問題を起こし、これによってイスラエルは正常な判断ができない状態に陥るため、間違って早まって反応してしまいイランを攻撃する。
ALTA709 8月16日の記事
イスラエルの過ちに関して
・イスラエルは「恐怖」の基づき「馬鹿な」で「残虐な」「間違い」を犯すことになる。
・この攻撃はイスラエルの計画通りには進まず、いくつかの「決定的な間違い」を犯す。
その結果、イスラエルは「何世代もの間」「呪われた部族」とされてしまうだろう。
・他の国の「国民」も「死の雨」と「死の風」の犠牲となるだろう。
その規模の大きさと「むごたらしさ」を見て、「イスラエル政府」は初めてその悲惨さを「自覚」するようになる。
・多くの「無垢の市民」の死はイスラエルの「傲慢さ」の原因がある。
・この戦争の結果、原油価格は「500ドル」まで高騰し、「ドルの死」とともに「世界経済」は「破滅」する。
・これの結果に世界の「市民」は
「怒り」、
「イスラエルとのあらゆる関係」が切断され、また
「イスラエル」と名前のつくものはすべてボイコットされる
ようになる。
これに続き、1月3日からALTA1109の配信が始まったが、そこには以下のようにある。
ALTA1109パートゼロ 1月3日配信
・「イスラエルの過ち」というキーワードは南アメリカの国々、特にブラジル、アルゼンチン、パラグアイとの関係を大きく変化させてしまう。これらの国々は「欠乏の発生」「移動の制限」のキーワードと強く結び付いているため、まずこれらの国々がイスラエルのボイコット運動を始めるのだろうと思われる。
・イスラエルの過ちは、イスラエル軍が敗退し、イスラエル社会が大きなショックを受けることと結び付いている。
・南アメリカ諸国のイスラエルボイコットが起点となって、イスラエルは戦争を拡大する。だがこの戦争にイスラエルは敗退し、イスラエル軍は削減をよぎなくさせられる。この一連の出来事はすべて「イスラエルの過ち」というキーワードの内容である。
このようなWebBot予言を証明するかのように、1月15日には以下のような発表があった。
「イスラエルとの断交を表明 南米ボリビアの大統領 
2009.1.15 08:36
南米ボリビアの反米左派、モラレス大統領は14日、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ侵攻に抗議し、イスラエルと断交すると表明した。大統領府で行った外交団への演説で語った。ロイター通信が報じた。
南米では、ボリビアと友好関係にある反米のベネズエラのチャベス政権が今月初め、侵攻に抗議して同国駐在のイスラエル大使らを国外追放している。(共同)」
国名は異なっていたが、これは的中しているとみることができるのではないかと思う。
1月6日、クリフ・ハイはレンスドットコムに出演し、「イスラエルの過ち」に関して以下のように述べた。
「おそらく南米から始まるイスラエルの大ボイコット運動は、全世界に拡大する。その結果、イスラエルは完全に孤立するだろう。そして3月21日くらいをメドにイスラエルはさらなる過ちを犯す。」
本日、クリフ・ハイはあるネットラジオに出演した。
内容はALTA1109パート1の概要である。
これは次に書く。
また、「Coast to Coast AM」に元スイス陸軍の将校で、その後は大手投資銀行のマネージャーとなり、現在は占星術師でサイキックの
マイケル・シンクレア
という人物を知った。
インタビューの内容が実におもしろかったので、ネットテレビの「プロジェクトキャメロット」で長時間のインタビュー番組を見たところ、そのメッセージの深さと近未来の予言には愕然とさせられた。
改めてしらべてみてが、ヨーロッパでは相当に有名な人物であった。
これから各国で台頭する国家資本主義の向かう方向はすでにはっきりしているようである。

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ヤス: これから起こる可能性のあること(2008)~2008年リーマンショック


これから起こる可能性のあること
2008年8月26日
2008年9月20日
2008年10月11日
■リーマンの経営破綻とAIGの救済
フレディーマックとファニーメイの政府系住宅金融機関の破綻がいよいよ避けられなくなり、FRBが約20兆円に上る公的資金の投入を決定してからというもの、海外でも日本でもネットは金融メルトダウンと米国経済破綻を予告する情報があふれている。
今回のリーマン・ブラザースの経営破綻、及び大手保険会社、AIGの9兆円に上る公的融資投入のニュースは、金融のメルトダウンが本格化し、米国経済破綻の 過程が加速しているとの印象を与えている。これは、かねてからラビ・バトらーなど多くの予言者が予告していた「資本主義崩壊」の過程がぃよいよ始まったの ではないかと考える人も多い。
もちろん、リーマン・ブラザースのような巨大金融機関の経営破綻が、他の金融機関の連鎖倒産へとつながり、金融システム全体の機能停止とメルトダウンにいたる可能性はないとはいえない。
しかしながら、金融メルトダウンが現実的な事態として考えられるのかといえば、いまのところそのような可能性は低いのではないか考えられる。
■何度も繰り返された金融破綻
資本主義経済は、過去に何度も金融破綻や金融メルトダウンという表現に近い経験をしてきている。むしろ資本主義経済にとって金融破綻は、過剰となった資本を整理し、新たな体制で成長軌道に乗るために必要なプロセス、すなわち「創造的な破壊」であるともいわれている。
したがって、資本主義の歴史では金融破綻は決して珍しいことではなく、ましてや金融破綻が資本主儀というシステムそのものの崩壊に結び付くものではない。
バブルの崩壊から大量の不良債権ができてしまい、これの圧力による貸渋りしなどによって著しく成長が鈍化したバブル期以降の日本では、一時期、金融機関の破 綻処理を一気にやり不良債権を処理することが経済を回復させる唯一の方法だともいわれたが、このような理解も「創造的破壊」の考え方に依拠したものであ る。
なので、資本主義経済にとって金融破綻は新陳代謝のひとつであり、それは何度も繰り返されてきた。比較的最近では1929年の「暗黒の木曜日」に端を発する「大恐慌」、そして1987年の貯蓄信用貸し付け機関の破綻から始まった「ブラックマンデー」である。
過去の金融破綻に共通した特徴
このように、金融破綻は過去何度も繰り返されてきたわけだが、そこには共通した特徴が存在するといわれている。それは、株のパニック売りによる相場の暴落である。
相場の暴落は経営基盤の弱くなっている企業を直撃し、連鎖倒産へと追い込むが、それだけではなく、損の拡大を回避しようとして、投資家は、債権、不動産など さまざまな分野から一気に投資を引き上げてしまうので、これによって実態経済全体の収縮が起こるのである。以下の図式である。
「株や債権のパニック売り」→「企業の資金繰りの悪化」→「連鎖倒産」→「各分野からの投資の引き上げ」→「実体経済の収縮」
1929年の「暗黒の木曜日」はこれに典型であったが、1987年の「ブラックマンデー」では、経営破綻しつつあった金融機関にFRBによる公的資金の投入による救済が行われ、実体経済への拡大は回避された。ぎりぎりで金融破綻は回避されたのである。
ではリーマンの破綻は?
では今回のリーマンの経営破綻はどうなのだろうか?結論から言えばパニック売りは発生しなかった。リーマンの破綻発表の一日はさすがに下げたが、AIGの救済策が発表されるとダウは値を戻した。最終的には思ったほどの下落はなかったのである。
さらに、昨日は大きく下げたが、本日は、FRBの不良債権買い取り機構に対する期待もあり、ダウは大きく反発し410ドルも上がった。
ま た、FRBが各国の中央銀行に巨額のドルを散布することでいわゆる流動性の危機といわれる状況も回避された。金融機関は、日々の決済に必要な資金を短期の 融資で互いに融通しあうことで円滑なビジネスを維持しているが、金融機関の経営破綻の懸念が高まるにつれ、こうした短期融資に応じにくくなってくる。経営 破綻してしまい、融資した金が返済されない可能性があるからである。短期融資を得られない金融機関は決済に困り、そのまま破綻するしかなくなる。FRBの ドル散布は、大量のドルを金融機関に供給することで、こうした破綻を回避したのである。
市場のこうした展開やFRBの政策をみると、やは りパニックは発生していないとみたほうが妥当なようだ。したがっていまわれわれが経験していることは、過去何度も繰り返された金融破綻に近いものではある が、その性格は1929年の「大恐慌」のようなパニック型の恐慌とは根本的に異なっているといえそうである。
ましてや、資本主義の崩壊の始まりとなるような「資本主義の体制的な危機」とは程遠いように思う。
ストラトフォーなどのシンクタンクの評価
この辺の分析にやはり定評があるのがストラトフォーなのではないかと思う。数本の記事の内容を以下に簡単にまとめる。あまりに楽観的な見通しと考える読者の方が多いのではないかと思うが、ぜひ一読願いたい。
・金融機関、金融システム、実体経済の三者は分けて考えなければならない。
・基本的にいま起こっていることは、個々の金融機関の破綻であり、金融システムそのものや実体経済をも破綻させるような影響力はもってはない。
・また今回は、パニック売りによる相場の暴落も発生しなかったので、金融システムや実体経済に対する影響も思ったほどには大きくはないはずだ。
・米国の実体経済は、住宅価格の低迷や失業率の上昇などで明らかに減速し、将来はリセッションに突入する可能性が高いが、思った以上に堅調で持ちこたえている。直近のリセッションは7年前だから、そろそろリセッションが起こってもよい時期だ。
・最近では米国は、1991年と2001年に金融収縮を伴う企業破綻を経験したが、今回はせいぜい2001年のドットコムバブルがはじけたときと同じくらいの程度のものだろう。
・2000年後半から2001年には、ワールドコム、エンロンなど名だたる世界企業の倒産が相次いだが、今回のリーマンの破綻も、過去に何度も発生した「創造的破壊」と同じようなものだ。
・金融システムは再編され、新たな循環がまた始まる。
これはあまりに楽観的な見方で現実を反映していないのではないかと考えることもできるだろう。
例えば、ストラトフォーなどはデリバティブの一形態である「CDS」の危険性については言及していない。いま連鎖倒産が起こるとすれば、それはCDSを経由してであろうと考えられている。
■CDSとは?
CDSは「クレジット・デフォルト・スワップ」といわれるデリバティブ(金融派生商品)のひとつである。これがどういうものかウィキペディアを引用して解説する。
仕組み
2者間(買い手と売り手)の間で結ばれた次のような契約である。買い手が企業A(参照企業という)への貸付債権や社債を持っている場合などを想定するとわかりやすい。
・ 買い手は売り手に定期的にプレミアム(保険料)を支払う。
・売り手は企業Aがデフォルトした際に、あらかじめ決められたルールに従いその買い手の損失を補償する。
企業Aに対して貸付債権などを持っている銀行がCDSを購入することにより、貸倒れのリスクをヘッジすることが可能となる。
要するにCDSとは、保険会社ではなく、銀行や証券会社が発行する、債権の保険のことである。CDSの購入者は、債権の支払者が破綻した場合、損失の補填をCDSの発行者から受けることができる。
CDSはそれ自体が金融商品として証券化され、市場で取引される。
リーマンのCDSと金融機関の連鎖倒産
どの投資銀行にとっても債権の発行は資金を調達する重要な手段である。リーマンも莫大な債権を発行していた。当然、それに対応するだけの巨額なCDSも発行されている。
ということは、リーマンの破綻は、リーマンの債権者が損失を補填しようとCDSの支払いを、これを発行した銀行や証券会社に請求してくることを意味する。
これは莫大な額に及ぶ。その支払いに応じられない金融機関は破綻し、倒産が連鎖する可能性がある。金融機関の連鎖倒産は金融システム全体を麻痺させ、実体経済を巻き込んで行く。以下の図式である。
「リーマンの破綻」→「巨額のCDSの支払い請求の殺到」→「金融機関の連鎖倒産」→「金融システムのメルトダウン」→「実体経済の凋落」
これが近い将来起こる可能性
では、このような連鎖倒産から金融のメルトダウンにぃたる可能性はあるのだろうか?海外でも日本でも、これが近い将来起こる可能性を指摘しているサイトは多い。
CDSによる連鎖倒産の可能性は低い
CDSは、危険度が高まれば数値が上昇し、危険度が低くなれば下がるが、確かに昨日は、CDSの数値は史上最高値を記録し、CDSの支払い請求集中による連鎖倒産が近いことをによわせた。
しかしながら本日になると、米国政府の不良債権買い取り機構の設立へと向かう動きが報じられるにおよび、CDSの数値は大きく下げ、もとの水準に近くなった。
さらに、リーマンの破綻はすでに半年前から懸念されており、投資銀行ではリーマンのCDSは放出されており、実際の保有高はたいしたことはないともいわれている。
また、リーマンの破綻が決定された時期には、リーマンの債権がらみのCDSの多くはすでに保証期間が切れており、もともとCDSの実質的な額はさほど大きくはないともいう。
したがって、リーマンのCDSが引き金となる金融機関の破綻の可能性は少ないだろうという。
■金融業界の再編成
一般に懸念されている金融機関の連鎖倒産が起こらないとすれば、それでは実際は何が起こっているのだろうか?
それは、グローバル経済の花形であった投資銀行の生き残りをかけたサバイバルというかたちで、金融業界全体の再編成が急ピッチで進んでいるということだ。大 手商業銀行バンク・オブ・アメリカが投資銀行メリルリンチの救済合併を発表したばかりだが、そのサバイバルは、他の金融機関への身売りという形で行われて いる。
「モルガン・スタンレーは多くの金融機関に対し交渉の窓口を開いている。交渉相手としては中国やシンガポールの政府系ファンド (SWF)も含まれる。また関係者の話によると、米商業銀行大手ワコビアや英HSBC、ドイツ銀行との交渉も行われているという。英国では英銀大手ロイズ TSBが住宅融資最大手の大手英銀HBOSを122億ポンド(約2兆3千億円)で救済合併することで合意した。米西岸を中心に広まる大手銀ワシントン・ ミューチュアルはゴールドマン・サックス、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェースや英HSBCに対して売却交渉中であると報じられている。」
商業銀行が全面に出た金融機関の再編成
この再編で重要な役割を果たしているのは、これまであまり表舞台には出てこなかった商業銀行である。
投資銀行は、顧客企業の資本市場からの資金調達をサポートしたり、合併や買収などの財務戦略でのアドバイスを行い、個人向け業務は行わないのに対し、
商業銀行は、個人を含む顧客から預金を集め、それを企業に融資することで利子を得る金融機関である。両者はどちらも「銀行」と呼ばれているが、その業務内容は大きく異なっている。企業の正常な業務から利益を得る商業銀行のほうが利益率は断然小さいのが特徴だ。
メリルリンチを救済合併したバンク・オブ・アメリカも、モルガン・スタンレーの見売り先として交渉中のワコビアや英HSBC、さらにワシントン・ミューチュアルの売却先として検討されているウェルズ・ファーゴもすべて商業銀行である。
あ らかたの投資銀行は商業銀行に売却され、金融業界における、これまで巨大であった投資銀行の役割も、ヘッジファンドとともにはるかに小さいものとなる可能 性が大きい。これに伴い、これまで世界経済の成長を支えてきた、グローバルな資本移動に基づく経済成長モデルが破綻し、これとはまったく異なるモデルに移行する可能性が大きくなったように思う。
グローバル経済モデル
1995年以降、世界経済は、ドルを基軸通貨とし、資本の国際的な移動の自由に基づく市場原理主義的な成長モデルが牽引していた。
以前の記事にも詳しく書いたが、このモデルは、米国を市場として海外に解放し、米国が無制限に購入した商品の代金を基軸通貨であるドルで支払うことで成立した。
いっぽう、米国に商品を輸出した各国は、自国通貨が高くなることを恐れ、受け取ったドルを自国通貨に変換せず、そのままドル建てで米国に再投資してやるほかな くなる。米国はこのドルの還流をいっそう確実なものとするため、政策金利をどの国よりも高く設定しておけばよい。するとドルはいつでも米国に還流して、米 国経済を下支えしたのである。以下の図式だ。
「基軸通貨ドルによる輸入代金の支払い」→「自国通貨が高くなることを恐れた各国のドル建て投資の還流」→「還流したドルによる米国経済の下支え(国債、債権などあらゆる金融商品の購入)」
さらに、このように還流したドルのかなりの部分は、へッジファンドや投資銀行を経由して、世界へと再投資されていった。以下の図式である。
「基軸通貨ドルによる輸入代金の支払い」→「自国通貨が高くなることを恐れた各国のドル建て投資の還流」→「へッジファンドや投資銀行を介した世界への再投資」
この巨額な再投資を自国に呼び込むことに成功した中国のような国は高い経済成長率を達成し、それに失敗した日本のような国は伸び悩むというのがグローバル経済モデルがもたらした結果であった。
・そのためには、まだ発見が公表されていない二つの巨大油田、一つはインドネシア、もう一つはロシア北方の新規開発の油田の掘削で対応する。これらろ油田は莫大な供給量がある。
へッジファンドや投資銀行による投資を引き付けるためには、彼らのルール、すなわち1)株主中心主義(利益絶対主義)、2)財務内容の透明性、3)グローバル な会計基準など、要するに彼らの儲けが絶対的に保証される仕組みにルールを変更しなくてはならなかった。このルールの変更が、1)福利厚生の徹底的な削 減、2)人件費の削減を目標とした過度なリストラなどを生み、伝統的に先進国の社会的な安定性の基礎となっていた中産階級を解体に追い込んだ。以下の図式 である。
「へッジファンドや投資銀行を介した世界への再投資」→「投資を引き付けるための利益絶対主義のルールの適用」→「過度なリストラと人件費削減による中産階級の解体」→「格差の拡大」
この結果、周知のように、分厚い中産階級によって支えられていた先進国の社会は、ほんの一部の勝ち組と大多数の負け組に分離し、新たな社会不安を作り出した。
これがグローバル経済成長モデルの概要である。
崩壊するグローバル経済成長モデル
しかしながら、今回のリーマンを始め、多くの投資銀行やへッジファンドの破綻とその商業銀行による再編が表していることは、このモデルの担い手が消滅しつつあるということなのだ。
したがって、こうした金融機関が経済成長の牽引役を果たすことはもはやありえないだろう。ならば、へッジファンドや投資銀行を引き付けるための「ルール変 更」や「構造改革」なるものも、ほとんど意味を失うことになる。要するに、海外からの投資は経済成長の牽引力とはもはやなり得なくなりつつあるということ なのだ。
新たなモデル登場、一国資本主義の内包的発展モデル
では、これまでのグローバル経済成長モデルが崩壊したあとでもそれなりの経済成長が実現できるとすればそれはどのようなモデルなのだろうか?
まだ確実にはいえないが、おそらくそれは「一国資本主義型」の「内包的発展モデル」なのではないかと思う。
このモデルは、かつての日本の高度経済成長を支えた「ジャパンモデル」に近いモデルだ。それは、ほとんど外部の投資には依存せず、国家の公共投資が誘引する設備投資によって成長を達成するものである。以下の図式だ。
「国債や通貨の発行による財源確保」→「政府による巨額な公共投資」→「政府が後押しする巨大金融機関による長期融資の提供」→「民間の巨大な設備投資」→「雇用の拡大効果と賃金の上昇」→「国内需要の増大」→「企業の利潤率の上昇とさらなる設備投資」→「好景気の循環」
グローバル経済成長モデルの破綻後には、このモデルしか選択肢が残されていないのかもしれない。
一国資本主義型内包的発展モデルの勝ち組と負け組
このモデルにも適用に成功して発展する国(勝ち組)とそうではない国(負け組)があることは間違いない。だがそれは、グローバル経済成長モデルの勝ち組と負け組とは根本的に異なるはずだ。
グローバル経済成長モデルの勝ち組はヘッジファンドや投資銀行を引き付けることに成功した国であった。それに対し、一国資本主義型モデルでは、1)経済に対する強いコントロール権をもつ強力な政府、2)長期的な設備投資に融資できる強大な商業銀行、3)欠乏しつつある資源とエネルギー、および食料を確実に確 保できる政策とシステム、の3つがもっとも重要な条件となろう。
特に3)は重要である。一国資本主義型モデルは1940年代の後半から 70年代初頭まで(日本では80年代の終わりまで)支配的だったが、この当時は、二度のオイルショックはあったものの、資源とエネルギー、そして食料はほとんど無制限に手に入った。市場で購入すればよかったのである。
だが、現代はこれと状況はまったく異なる。環境異変も手伝い、資源とエネ ルギーや食料は確実に欠乏してきており、市場に依存していては、これらの戦略物資の安定的な確保はできにくくなりつつある。安定的に確保するためには、ロ シアや中国のような長期的な国家戦略がどうしても必要になるだろう。
すると、どのような国家が勝ち組になるのかがおぼろげながらはっきりしてこよう。それは、資源やエネルギー、そして食料の自給ができ、なおかつ強力な権限をもつ政府や政府系金融機関を有するような国家だろう。
もしかすると製造業、農業と商業銀行の時代
このような流れからみると、投資銀行やヘッジファンドの淘汰と消滅を含む今回の金融大再編は、巨大商業銀行の台頭へと道を開くことになるかもしれない。
さ らに、以前の記事にも書いたように、資源・エネルギー価格の高騰は輸送費の急速な高騰をもたらす。このため、中国などの新興国の製品は割高となり、自国の で生産した製品のほうが安くなるという逆転現象が起こる。この結果、新興国との競争に負け、一度壊滅した製造業や農業が再建される可能性が出てくる。
これらの国内産業を発展させるには、融資でそれを強力に後押しできる商業銀行が必要となる。当然、まだはっきりとはしていないが、今回の金融大再編は、次のモデルの中核となるこうした巨大商業銀行の出現を準備する可能性がある。
■急速に進む多極化
では、このような一国資本主義型内包的発展モデルに基づく強力な国家が作る次の世界経済はどのようなシステムとなるのであろうか?
もはやその答えは明らかであろう。それは、強力な国家群が支配する多極的なシステムである。
ただそれは単一の国家ではない。資源・エネルギー・食料が欠乏し、その安定的な供給を市場に頼れないとするならば、それは1)比較的に広いサバイバル圏をも ち自前で供給するか、2)サバイバル圏の形成に成功した国家との政治的な関係を深め、そうした国家から供給してもらうかのいずれかが必要になる。したがっ て、それは地域の覇権国家を中核に形成される「地域国家連合」であろう。
このように考えると、今回の金融危機は、随所でいわれているような「金融メルトダウン」や「金融崩壊」のような、金融システムの崩壊や、ましてや経済そのも のの崩壊を示す危機、つまり社会を支えている基本的なシステムの崩壊を表す現象ではまったくない。なので、いまの金融危機が、われわれに自給自足生活を強 いることになるようなことになるとは考えられない。
そうではなく、今回の危機は、世界経済の発展モデルの変更によるあらたな世界経済システム形成へと向けた動きだと解釈したほうが妥当だろう。
■グローバル経済モデルから一国資本主義内包的発展モデルへ
いま、1995年以来世界経済を牽引してきたグローバル経済の成長モデルが崩壊し、新たな一国資本主義内包的発展モデルへと移行しつつあることは先に記事に書いた。
だが、問題なのは、そのような移行がいま起こりつつあるとしても、その移行が大きな混乱やパニックがなく比較的にスムーズに行われるのか、それとも金融システムの崩壊のような激烈なパニックを伴うのかということである。
すなわち、不況下でなしくづしてきに行われる転換なのか、それとも1929年のような恐慌を伴うものなのかということだ。
住宅ローンの最大手の商業銀行、ワシントン・ミーチュアルの破綻が確定し、大手の商業銀行JPモルガン・チェースに買収されることが決定した。ワシントン・ミューチュアルの総資産は33兆ドルといわれ、米国史上最大の破綻だろいわれている。
投資銀行から始まった金融危機が、預金で運営されている商業銀行にまで確実に広がりつつあることが明らかになった。
だが、だからといってこの危機が恐慌の始まりであると断定するには少し早い。恐慌と不況とでは似ているようであっても、両者は根本的に異なっているからである。
これは恐慌なのか?それとも不況なのか?
不況と恐慌は根本的に異なる事態である。以下のような違いがある。
不況(リセッション)
資本主義はほぼ10年周期で好況と不況を循環的に繰り返す性質がある。好況期には投資や雇用が伸び、それによる国内需要も伸びるが、不況期には金融が収縮し投資も雇用も大きく沈滞するため、国内需要も伸び悩む。成長はマイナスに転じる。
2001年のドットコムバブル(ITバブル)の崩壊や1991年の第一次湾岸戦争直後に不況に突入している。すでに2001年の最後の不況から7年たっているので、不況に突入してもおかしくない時期だと考えられている。
恐慌(パニック)
相場の暴落や金融システムの崩壊や機能停止などのパニック型の混乱が発生し、それに伴う実体経済の急速な収縮が発生する。循環的に発生する事態ではないため、歴史的な事例は比較的に限られている。20世紀では1907年の恐慌、および1929年から始まった大恐慌がある。
要するに両者の違いは、不況が循環的に発生し、相場の暴落や金融システムそのものの機能停止は伴わないのに対し、恐慌はこうした激烈なパニックがすべて発生し、実体経済の急速な収縮を引き起こすことにある。
ところで、今回はリーマン・ブラザースが倒産し、ワシントン・ミューチュアル銀行が破綻したわけだが、規模の大きい企業が破綻したからといって、それがそのまま恐慌の発生を意味するわけではないことに注意しなければならない。2001年の不況時にはエンロン、ワールドコム、デジタルエクイップメント(DEC)、プライムコンピュータ、データージェネラルなど、当時のIT産業を担っていた大企業が多数破綻した。
だが、こうした企業の破綻は、金融システムの機能停止や相場の暴落、そして実体経済の急速な収縮などのパニックは発生しなかった。経済はゆっくりと減速し、なし崩し的にマイナス成長へと突入していったのである。
今回のリーマンやワシントン・ミューチュアルの破綻が、パニックを発生させて恐慌の引き金になるのか、または循環的な不況の突入を告げるものなのかは、まだ分からない。いまのところ、パニックは発生していない。
■1929年時点との違い
社会的条件の変化によって、1929年の時点では恐慌を発生させるに十分な出来事でも、2008年では恐慌がかならずしも発生しないことも十分にあり得る。今回のリーマンやワシントン・ミューチュアルの破綻はその好例だろうと思われる。
もしこのくらいの規模の破綻が1929年のような20世紀の初めに起こっていたなら、それは確実にパニックを発生させていた可能性がある。金融機関は相互に短期融資のネットワークで結ばれている。そのため、一つの大規模な金融機関が破綻して融資の返済が止まると、他の金融機関は疑心暗鬼に駆られ短期融資を停止させてしまう。すると、資金繰りに困った金融機関から連鎖的に倒産する結果となる。連鎖倒産は多くの金融機関を巻き込み、その結果、金融システム全体を崩壊させてしまうのである。以下の図式である。
「巨大金融機関の破綻」→「短期融資のネットワークの崩壊」→「金融機関の連鎖倒産」→「金融システムのメルトダウン」
実際、このようなことが1929年に起こった。だが、今回のリーマンやワシントン・ミューチュアルの破綻でこのようなことになるかといえば、かならずしもそうならない可能性が大きい。なぜなら、当時と今では社会的な条件が根本的に異なるからである。
■政府の介入と不介入
経済の法則、つまり商品経済的合理性(資本の論理といってもよい)は、万有引力の法則のような自然法則とはまったく異なっているといわれている。自然法則は人為によって変更することのできない絶対的なものであるのに対し、経済の法則は、少し条件を変えてやると大幅に変更することができるといわれている。
1929年当時と現代でもっとも異なっていることは、政府の経済に対する介入の度合いである。政府が経済に介入すると、政府の政策的な意図に合わせて結果が変更されるのに対し、政府がまったく不介入であれば、商品経済的合理性が貫徹し、経済の法則から予想される結果がもたらされる。1929年当時の政府が経済に対していわば無防備であり、介入するすべがなかったのに対し、現代の政府は経済に強く介入し、危機の発生と広がりを未然に防止できる様々な手段を持っている。この意味で、商品経済的合理性から予想される結果を大きく変更させることが可能なのが、現代の政府の特徴である。
リーマンの破綻が明らかになってから、各金融機関は短期融資に疑心暗鬼になっており、先に指摘した連鎖倒産が発生する恐れがあった。だが、これに対し、米国政府や各国政府は膨大なドル資金を直接金融機関に融資し、短期融資の連鎖が断ち切れて連鎖倒産が起こらないように未然に防止策をとっており、いまのところ成功している。
今の状態をひとことでいえば、本来は商品経済的合理性にのっとり連鎖倒産が起こり、パニックが発生してもおかしくない状況が、資金投入という政府の介入により、回避されているというのが現状だ。
では政府の政策的な介入は万能なのか?
では政府の政策的な介入は万能なのかといえばそうではない。金融機関の破綻の規模があまりに大きく、政府の資金の投入が十分ではない場合、金融機関の短期融資への疑心暗鬼は払拭できず、連鎖倒産は避けられなくなる。政府の資金投入が危機を回避させ、本来は発生してもおかしくない恐慌を、循環的な不況のレベルにソフトランディングさせることができるかどうかは、基本的に投入できる資金の大きさに依存しているといえるだろう。
これは換言するなら、危機の回避は、商品経済的合理性のモメントが勝つのか、それとも政策的関与のモメントによって押さえ込みに成功するのかによって決まってくるということだ。なので、実際の経済は、両モメントが相克する複雑な動きを呈する。今回のリーマンやワシントン・ミューチュアルの破綻からすぐに恐慌の発生を予想することができないのはこのためだ。
■米国政府の再建買取機構
今回、ブッシュ政権は、最大で75兆円の規模で金融機関の保有する不良債権を買い取ることを目標にした買取機構の設立を発表し、法案を議会に提出した。相当に強い反発が議会からあったが、来週早々にも通過する見通しである。それを楽観して、本日のダウは上がっている。75兆円とは巨額だが、これは現在の金融危機を解決するのに十分であるかどうかはまだ分からない。
商品経済的合理性のモメントが勝つか、政策的関与のモメントが勝つか?
では最終的にはどちらのモンメントが勝つといえるのだろうか?もし大手金融機関の破綻の連鎖がリーマンとワシントン・ミューチュアルで止まるなら、政策的関与のモメントが勝つといえるかもしれない。不良債権買取機構の機能によって金融危機は次第に落ち着いてゆくことだろう。
だが、はたしてこれで本当に終わりになるかどうかはまったく分からない。予想外の突発的な出来事によって、いきなり恐慌突入の危機が高まらないとも限らない。
そうした突発的な出来事の予測には、やはり予言も一つの重要なリソースとなる。次に予言を見てみよう。
■金融システム全般のメルトダウン
10月2日、75兆円規模の「金融安定化法案」がやっと米下院を通過し成立する運びとなったが、それにもかかわらず相場の暴落、金融機関の破綻、実体経済の収縮の連鎖は停止せず、それどころかはるかに加速して進行しつつある。
ダウも10月3日の777ドルの下落からさらに下落し、10月9日の終わり値は前日値675ドル安の8579ドルまで下落した。ダウが1万4124ドルの史上最高値を記録した2007年10月6日のちょうど一年前の水準からみると約35%の下落である。
1929年の大恐慌では2日間で23.1%、そして1987年のブッラクマンデーでは4日間で31%下落した。
これらの過去の例から比べると一年で35%の下落はさほど驚くべきものとはみえないかもしれないが、大恐慌時にはその後5年でさらに下がり、株価は29年時の約10分の1にまで下落した。今の相場がこれと同じような経過をたどらないとも限らない。
一方、1987年のブラックマンデーではFRBの巨額の資金投入で危機は回避され、その結果株価は短期間で上昇に転じ、翌年の88年には史上最高値をつけるようになった。今回の危機が政府の迅速な対応によって早期に終結し、再度上昇に転じる可能性も指摘されている。
 
ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-date-200810.html
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リーマンショックに関する予測・予言
■どちらのシナリオになるのか?
大恐慌のシナリオを辿るのか、それともブラックマンデーのシナリオになるのかは今のところ断言できないように思う。しかし、一般的には前者の大恐慌シナリオか、さらにこれを上回る事態になるとする意見が圧倒的に多い。その可能性も十分にあるだろう。
いずれにせよ、どちらのシナリオになるかは現在行われている各国の政府介入が成功するのか、それとも商品経済的合理性(資本の論理)が勝つのかにかかっている。
短期金融市場の収縮
現在の金融危機の基本的な原因が、際限なく拡大した金融資本による無原則な投資システムと、それが作り出した金融派生商品の破綻という、現在のグローバルモデルの破綻にあることはまちがいない。
だが、金融機関の実際の破綻のいわば引き金になっているのは、短期金融市場の収縮である。
短期資金の貸借が行われる銀行間市場(インターバンク・マーケット)である。銀行は日々の業務の決済を行うために相当な資金を準備しておかなければならないが、個々の金融機関で資金の過不足が生じ、支払いが困難になる金融機関も出てくる。このため、資金に余裕がある銀行から資金が不足している銀行へ貸し出しが行なわれ、日々の業務の決済が円滑に行われるよう保証のが銀行間市場である。参加者は銀行に限られ、信頼性も高いため無担保で融資は行われる。
一方、銀行間市場に参入しているどの金融機関もかなり多くのCDSなどの金融派生商品を抱えており、相当に大きな損失を出している。これは、他行が破綻するのではないかとの疑心暗鬼を銀行間に生む。その結果、短期資金の融通が困難になり、運転資金に困った金融機関から連鎖的に倒産するという図式である。
各国政府、中央銀行の介入
このような切迫した状況で、金融機関の連鎖倒産を防ごうと、各国政府と中央銀行はさかんに金融介入を行っている。それは、短期金融市場への膨大な資金投入、銀行のコマーシャルペーパー(社債)の購入などの銀行間市場の支援策のほか、国際的な協調利下げ、預金の政府保証、金融機関合併の仲介などの対策、そしてさらには、破綻した金融機関の国有化などのより積極的な政策に乗り出している。
政策的介入が勝つか、それとも破綻の速度が速いか
いま起こっていることを一言で言えば、各国政府の政策的介入は金融システムの破綻を止めるためにあらゆる処置を取っているが、最終的に政策的介入が勝つのか、それとも金融破綻のスピードが速すぎ、結局政府は破綻を止められないのかが問われているということだろう。それはまさに、政府介入が勝つのか、それとも商品経済的合理性(資本の論理)が勝つのかのレースである。
ECB(EU中央銀行)の資金供給
EU諸国全体の金融システム安定のために設立されたECBは、各国同様短期金融市場に膨大な資金を供給し、銀行間市場を復活し、金融機関の連鎖的破綻を阻止しようとしているが、それが思ったような結果が得られていないという。
それというのも、資金供給を受けたものの金融機関の疑心暗鬼は深く、供給された資金を緊急用の自己資金として保管し、他行に融通していないからだという。
これではせっかくの資金供給もまったく無意味である。これはEUのみならず、米国でも起こっているはずだという。
リーマンのCDSの清算会と連鎖倒産
なぜこれほど金融機関相互の疑心暗鬼が深いのだろうか?それは、金融機関が保有している債権や金融商品にかけられているCDSの清算会が近く行われるからだという。
CDSとは、債権や金融商品を販売した金融機関が破綻した場合、その損失額の保証をうたった保険商品である。CDSを販売した会社は、購買者から毎月保険金を受け取る代わりに、万が一金融機関が破綻したときには損失額を保証しなければならない。
リーマン・ブラザースは先月破綻したわけだが、10月10日(日本時間10月11日)、リーマンが販売した金融商品のCDSに対する清算会が行われることになっている。リーマン経由のCDSがどのくらいの規模に及ぶのかははっきりしていない。だがこの清算会でその規模が明確になるというのだ。
そうなるとこれを保有している債権者は当然支払いを求めてくることから、支払い請求に耐えられずに破綻する金融機関がかならず出てくると見られている。
リーマンの後にはAIGなどの清算会がぞくぞくと控えており、こうした一連の清算会が終わらないうちは金融機関相互の疑心暗鬼も消えることはないといわれている。
いやそれどころか、明日以降、清算会によって支払い請求を求められた金融機関の連鎖倒産が相次ぎ、金融システム全体のメルトダウンが実際に引き起こされる可能性も否定できないかもしれない。
この辺の事情はぜひ「田中宇氏」の記事を読んで欲しい。
主流の意見、追いつかない政府介入と経済破綻
どんどん悪化するこうした情勢をみて、どのメディアでも主流の意見は、「いまの政府の介入では、現在の悪化する経済の速度に対応することはできず、破綻は免れないだろう」というものだ。
ストラトフォー
しかしこうした状況にいたっても一貫して楽観的な姿勢を貫いているのは、このブログでも頻繁に紹介しているストラトフォーである。
ただストラトフォーも、読者からあまりに見通しが楽観的だとして袋だたきにあっているようである。こうした読者の声に答えて、ストラトフォーは経済問題に対する自らの立場を明確にする記事を出した。かなり示唆に富んだ内容なので要約する。
・われわれはあくまで地勢学的立場から経済を理解することである。
・地勢学にとってもっとも重要なのは、与えられた状況で国家が生き残るためにはどのような行動に出るのか予想することである。
・したがって、われわれは経済の法則といわれるものがそれほど国家から独立しているとは思われない。経済の自立性というのは基本的に幻想だと考える。国家は生き残るためにはあらゆることを行うはずだ。
・国家にとって、経済をコントロールすることはさほど難しくない。いままでの歴史が示しているように、経済は国家の経済政策によってしっかりコントロールされてきた。
・したがって問題は、現在の金融破綻は政府の経済政策によってコントロール可能な水準にあるかどうかということである。
・われわれは十分に可能だと考える。1989年には米国で貯蓄貸し付け組合の破綻から金融システムがメルトダウンしそうになったが、このとき政府は債権整理機構を作り不良債権を買い上げることで問題を処理した。
・この時にはGDPの6.5%に上る公的資金が政府によって投入されたが、今回はまだGDPの5%が投入されたにすぎない。まだまだ余裕がある。
・それでも今回の問題は規模が大きすぎ、コントロールは不可能だという意見もあるが、最後の手段としては主要な金融機関を国有化してしまえばいいのである。国の体制は変わるが、国家と社会は生き残る。
・そのための資金がないという議論もあるが、われわれの社会は管理通貨制である。財源がなければ通貨を刷ればよいのである。
・通貨を印刷して財源にするとハイパーインフレがおこり、経済がマヒするという意見もあるが、それは通貨の発行がコントロールできなくなったときの状態である。コントロールすればハイパーインフレは起こらない。
・いずれにせよ、金融機関の国有化も含め、政府の最大の関心は国家のサバイバルである。その点から見ると、今回の問題は国家のサバイバル能力を越えるものではない。問題は管理され得る。
ストタトフォーは以下の地図で「国家の経済管理能力」を色分けして表している。
finance
青   高い経済管理能力を持つ国家
緑   比較的に高い経済管理能力を持つ国家
黄色  経済管理能力が低い国家
赤   ほとんど経済管理能力を持たない国家
白   データが入手できない地域
■金融機関の国有化
こうしたストラトフォーの意見をみると、それなりの合理性があるように思う。ストラトフォーは金融機関の国有化を今回の金融破綻を押さえ込む一つの有効な手段としているが、実はこれに共鳴する意見が一気に増えてきていることも事実だ。
いまPBS(米国公共放送)などの番組をみると、民間のエコノミスト、FRBの元理事、研究機関のエコノミストなどが口をそろえて「国有化」を一つの有力な方法として推奨するようになってきている。
ただ、そうした意見でももっとも得影響力が大きいと思われるのは、政府の介入の徹底的に排除を提唱していた新自由主義者の牙城「ウォールストリート」に掲載されたカリフォルニア大学バークレー校のブラッド・デイロング教授のコラムである。彼は「この金融危機を乗り越えるためには、政府が金融機関を保有する国有化」が唯一の解決策だろうという。このコメントを紹介したアジアタイムスは、「最初に国有化が宣言されるとしたらそれはシティバンクなのではないか」という。
すでにアイスランドなど、国内の主要銀行が破綻し、これを国有化したが、これが世界的な流れになるかもしれない。
グローバル経済モデルから国家資本主義モデルへ
国有化などを伴う政府の経済介入が金融危機を最終的に押さえ込むことに成功するのか、はたしてそれとも、今回の危機がこれまでのあらゆる歴史的な体験を越えており、政府の対応が追いつかず、経済システムの破綻まで拡大するのかはまだ分からない。
しかし、政府によって押さえ込まれるにせよ、また破綻するにせよ、国家と社会が存続する限り、金融・経済のシステムは再構築されることは間違いない。
はっきりしていると思われることは、どちらの方向に進もうが、グローバル経済モデルは完全に終焉し、混乱が収まった後には一国資本主義型内包的発展モデルという、いまとはかなり異なったシステムが現れるのではないかということだ。
このブログでは「一国資本主義型内包的発展モデル」などという、あまりに長い名称を使っていたが、今回からこれを改め「国家資本主義モデル」と呼びたいと思う。
もし今回の金融危機の解決策として「金融機関の国有化」が政策として一般化するならば、それは「国家資本主義モデル」へのシフトを表しているのではないだろうか。
当然、いきなり国有化が発表される前に、公的資金の投入という手法が試みられるだろうが。
米国民の怒り
しかし、これからどのような方向に進にせよ、今回の金融危機と7500億ドルに上る金融安定化法案の通過が米国民に引き起こした激しい怒りは否定しようもない。
CNNやABCなどの主流テレビは米国民のパニックを静める報道を行っているが、ローカルなラジオ局やネットラジオなどを聞くと、米国民の怒りの大きさがよく分かる。
怒りの矛先は先頃議会を通過した「金融安定化法案」である。「なぜ国民税金を投入して好き勝手にやってきた金持ちを救わなければならないのか?」、「われわれを苦しめている詐欺的な金融システムの番人をなんで国民が救わなければならないのか?」など心情的なものが多い。
だが、そうした意見の中には、米国民の心を捉える事に成功したプロのエコノミストの意見もある。
キャサリン・オースティン・フィッツ
キャサリン・オースティン・フィッツは、1989年、第一次ブッシュ政権の住宅都市開発省副長官で、大手投資銀行ディロン・リードの取締役であった人物である。現在は投資コンサルタント会社、「ソラリ」のCEOである。
彼女は、金融業界の内部を深く知る立場にいるにもかかわらず、金融業界と中央政界の癒着を告発し、命を狙われた人物である。ウォールストリートを去った後、国民のエコノミストを標榜し、あらゆるメディアに出演して現在の金融危機の背後で何が起こっているのか解説している。「Coast to Coast AM」では常連である。
■フィッツの反論
他のエコノミストとともに、フィッツは今回の金融安定化法案に強く反対する論陣をはり、多くの米国民の心を捉えた。以下が彼女の意見である。
・今回の金融危機の原因の一つはデリバティブ(金融派生商品)の破綻である。
・しかしデリバティブはほぼ無尽蔵に存在しており、その損失額の全体像は見えない。
・ここまで問題が大きいと、これを作り出した金融機関とそのシステムそのものをすべて破綻させ、まったく新たなシステムへとつくりかえる以外に根本的な解決の方法はない。(スクラップアンドビルド)
・だとするなら、問題を作り出した現在の金融機関とそのシステムを政府が巨額を投じて救うことは、間違いである。破綻する金融機関は破綻させるべきだ。
・政府が公的資金を投ずるべきは、破綻しつつある金融システムの影響を最小限に押さえ、実体経済を救済することである。
・7500億ドルもあれば、政府系の住宅ローン機構を作り、いまローンが払えず破綻しつつあるサブプライムローンの債務者を救い、住宅の差し押さえの連鎖を止めることができる。
・ローンの支払いを保証し、差し押さえの連鎖を止めることができれば、住宅価格の下落を止めることができる。時間が経てば住宅価格は上昇に転じるだろう。
・すると、住宅は担保価値を取り戻すので、サブプライムローンを組み入れた金融商品(CDO)にも価格がつくようになるであろう。
・多くの地方銀行はこうした金融商品を多くの保有しており、それから出る損失が経営破綻の基本的な原因になっている。これが貸し渋りの原因になっている。
・だとすれば、住宅価格を上昇させることに政府が公的資金を投じれば、地方銀行の経営は改善し、貸し渋りもなくなるだろう。この結果、実体経済は救われるのである。そうした上で、必要のなくなった金融システムはすべて破綻させるべきだ。
この論理が正しいか間違っているかはともかくとして、これが多くの米国民に受け入れられ、政府の金融政策に強く反対する根拠となっていることは間違いない。
心情的な反発がきちんとした論拠を持つ論理へと昇華した場合、それは気持ちの問題を越え、明確な要求を持つ政治的な運動にもなり得る。そのような運動が実際に起こるかどうか、注視する必要があるだろう。
■WebBotの予言
「WebBotの予言」も有名になりいろんなブログで取り上げられるようになっているためご存知の読者も多いかと思うが、その最新予言を紹介する。
9月21日、「WebBotプロジェクト」の主催者であるクリフ・ハイとジョージ・ウレは「Coast to Coast AM」に出演し、これまでの予言の内容をさらに細かく解説した。その内容は、数日後、ジョージ・ウレのサイト、「Urban Survival.com」に要約され発表された。以下がその大要である。
・かねてから発表しているように、9月22日から27日に起こる出来事をみると、10月7日、午前7時10分(グリニッジ標準時間)にどのような出来事が起こるのか予想できる。
・いわば9月22日から27日の期間は、10月7日に放出されるエネルギーの方向性を先行的に決定するような期間となる。それを準備する出来事が起こるはずだ。
・10月7日の出来事はおそらく経済関連であろう。それは軍事関連ではないと思われる。このエネルギーの放出は2009年3月まで続く。
・10月15日に大きなエネルギーの放出がある。この日を基点に起こる出来事は軍事関連であると思われる。
・12月10日には、西海岸の北部の大西洋岸で巨大地震が発生する。それから2日後の12月12日には、今度は東海岸で似たような規模の地震が発生する可能性がある。
・その後、2009年春には、米国民の不満が爆発した暴動や内戦の危機が到来する。そのまま「2009年地獄の夏」へと突入する。
・2009年は「変容の年」となるはずである。2009年の晩夏には「多くの人々が突然と姿を消す現象」を目撃することになる
・「WebBotの予言」は的中するとは限らない。当たるときは当たるが、外れるときは大きく外れる。上記のすべてが外れることを真に願っている。
以上である。ここで興味深いのは「9月22日から27日に起こる出来事みると、10月7日、午前7時10分(グリニッジ標準時間)にどのような出来事が起こるのか予想できる」とされていることである。この期間に起こった一番大きな出来事は、商業銀行の最大手の一つであるワシントン・ミューチュアル銀行の破綻であろう。10月7日に起こる事件は経済関連であるとされる。政策的な介入では追いつかないような規模の金融機関の破綻が起こるのであろうか?
■WebBotの予言
ところで、WebBotプロジェクトは、10月7日午前7時10分に経済関連の大きな出来事があるといっていたが、10月6日、7日、9日、10日の4日間の株価の暴落をみると、ある程度的中したのではないかと思う。
10月6日の深夜、WebBotプロジェクトの代表であるクリフ・ハイとジョージ・ウレは、ネットラジオのレンスドットコムに出演し、10月7日以降どのような出来事が起こるのか詳しく解説した。すでにブログの投稿欄にも書いたが、重要だと思われるので再度きちんと書くことにする。
高い感情エネルギーの蓄積過程と放出過程
10月7日は感情価の高いエネルギーが一気に放出される日である。しかし、感情エネルギーの蓄積と放出とわれわれが呼ぶ過程が具体的に何を指しているのか説明しておきたい。
感情価の蓄積過程
それは、いつ空襲があるともしれない環境で、毎日「今日は空襲があるのではないか」と脅えながら生活するような過程である。そのような過程では人々は過度に緊張し、感情価の高いエネルギーが蓄積される。これを「Building Language」という。
感情価の放出過程
放出の過程とは、予想を越えた出来事が次々と起こり、人々がそれがなんであるのか理解して驚愕し、高い感情価のエネルギーが放出される過程を指す。
したがって、10月7日午前7時10分というのは、この日に特定の出来事が起こり、それですべてが終わるという一回切りの過程ではない。そうではなく、この日から予想を越えた出来事が相次いで起こるため、結果として高い感情価のエネルギーが連続的に放出され続ける過程をいう。要するに、10月7日午前7時10分とは過程の開始点である。
10月7日と9月11日との違い
9月11日にも同じような放出過程があった。この日のエネルギーの放出は7日間続き、その後5日間で徐々にもとの状態に戻っていった。
これに対し10月7日では、高い感情価のエネルギーの放出は2009年3月までという恐ろしく長い期間続くことになっている。それはつまり、来年3月まで驚くべき出来事が相次いで発生するということだ。
また、10月7日が放出日となるというデータは一年以上前から存在したが、現在のエネルギーレベルにいたったのは2008年2月である。これは信じられないくらい長い期間、高いエネルギー状態が維持されていることを示している。これはこれまでで最長の記録だ。これまでは72日が最長であった。
エネルギーが放出されるエリア
こうしたエネルギーは、40%が経済関連、40%が軍事関連、そして20%が環境異変関連という割合で、3つのエリアで放出されるはずである。
2009年3月以降
エネルギーの放出が終了する2009年3月には、社会状況が根本的に変化し、われわれはまったく異なった環境のもとで生きることになるはずだ。
来年の3月からは、アメリカのみならず全世界で、民衆による革命や反乱が頻繁に起こるだろう。特に「2009年地獄の夏」というキーワードがいま非常に高い感情価をもっているので、来年の夏にはアメリカを中心に革命や内乱が起こるはずだ。
革命運動の象徴となる人物
将来アメリカで起こる可能性のある革命・反乱運動には、シンボルとなる人物が現れる。その人物はナオミ・ウルフである。われわれの言語分析では、「ナオミ・ウルフ/革命/反乱」という言葉の組み合わせが異常に高い感情価を保持している。これは来年の3月以降、放出の過程に入るはずだ。
12月11日と12日
次にやってくる危機的な時期は12月21日11日と12日に発生する巨大地震だ。北緯32度から36度の地域(特に北米西海岸と東海岸)に居住する人は注意すべきだ。
以上である。
将来の変革運動の象徴、ナオミ・ウルフ
ナオミ・ウルフは、かつてはフェミニズム運動の旗手であり、現在では市民運動の象徴的な存在となっている人物である。以下がウィキペディアにある彼女の写真とプロフィールである。
wolf
「米国サンフランシスコ生まれ。イェール大学で学び、ローズ奨学金を得てイギリスのオックスフォード大学ニューカレッジで博士号を取得。男性優位社会におけるファッション業界と美容業界によるイメージ戦略が、いかに女性が不当に搾取し痛めつけているかを告発した処女作『美の陰謀 女たちの見えない敵』が国際的ベストセラーになり、一躍著名人となった。次作 Fire with Fire では新たな女性のエンパワーメント(連帯による政治的な力の獲得)の方法を、また『性体験』では思春期の女性について、さらに Misconceptions では女性の出産について論じている。
1999年に大統領候補アル・ゴアの選挙コンサルタントとして、ゴアを厳しく批判する発言をし、「ベータを捨て、アルファになれ」という流行語を生む。学者でもあるフェミニストのカミール・パーリア(Camille Paglia)は彼女を「ヤッピー・フェミニスト」(yuppie feminist)と評した。」
昨年彼女は、ブッシュ政権の独裁化を強く警戒し、市民による抵抗を呼びかけた本「アメリカの終わり(The End of America)」を発表しベストセラーとなっている。
いまウルフは、現在のアメリカに対する強い危機感から、「アメリカの終わり」の内容を広める運動を展開している。彼女のセミナーはYoutubeなどでみれるが、驚異的なアクセス数になっているという。英語が分かる読者の方はぜひ見てほしい。
コルマンインデックス
最後に、ここでコルマンインデックスを改めて確認しておきたい。改めて読んでみると、その正確さが証明されるような思いがする。これまでのコルマンの発言を列挙する。
Night5 2007年11月18日~2008年11月12日
DAY6  2008年11月12日~2009年11月7日
「まずDay5で基軸通貨としてのドルを崩壊させる大きな事件が発生するが、それはNight5にさしかかる時期ではアメリカと中国との協力によって崩壊は遅延させられ、一時的には何事もなかったようにシステムは再構築されるだろう。だがこれは長くは続かない。Night5の終わりからDay6の始めにかけて早晩崩壊し、新しい意識と秩序の出現に席を譲る」
「2006年11月23日から2007年11月18日までのDay5には世界経済の本格的なパワーシフトが起こる。国際通貨システム(ドルを基軸通貨としたシステム)の何らかの崩壊が発生するだろう。これは左脳を中心とした分析的な文化から右脳を中心としたより直感的な文化へと原理がシフトすることの反映として起こる。この結果、これまでの世界経済システムでもはや経済成長が達成できないことが明らかとなり、崩壊を余儀なくされる。」
「2007 年11月18日から2008年11月12日までのNight5では、既存の勢力(西欧)は強権的な反動的手段によってシステムの最終的な崩壊を食い止めようとするだろう。もし国際的な通貨システム(ドルを基軸通貨としたシステム)が崩壊するのなら、Night5には経済行為が中央集権的に管理されるシステムが導入されることだろう。」
実際、ほぼこのスケジュールで進行してことは間違いなさそうだが、ここでいう「Night5には経済行為が中央集権的に管理されるシステムが導入される」とは「金融機関の国有化」を含む「国家資本主義モデル」の登場のことだろうか?
さらに、今の時期に個人が何を経験するのかも述べていた。
「Day5から始まる秩序崩壊ー強権による維持ー最終的な崩壊というリズムは当然個人にも当てはまる。マヤカレンダーは意識進化の予定表である。であるなら、個人の生き方もこのリズムにシンクロしていると考えて間違いない。古い自己の崩壊と新しい自己の誕生である。この変化に抵抗するものと受け入れるものがいるだろうが、だれもこの変化を避けることはできないだろう。」
「この覚醒がもっとも強まるのがDay5以降であるとされる。したがって先に述べた「秩序崩壊ー強権による維持ー最終的な崩壊」というリズムは、「新しい自己の覚醒ー古い自己の復活と押し戻しー覚醒した自己の確立」というリズムの裏面なのだという。Day5では、覚醒へと向かうこのリズムと力を、現実の生活の中で多くの人が実感するようになるとコルマンはいう。」
この金融危機とともに、それも10月7日くらいから、われわれのスピリチュアルな変化も起こってくるのだろうか?
■WebBot予言の検証
いつもは現状の確認から始めるのだが、今回は順序を逆にして予言の話題から先に書きたい。
このブログの読者の方から8月26日の記事で紹介した8月3日配信WebBot予言内容がかなり的中しているのではないかと指摘を受けた。そこでこのWebBotの予言の的中率を検証したところ、いまのところかなり当たっていると思われ、未来の状況を予測するうえでかなり重要となると思われるので、この話題から先に書く。
以下は、2008年8月9日に更新した記事「いまがぎりぎりの別れ道5」で紹介したWebBot予言の8月3日配信の要点である。再度お読みいただきたい。
8月3日配信の要点
・最初は9月27日から10月28日まで、そして次は11月24日から2009年1月4日の期間の2度にわたって、「ビルダーバーガーズによって実質的に支配された現在のマーケット」が決定的に崩壊する出来事が起こる。
・最初の期間には「予期しなかった出来事」が起こるが、一方後半の出来事ははるかに深刻なインパクトをもつ。
・第二の出来事の影響は、2009年10月まで9カ月間は続くことになる。
・この両期間は、アメリカにおける自然災害などの物理的な被害を含む。前者の期間は「暴風雨」「異常気象」と関連するが、後者の期間は「12月に発生する地震」や「国民をパニックに陥れるために引き起こされた人為的な破壊」を含む。
・市場が崩壊してもアメリカの苦難はこれで終るわけではない。それは深刻な不況の始まりにすぎない。この不況は2009年11月まで悪化の一途をたどり、2012年まで続くことになる。
・この不況によって、健康保健や生活保護などのセイフテティネット、および金融や通貨のシステム、ならびに交通、住宅、安全などの社会の基本的なインフラが全面的にリセットされた状態となる。
・「崩壊」という言葉が強い感情価を持つ。この言葉は夏の終わりの時期にかけて感情価がより強くなる。
・9月の終わりころ、先物市場で投資家を混乱させる出来事が起こる。
実際に起こったこと
上の予言を要約すると、9月27日から10月28日までの期間と11月24日から来年の1月4日の2つの期間で市場は崩壊するが、前者の期間には予想外の出来事から株価は暴落し、後者の期間の暴落は実体経済により深刻な影響を与えるだろうということだ。
われわれはまだ最初の期間にいるわけだが、1~2日のずれはあるものの、最近起こった出来事をみるとほとんど的中しているといっても差し支えないように思われる。起こったことを時系列でたどると明確だ。
最初の期間(9月27日から10月28日)で発生したこと
9月29日
金融安定化法案否決
9月30日
ダウ暴落、米国債券価格は暴騰、ダウは777ドル安
10月3日
米国議会は7000億ドル(約70兆円)の公的資金投入を柱とする金融安定化法を成立
10月6日
ニューヨークダウ株式市場暴落、ついに1万ドルの大台を割る、前日比マイナス800.06ポイント
10月9日
NYダウ9000ドル割れ、終値678ドル安 5年5カ月ぶり安値
10月11日
NYダウ一時8000ドル割れ 東証暴落 終値8276円 下落率戦後3番目
10月12日
G7 公的資金投入で合意
10月13日
NYダウ暴騰 936ドルと史上最大の上げ幅
10月15日
NYダウ急落 733ドル安
10月16日
前日終値比380・24ドル安の8197・67ドルまで値を下げた
10月17日
ダウ反落・127.04ドル安の終値8852.22ドル
10月18日
NYダウ反落、127ドル安の8852ドル
これを見ると明らかだが、WebBotのいう「予期しなかった出来事」というのは、「金融安定化法案否決」であったと推測できる。これ以降、株価は乱高下しつつも、まさにマーケットの崩落を予告するかのように暴落しているからである。WebBotでは27日からこの期間に入るとされていたが、実際に引き金が引かれたのは29日だった。2日のずれである。
次に何が起こるか
WebBotの予言がもし的中すると考えるなら、市場が次の暴落の時期に入るのは11月24日から2009年1月4日の期間である。
とすると、10月29日から11月23日までくらいの期間、市場は落ち着くか、または一時的に上昇し、一種の安堵感が出てくるのかもしれない。米大統領選挙のご祝儀相場といったところか。
そして、11月24日前後、つまり11月の最終週あたりになると金融政策の有効性を疑問に付すようなんらかの出来事が発生し、相場は下落のトレンドに入るということか?
これはあくまでWebBotの予言が今後も的中すると仮定した場合に予想できることだが、いまのところはなんともいえない。
LIBORの急落
しかし、上記の予言内容と相反するニュースもある。本日、10月18日、銀行間融資の金利であるLIBORが急落した。
いま問題になっているのは、銀行が相互に日々の運転資金を融通しあう銀行間市場において、相互の破綻懸念による銀行の疑心暗鬼から融資が行われず、そのため資金に欠乏した銀行が貸し渋りや貸しはがしに走っているという状況である。
銀行の疑心暗鬼の度合いは、LIBORと呼ばれる銀行間融資の金利の高さに表れる。一昨日までのLIBORは史上最高ともいわれる記録的な高さであったが、昨日から急落し、この4年で最低の水準になった。
これは銀行の疑心暗鬼が緩和し、銀行間市場が正常に戻ったことを意味するといわれている。このことから、ストラトフォーのように「金融危機は終息しつつあり、金融システムは比較的に早く正常化するだろう」という楽観的な意見もある。
反応しなかった市場
LIBORの急落は、金融システムが正常化しつつあることを示す重要な指標である。本来なら、市場には安心感が広まりダウは上昇してもよいはずである。
しかしながら、18日のダウは一時的に上昇したものの、最終的には前日比127ドル安の8852ドルで終わった。市場は反応しなかったようだ。
これは金融危機がまだ去ってはいないことを示しているのだろうか?反対に、10月28日を待たず金融システムは急速に安定を取り戻し、WebBotの予言は外れて行くのだろうか?しばらく見て見ないといまのところは何ともいえない。
金融危機と国家資本主義システムの台頭
ただ、この金融危機が継続するとするなら、はっきりしていることは一つあるように思う。これまでこのブログでも何度も取り上げているように、この金融危機をきっかけにして、小さな政府を標榜し、グローバルな投資と市場の機能に依存したこれまでのグローバル経済モデルから、経済を国家か全面的に管理する国家資本主義のモデルへの体制的なシフトが進んでいるということだ。
金融危機を押さえ込む政策が体制の転換を迫る
1929年に始まり30年代に深化した大恐慌の時代がそうであったように、金融危機と不況の深化をなんとかくい止めようとして政府が介入するが、介入が効をそうさなくなるとさらに直接的な経済管理を政府が実施するというように、危機の進行とともに政府は管理機能をどんどん強化させ、その結果が国家資本主義への移行につながるというプロセスでシステムの転換が達成されるのであろう。
この視点から現在の各国の金融政策を見ると面白い。10月3日に通過した米国の金融安定化法案は、金融機関が保有する不良債権を政府の決めた価格で政府が買い取り、資金を金融機関に投入するというものであった。しかし、一時は株価が上昇したものの、マーケットの不安感を払拭することはできず、再度相場は大幅に下落した。
さらなる金融危機の進行を食い止めようと、緊急に開催されたG7では、必要とあれば個別金融機関への公的資金の直接投入も辞さないことが決議され、その結果株価は史上最高といわれる高騰を示した。
しかしながら、株価はその後も乱高下を繰り返しつつも大きく下落するトレンドにあることは間違いない。それとともに、金融危機から派生した貸し渋りや貸しはがし、さらにローン金利の上昇が発生して実体経済を直撃し、大恐慌をしのぐかもしれないといわれるほどの深刻な不況に突入する可能性さえ指摘され始めている。
これに対処するために、各国の金融当局にはさらに直接的な介入が求められている。
その方法の一つは、個別の金融機関への公的資金の投入を越え、金融機関そのものを一時的に国有化してしまうことである。これを求める意見が強くなっていることは前回の記事で書いた。
銀行間市場の一時的廃止と国家管理
だが、いま各国政府で真剣に検討されている方策はもっと国家管理の方向へ踏み込んだものであることが伺える。
先に書いたように、いま金融危機の引き金になっているのは、金融機関の日々の資金繰りを支えている短期資金市場(銀行間市場)が、金融機関相互の破綻懸念から機能しなくなっていることにある。これがどういうことであるか前回や前々回の記事で詳しく書いた。
銀行間市場は、どの国でも金融システムが正常に機能するための重要な前提である。この破綻は何としても食い止めなければならない。
FRBやEU中央銀行は、短期資金市場に資金を提供する方法として、銀行の保有するあらゆる債券類、それに社債などを買い上げ、これと引き換えに資金を供給する方法を採用したが、金融機関の疑心暗鬼は一向に収まらず、貸し渋りや貸しはがしは実体経済に深刻な打撃を与えている。
先にも書いたように、今日のところはLIBORは大きく下がっているが、これがいつまで続くのか分からない。銀行間市場の正常化につながるのか、または危機が継続するのかはっきりしない。
もし危機が継続するとなると、政府のはるかに強い介入が必然となる。
米国とEUの考え方の大きな違い
しかし、米国もEUも公的資金の投入を柱に銀行間市場を安定化させることには同意しているが、介入の方式には米国とEUの間には相当に大きな違いがあるようだ。
米国の考え方
必要とあれば公的資金の投入も辞さないが、銀行の社債や債権を買い取るなどの操作に限定し、極力直接的な介入を避け、あくまで市場原理を機能させながら処理させたい。
EUの考え方
危機の深刻度にもよるが、もし間接的な資金投入で問題が解決しない場合、銀行間市場を廃止し、銀行間の金融をすべて政府が行う体制に移行するべきだ。
金融全般の国家管理
当然、どの程度まで危機が進行するかによる。LIBORの急落が一時的なものに止まり、引き続き銀行間市場の機能不全から相場の下落や実体経済の収縮が止まらないような場合、銀行間市場の停止とその機能の国家管理という強力な政策が必要になってこよう。
それは、日常的に発生するすべての大口の短期資金需要のリクエストに政府自らが対応し、資金を融通する形となるはずだといわれている。政府が直接資金を供与し、銀行間での融通はなくなるのだから、これまでの銀行間の疑心暗鬼もなくなるということだ。
元の市場には戻れなくなる金融分野
もちろん、こうした政策は一時的な政策である。実施された場合、米国、EUとも2009年の夏頃までには正常な銀行間市場に復帰させたいと考えているようだ。
だが、銀行間市場は金融機関の運転資金を日常的に融通しあうもっとも重要な制度である。この制度なくしては銀行経営が成り立たなくなる。この制度に対する銀行の依存度は極めて大きい。
したがって、もしこの制度全体を国有化した場合、銀行の運営に政府が深くかかわることとなり、その結果、市場原理への復帰は実質的に不可能になるだろうという。
本格的な国家資本主義の出現?
さらに、このような状況では、国家管理の対象となる領域は銀行間市場に限定することはできなくなるはずだともいわれている。
政府が短期融資を保証することは、政府が金融システム全体の運営に責任をもつということである。そのような状況では、融資が焦げ付き破綻する銀行が出たとしても、金融システム全体への影響を恐れ、破綻させることはもはやできないであろうという。そのため、銀行の破綻を防止する規制やセイフティネットを事前に構築し、各銀行をその範囲内で経営させるようにしなければならなくなるはずだという。
一言で言えば、高度経済成長を実現したかつてのジャパンモデルの金融管理の手法である護送船団方式のようなものが、ほとんどの先進国で一般化するのではないかというのだ。
そうなると、かつての市場経済にはもはや簡単には戻れない。
金融危機の進行とともに進む国家資本主義化
いまわれわれが目にしている過程は、危機の進行に対応する必要から政府と国家が体制を転換させてゆくという過程であろう。それは以下のような図式となる。
「金融危機」→「政府の介入」→「より激しい金融危機と実体経済の減速」→「政府のより強化した介入」→「さらに激しい危機と実体経済のさらなる減速」→「政府の徹底した管理強化」→「国家資本主義の出現」
この過程がどこまで進むかは、現在の金融危機や経済危機がどこまで進み、そしてどの時点で政府の管理が効をそうするのかにかかっている。LIBORの急落などによって銀行間市場が早期に正常化するならば、国家資本主義というほどの体制転換は起こらない。
歴史の主体としての国家資本主義
いすれにせよ、国家資本主義が出現するならば、それはこれから展開する世界史の基本的なメインプレーヤー(主体)となるはずだ。投資銀行やヘッジファンド、そして市場原理主義に基づく「小さな政府」がメインプレーヤーであったこれまでの時代とは大違いである。
ウォーラスティンの記事
海外のメディアでは、国家資本主義の台頭を告げる記事が一気に増えている。その代表として、このブログでもときどき取り上げている20世紀最大の歴史家とされるイマニュエル・ウォーラスティンの記事をみてみる。以下が要約である。
・確かに現在の金融危機の直接的な原因は、いまの金融システムの構造が作り出したものだ。だがその背景は、1)米国の覇権の決定的な終焉、2)経済の長期波動であるゴンドラチェフサイクルの下降局面にあることの二つにある。それは歴史の長期的な構造転換が原因だ。
・なので、現在の国家や社会はこの危機の通過後、二度と元の状態には戻らないことを意味する。それは決定的な転換であり、経済のグローバリゼーションを主体とした体制は完全に過去のものとなった。
・では次にやってくる体制はなにか?それは国家によって管理された資本主義の体制である。
・この体制は、中道左派の穏健な社会民主主義的体制から、極右の独裁的な体制までさまざまな形態を取り得る。
・だがいずれにせよ、国家資本主義のようなシステムではナショナリズムが強化されざるを得ず、国家間の緊張と衝突は今後避けられなくなるだろう。
以上である。
われわれがいまいる段階
これがウォーラスティンの見方だが、これから分かるように、われわれはいまこれからの世界史の展開を主導するメインプレーヤーである国家資本主儀が出現しつつある段階にいる。
では、この出現の段階以降、どのような展開となるのであろうか?これまでこのブログで何度か書いて来たが、おそらく以下のような展開になる可能性が大いにあり得ると考える。詳論は後の記事に譲るが、今回は大まかな段階だけを述べる。
第一段階 国家資本主義体制の樹立とその拡散
第二段階 地域的決済システムとしての地域経済圏の成立
第三段階 地域経済圏相互の緊張と衝突
第四段階 地域経済圏の全面衝突としての第三次大戦
こうなってくると、どうも以前に紹介したババ・バンガやエノク予言など、その他多くの「ロシアのヨーロッパ侵攻」に関する予言に近似してくるような気がする。
そのような展開になる世界史的な過程に、いま本当われわれは生きているのだろうか?
WebBotの最新予言
やはり予言も、未来の方向性を予想するうえで参考になることは間違いない。
ただ、これはすべての予言いえることだが、予言は信じる、信じないという基準だけでみるのではなく、予言から十分な距離を取り、その内容が的中するのか、それとも外れるのか、客観的に観察するがよいだろう。
10月12日、WebBotは最新言語分析結果を発表した。いつものように100ページを越える量なので、今回はその要点のみ、それも10月11日配信分の要点のみを紹介する。
新しいシンボルの出現
・「新しい象徴」が登場し脚光を浴びるようになる。この「新しい象徴」は「イルミナティに反抗する儀式」で使われるため、「イリミナティの道具」と化している「キリスト教教会/組織」によって弾圧される。しかしながら、この運動は「今後9ヶ月」で全世界的な規模で広がるだろう。
・「新しい象徴」は「意識の波動をコントロール」する新しい科学やテクノロジーと結びついている。「6ヶ月後」くらいから「物質宇宙を意識の力によってコントロール」できることの「目に見えるはっきりした実例」が「非主流派の科学」から「リーク」されるだろう。
フランスの民衆運動
・今後2ヶ月で「全世界的な規模の民衆運動」の波が「フランス」から起こる可能性がある。この運動は「ある人物」ないしは、その「人物」の「思想/書物」が脚光をあびて発生する。この「人物」が「すでに死んでいる哲学者」やその「思想」が改めて注目されることになるのか、それとも「現在生きている個人」とその「思想」が脚光を浴びることになるのかは定かではない。いずれにせよ、この人物の「思想」が「全世界的な規模の民衆運動」にとって重要になる。
・この「人物」は「際立った存在感」と「髭」、そして「魂に深く触れる」ような「目」を特徴としている。さらにこの「人物」は「塗装された橋」と関連を持ち、「学校に入っていない」が「とても教養がある」人物である。
・さらにこの「人物」は「犯罪」や「血を流すこと」とかかわり「刑務所で苦しみ」を味わった過去を持つ。
・「権力側」はこの「全世界的な規模の民衆運動」を恐れ、この「人物」とその「思想」を徹底的に「弾圧」しようとするが、逆にこの「人物とその思想」を全世界的に広めてしまうことになる。
イギリスで発生する「自主的生産運動」のようなもの
・「過激な手工業のギルド」のような組織が台頭する。そのため、「スコットランド」と言語を共有する「英国の北部」で「政治スキャンダル」が発生し、「英国」における「人気のある社会政策/社会契約」に深刻な影響を与えることになる。
・この中心になるのはある「ギルド/組織」で、これは「当局/君主制/大企業」と「秘密裏の闘争」を行うことになる。この組織の「食料抵抗運動」は大きくなり、この組織の「命にかけても変えない信念をもつ」人物の「柱となっている思想」のため、「英国」では「文化的なシンボル」となるほど人気が出る。
・この「ギルド/組織」は「食料をめぐる問題」で当局と衝突するが、最終的には勝利する。
・この「権力から嫌悪される組織」は「権力側」が予期しないほどの成功を収め、「全世界のヒーロー」となり、「世界の民衆の保護者」として称賛される。
・こうした一連の出来事は「2008年/2009年の冬」から起こり、特に「1月の末」になると運動は一気にグローバルに拡散する。
続きはおそらく明日
WebBotの分析結果について
本日、WebBot予言の最新版、10月18日の配信が届いた。これがこのシリーズ(9月ー10月配信)の最後である。
ところでWebBotの分析結果の配信だが、まず2ヶ月単位で一つのシリーズが完結する。それぞれのシリーズには「ALTA 209」のようなシリーズ名がついている。一つのシリーズで約100ページを少し超える分量がある。ちなみに今回のシリーズは「ALTA 709」である。
各シリージはパート1からパート6まであり、分析が終了し次第送信されてくる。今回訳出したのは、10月11日配信分の一部である。この配信分の掲載は引き続き行うが、本日入手した10月18日配信のパート6の内容はさらに衝撃的である。できるだけ早くアップしたいと思うが、いまのところ時期は未定である。
続く
テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術
2008-10-19 | 予言一般
 
ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
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南オセチア紛争
■南オセチア紛争
8月8日から始まった南オセチア紛争だが、前回の記事では、それが何を意味するのか二通りの仮説があるとを述べた。それは以下である。
1)地域大国としてのロシアの台頭
「中東を緊張緩和させるためにはロシアとの関係は不可欠であり、このため米国とNATOは、カフカス地域におけるロシアの勢力圏は認めざるを得ないであろう。」
2)イラン攻撃を行うための下準備
「南オセチア戦争は、ロシアの周辺地域を不安定化させ、ロシアがイラン戦争に介入できない状況を作ることにある。グルジアのサーカシビリ政権は米国、NATOそしてイスラエルの完全な傀儡政権なので、これを操作しカフカス地域を不安定化させる起爆剤として使った。当然、ロシア軍は反撃してくるだろうが、これはロシアのグルジア侵略を大げさに宣伝し、ロシアを孤立化させるのは好都合である。」
この先情勢が急変する可能性もあるが、今のところは1)のシナリオが正しかったようだ。原油価格は大きく上昇していないし、また2)の仮説が予測したように、旧ソビエト共和国が連鎖的に不安定化する兆候はみせていない。
反対に、目立っているのはロシア軍の展開である。ロシアはフランスの仲介で軍を撤退させることに合意したが、規模は大幅に縮小したものの、主要都市にはいまだに軍を展開し、サーカシビリ政権に圧力をかけている。これに対し、米軍およびNATO軍はまったく軍事的に手を出せないことが明らかとなった。米軍とNATO軍はまさに張り子の虎であり、カフカスの旧ソビエト連邦に属する地域は、ロシアの勢力圏に入らざるを得ないことが次第に明らかになりつつある。
これまで、あらゆる予測や予言を読んできたが、短期的な予測としてはストラトフォーの精度を越えるものはないように思う。したがって今回も、ストラトフォーの観測をみてみたい。
その後のグルジア情勢と今後
・グルジアからロシア軍が完全に撤退することはない。ロシアは軍を効果的に使い、カフカスの旧ソビエト連邦諸国や東ヨーロッパの旧衛星国に対して、ロシアが大国として復活したことを主張し、この地域では親米政権は許されないことをはっきりさせる。
・したがって、ロシアの次の目標は、サーカシビリ大統領の辞任と親ロシア政権の樹立である。これが実現するまでロシアは圧力をかけ続けるだろう。
・米国は、人道支援のための物資輸送の名目でミサイル駆逐艦を黒海に派遣した。これは米国の軍事力との誇示とも受け取れるが、ロシアにとってはさほど脅威ではない。まず駆逐艦は、ロシアの黒海艦隊がブロックしているポチ港をあえて避け、南部のバツミ港に入港した。これは黒海艦隊との対峙を避けるためであろう。
・一方、米国が限定的な戦闘能力しかもたない駆逐艦をあえて派遣したことは、米国が微妙なメッセージを送っていることを意味している。すなわち、1)米国は、その気があれば米海軍を黒海に派遣する能力をもつが、2)今はその気はまったくない。したがって、3)いまのうちに自重してほしいというメッセージである。
・グルジア国内はいまだに臨戦態勢にあり緊張していため、サーカシビリ政権に対する支持は高いが、情勢が徐々に正常化するにしたがって、今回の発端があくまでグルジアによる先制攻撃にあることは明白なので、国民はこのような事態にグルジアを引き入れたサーカシビリ大統領の責任を問い始めるだろう。将来、サーカシビリ大統領は辞任する可能性が大きい。ロシアは望みを達成するだろう。
・ところでポーランドは、米国のミサイル迎撃システムの配備を受け入れた。これに対しロシアは「核攻撃も辞さない」と脅しをかけている。戦略的にみてポーランドは大きな間違いを犯したと思われる。どうみてもこの地域では、米軍やNATOは軍事的にほとんど頼りにならず、一方ロシアは地域的な覇権国として台頭してくることは明らかなので、ポーランドはロシアとの間でバランスを取るべきだった。第二次大戦からそうだが、ポーランドはパニックに陥るとかならず間違った選択をする傾向がある。
以上である。要するに、ロシアは地域的な大国として再登場したので、他の諸国はこの現実を受け入れ、これに適応して行かねばならないだろうということである。ということは、グルジア紛争は、第2の仮説の「イラン攻撃に向けたロシア不安定化作戦」ではないことになる。もしイラン攻撃が近ければ、地性学的リスクの増大から原油価格は確実に上がるはずだが、原油はバーレルあたり114ドルから115ドル近辺を変動しているのが現状だ。
■今回の紛争の目的
今回の紛争は、グルジア軍による南オセチアの首都、ツヒンバリの攻撃が発端である。グルジア軍は米軍とまったく同じ装備で、米軍とイスラエル軍の軍事アドバイザーの指揮のもとで攻撃が行われた。事実、数名の米軍軍人がこの戦闘で死亡しており、なおかつ数名がロシア軍の捕虜になっているという。
なので、米国政府が今回の攻撃を事前に知らされていなかったことはありえない。攻撃は、米国の明確な許可のもとに行われた可能性すら大きい。
だとするなら、なぜ米国はこの攻撃を止めなかったのかという疑問が出て来る。
これに対し、以前の記事では以下のように書いた。
「ブッシュは、このまま行くと次期大統領選挙では、共和党には勝ち目がなく民主党のオバマが次期大統領になる可能性が強いと判断している。劣勢を逆転するためには、9.11やイラク戦争開戦時のように、悪の枢軸のような敵を外部に作り、米国民を熱狂させ、悪を倒す強い大統領候補としてマケインを宣揚する必要がある。今回、ロシアがグルジアに反撃したことは、新たな「悪の帝国」としてのロシアを出現させることになり、大統領選挙にとっては願ってもない。このシナリオにしたがって、CNNやFOXなど米国の大手マスメディアはすでにキャンペーンを開始した。」
日本と同じく、単なる政治的プロパガンダの手段とかしている米国大手マスメディアによる反ロシアキャンペーンは成功し、一時は見る陰もなかったマケインは復活し、支持率でもオバマと並んだ。以下の記事を参照願いたい。
「コロラド州デンバー(CNN) 米大統領選で共和党の指名獲得が確実なジョン・マケイン上院議員と、民主党の指名が内定しているバラク・オバマ上院議員の支持率が並んだことが、CNNとオピニオン・リサーチ社の最新世論調査で24日明らかになった。 」
今回の南オセチア攻撃には複数の目的が存在する。そのうちの一つは「ロシアという敵を作り出すことでマケインの支持率を上げ、時期大統領の座を確かにすること」であることは間違いないように思われる。
ということは、次の情報も蓋然性が高いことになる。以前の記事に紹介したが、7月22日、レンスドットコムに元石油メジャー重役のリンゼー・ウイリアムが出演し、大手石油メジャー重役の以下の発言を紹介した。
「注意したほうがよい。大統領選挙のときにかならずなにか大きなことが起こると思っていてくれ。マケインはわれわれの仲間である。われわれはマケインを時期大統領にするために全力をかける。」
だとするなら、このための戦略の一つが今回のグルジア軍による南オセチア先制攻撃だった可能性は否定できない。
■紛争の今後
もしそうであるなら、明日の民主党大会のオバマの大統領候補指名によって本格的な大統領戦に入るが、ブッシュ政権は、マケインの支持率を上げる必要性が出て来るたびにロシアを軍事的に挑発し、小規模な戦争をあえて起こす挙に出る可能性も否定できない。
その意味では、ロシア軍がグルジア国内に止まることは、いつでも挑発できるので、選挙戦の戦略上有利なはずだ。紛争は今後も続き、ロシア軍の完全な撤退は実現しない可能性が大きい。
■予期せぬ結果
ところで、2004年の大統領選挙でブッシュは、国内でテロ警報を連発することによって国民の危機感を高め、強い大統領をアピールすることで当選した。2001年の911にとられた手法と同じである。
今回は国内テロではなく、ロシアの脅威がその役目を果たすことになるはずだ。またアメリカ国民は確実にだまされる。
これまで米国の外交戦略は短期的なその場しのぎ的なものがほとんどだった。ソビエトのアフガン侵攻の折り、オサマ・ビン・ラディンを支援しその組織の成長を助けたのはその一例だろう。
しかし、こうした短期的な戦略はかならず想定外の結果をもたらすことも事実である。マケインの支持率を上げるためにグルジアに南オセチアを攻撃させたこと、ならびに悪の帝国としてロシアを仕立て、適当に挑発して強い大統領のイメージを強化する今回の作戦がこのままですむのだろうか?
筆者にはどうしてもそうは思えない。それはとんでもない方向に発展し、まったく予想していない結果をもたらす可能性があるように思う。今回は詳しく解説する余裕はないが、アロイス・イルマイルの次の予言が実現してしまうような状況は考えられないのだろうか?
「何が原因で戦争が勃発しますか?
すべてが平和だったが、突然、中東で新たな戦争が勃発し、地中海で巨大な艦隊が敵意にみちながら待機する。状況は緊張する。しかしながら実際の火種はバルカンで発生する。私は”巨大な人物”が倒れ、血にぬれた短剣が横たわるのが見える。すると一気に事は進行する。」
つまり、コソボへの紛争の拡大である。これについてはいずれ詳しく書く。
■変化のタイミング
ところで講演会でも述べさせていただいたが、多くの予言的なテキストを読むとそこには共通したモチーフがあることに気づく。それは以下の4点である。
1)ロシア軍のヨーロッパ侵攻
2)イスラム原理主義組織によるヨーロッパへの軍事侵攻
3)アメリカの内戦と分裂
4)次のローマ法王を最後に、ローマカトリックは崩壊する
もちろん、調査した予言がこれらの3つをすべて含んでいるわけではなく、予言によって1)と2)だけだったり、3)だけだったりする場合もあるが、これらは比較的に多くの予言みられる内容である。
こうした事態はいつ起こるのか?
これらは予言である。その意味では、こうしたことが実際に起こるかどうかは保証の限りではない。だが、それが起こると仮定した場合、それはいつ起こるとされているのだろうか?
ところで、もしロシア軍のヨーロッパ侵攻やイスラム原理主義の軍事侵攻が起こるとすると、それは米国が軍隊を海外から撤退させ、世界で軍事力の空白が生じていることを前提にするだろう。そう考えると、アメリカの内戦発生の時期が一連の出来事の発生を決めることになるのかもしれない。
その時期を明確に述べている予言はないが、そのヒントはさまざまなところに散見される。WebBotの予言などは期日が指定されているため、その他の予言と合わせ、これをベースにおおよそのタイミングを類推すると以下のようになる。
先の記事でも書いたが、この日は蓄積されている巨大な感情的なエネルギーが放出される日だとされている。ただ、この感情的なエネルギーの放出ということが、なにか特定の事件の発生なのか、それとも事件はなにも発生しないが、この日を起点に流れが大きく変わるだけなのかは分からない。具体的な出来事は起こらないことも考えられる。
2009年夏
10月7日のエネルギーの放出が引き金となり、米国社会を支えているシステムに根本的な変化が起こる。
2010年
2009年に起こった社会システムの変化に反抗する形でアメリカ第二革命(内戦)が勃発する。
すると、一連の事態が発生する時期は2010年前後なのかもしれない。
ババ・バンガ
今回、プラウダ、モスクワニュース、ロシアトゥデーなどのロシアの英字新聞を読んでいて発見したのだが、ブルガリアでもっともよく知られている予言者の一人にエバンゲリア・ディミトローバ(通称ババ・バンガ)という予言者がいることを発見した。彼女は1911年、ルピテ鉱泉の近くのペトリッチという町で生まれた盲目の予言者で、1996年に84歳で亡くなっている。
バンガはゲオロギ・ラゾノフ博士によってソフィアの「暗示学および超心理学研究所」で綿密な調査を何度も受けており、同研究所から予言の的中率は80%であると公式に認定されているという。
さらに、国から給料が支給される初の国家指定の公式予言者となり、歴代の首相や副首相も彼女の助言を得ていたとのことである。
また、戦時中はヒットラーがじきじきに訪れ、彼女の家から浮かぬかを出て行ったそうである。
彼女の的中した予言には次のようなものがある。
「恐怖!恐怖!アメリカの兄弟は鉄でできた鳥に攻撃され崩壊する。ブッシュ(やぶ)のなかから狼が吠えている。多くの無実の血が流される。(1989年)」
これは説明するまでもないだろう。911の描写である。ワールドトレードセンタービルは通称「ツインタワー(双子のタワー)」と呼ばれており、バンガの「アメリカの兄弟」という表現に近い。
「世紀の変わり目の年、1999年から2000年にクルスクは水で覆われ、全世界は涙を流すだろう。(1980年)」
これは、2000年8月12日に発生したロシアの原潜「クルスク」がバレンツ海において艦首魚雷発射管室で爆発を起こし、沈没した事故のことである。
この他、チェルノブイイ原子力発電所の事故、選挙におけるエリツィンの勝利など多数の歴史的な事件を的中させているという。
彼女の未来の予言でもっとも注目されているのが以下のものだという。
「すべてのものが氷が溶けるように消え去るが、ウラジミールの栄光、ロシアの栄光は残る唯一のものである。ロシアは生き残るだけではなく、世界を支配する。(1979年)」
この「ウラジミール」を、現在の首相の「ウラジミール・プーチン」と解釈する人も多いという。
さらに、彼女は多くの未来予言を行っており、それを時系列に並べると以下のようになる。実際ははるかに長いが、近未来の予言に限定した。
2008年
4名の元首や首相が暗殺される。インドネシアで紛争が発生する。これが第三次世界大戦の引き金となる。
2010年
第三次世界大戦が始まる。戦争は2010年11月に始まり、2014年10月に終わるが、核兵器と化学兵器が使われる。
2011年
北半球に放射能の雨が降り注ぐため、動物や植物は生きてゆけなくなる。イスラム教徒はヨーロッパでまだ生き残っている人々にたいして化学兵器で戦争を仕掛ける。
2014年
ヨーロッパはほとんど無人地帯と化す。
2018年
中国が世界のスーパーパワーとなる。
2023年
地球の軌道が微妙に変化する。
2025年
ヨーロッパの人口はまだ非常に少ない。
2028年
新しいエネルギー源の登場。ゆっくりとだが飢餓が地球上から消え去る。金星に有人探査を行う。
2033年
極の氷が全面的に溶ける。世界中で海水位が上昇する。
2043年
世界経済は繁栄する。ヨーロッパはイスラム教徒によって支配される。
どうであろうか?その年で起こることを断片的に語ったような印象だが、これから述べる「アロイス・イルマイル」と興味深い共通点があることに気づく。
バンガ:
「2008年。4名の元首や首相が暗殺される。これが第三次世界大戦の引き金となる。」
イルマイル
「私は”巨大な人物”が倒れ、血にぬれた短剣が横たわるのが見える。すると一気に事は進行する。2人の男性たちが3番目に高い地位の高官を消す。彼らは他の人々によって支払われた。3番目の殺人は起こった。 それから戦争は始まる。」
さらに、エノック予言との類似も興味深い。
バンガ:
「2011年、イスラム教徒はヨーロッパでまだ生き残っている人々にたいして化学兵器で戦争を仕掛ける。2043年、ヨーロッパはイスラム教徒によって支配される。」
エノック予言:
「イスラムの狂信者が決起してヨーロッパの国々を戦争で蹂躙し、それによって一切が激しく揺り動かされるであろう。西側ではすべてが破壊され、英国は打ち破られて、最も悲惨な状況に投げ込まれるであろう。イスラム狂信主義者とイスラム戦士は、長い年月にわたってその権力を維持するであろう。」
バンガによればイスラムは、2011年にヨーロッパに侵攻し、2043年には完全に支配しているが、これはエノック予言の「イスラム狂信主義者とイスラム戦士は、長い年月にわたってその権力を維持するであろう」とよく対応しているように思う。
どうであろうか?これらのことが幻想に終わることを望むが。
次に、「アロイス・イルマイル」のロシア軍のヨーロッパ侵攻の予言の全訳を数回に分けて書く。とにかく長いので、今回は前半だけである。講演会でもお渡ししたが、少し追加しているのでぜひお読みいただきたい。
ここで興味深いのは次の一節かもしれない。
「私ははっきりと3つの数、2つの8と9を見る。けれども私はそれが何を意味するか言うことができないし、時を述べることができない」
グルジア軍の南オセチア攻撃に反撃するため、ロシア軍がグルジアに侵攻したのは「2008年8月9日」である。つまり「889」であった。いまネットの一部のサイトではこの話題で持ちきりだが、注意したいのはイルマイルはバルカンでことが起こるとはっきり言っていることである。今回はバルカンではない。
アロイス・イルマイル (1894-1959)の予言前半
「何が原因で戦争が勃発しますか?
すべてが平和だったが、突然、中東で新たな戦争が勃発し、地中海で巨大な艦隊が敵意にみちながら待機する。状況は緊張する。しかしながら実際の火種はバルカンで発生する。私は”巨大な人物”が倒れ、血にぬれた短剣が横たわるのが見える。すると一気に事は進行する。
2人の男性たちが3番目に高い地位の高官を消す。彼らは他の人々によって支払われた。
3番目の殺人は起こった。 それから戦争は始まる。
1人の暗殺は明るい色の髪をした小さい黒人男性で、他の一人は彼よりほんの少しより背が高い。 私はそれはバルカンで起こると思うが、正確にそれを言うことができない。
戦争の前年にはたくさんの果物と穀物を採れた実り多い年であろう。第3の殺人の後にそれは一日で始まる。私ははっきりと3つの数、2つの8と9を見る。けれども私はそれが何を意味するか言うことができないし、時を述べることができない。戦争は日の出に始まる。彼は急速に現われる。 農民はパブでトランプに興じていると、その時外国の軍人は窓と入口を調べる。非常に黒くい陸軍で、それは東の出身である、しかししかしながら、すべてが非常に急速に起こる。私は3を見る、しかし私はそれが3日あるいは3週を意味するかどうか知らない。それは黄金の市から来る。
最初の戦闘は北西の海原で始まり、そしてスイス国境まで拡大する。レーベンスブルグまではドナウ川にかかる橋は存在しない(破壊される)。彼らはブルウォーター(海?)の南からは侵攻してこない。
密集した部隊(ロシア軍)は東からベルグラードに侵攻し、その後イタリアまで前進する。その直後、なんの警告もなしに3つの師団がものすごいスピードでドナウの北から西ドイツにラインに向かって進む。これは何の警告もなく起こるので、住民はパニックを起こし西へ逃れようとする。
多くの車で道は渋滞する。高速で侵入してくる機甲師団にとっては行く手を塞ぐあらゆるものは障害物である。押し潰して行く。レーゲンスブルグより上ではドナウにかかる橋は見当たらない。大都市フランクフルトには何も残っていない。ライン渓谷はおもに空襲によって破壊される。
3つの軍団がやってくるのが見える。下の方に位置する軍団は森林に沿ってやってくる。その後、ドナウ川に沿って北西に方向を転換する。それはプラハ、ババリアの森、そして北西に向かっているようだ。海原は南部の境になる。第2の軍団はサクソニアを通って東から西に進む。第3の軍団は北東から南西に向かう。いま地球のような球形の物体が目の前に見える。その上に飛行機の航路のような線が見え、それが砂から白い鳩の群れが飛び立つように飛ぶ。ロシア軍の3つの軍団は停止することがない。多くのカマドや溶鉱炉のあるルール地方に到達するまで、昼も夜も走り続ける。
第2の軍団はサクソニアからルール地方に向かって西の方角をからやってくる。これは北東から西の方角に進みベルリンに侵攻する第3の軍団と同じだ。昼も夜もなくロシア軍は疾走する。目標は明らかにルール地方だ。
すぐにブルーウォーター(海?)の向うから報復攻撃が行われる。しかし同じころ黄色い竜(中国)がアラスカとカナダを侵略する。しかしそれはそれほど遠くからは来ていない。
地球のような球形が目の前に見える。多くのハトが砂から飛び立ち、近くを飛ぶのが見える。すると、黄色いチリが雨のように降り注ぐ。プラハが破壊されるとき、それは始まる。(中略)彼らがそれを投げ始めるのは真っ暗な夜である。戦車はまだ移動中だが、戦車の乗員はすぐに真っ黒になる。それが落ちるとすべてが死に絶える。木も林も家畜も草もなくなる。家はまだ立っている。それがなんであるのか私には分からない。それは長い線だ。その線を越えるものは死ぬ。この線のこちら側にいるものは向う側に行くことはできない。すると疾走していた3つの軍団は進行を停止する。彼らは北の方角に行くしかない。もっているものすべてを投げ捨て、二度と戻らない。
黒海から北海までの地域に飛行機が黄色い粉を撒き散らす。黒海から北海までのエリアに、ババリアの半分ほどの大きさの死の地帯が作られる。この地帯では、動物はもとより、植物も死に絶える。ロシア軍の補給路は絶たれてしまう。
ハトの群れ(戦闘機の編隊か?)が砂から舞い上がる。西から南西に向かって2つの群れが戦闘区域に到達する。編隊は北に向かって飛行し、第3の軍団の行く手を阻む。西には多くの戦車がある。だが戦車は動いているものの、中の乗員はみな死んでいる。戦車はゆっくりと自動的に止まる。飛行機のパイロットは黒い箱を落とす。それは地上に到達する前に爆発し、黄色や緑の塵を撒き散らす。それが触れたものは、人間であろうが、動物であろうが、植物であろうが死んでしまう。一年間、生き物がこの区域に入ることは許されない。入った場合は死の危険が待っている。ライン地域では、やっと反撃が始まる。3軍団の兵士で帰還するものはいない。
これらの箱は悪魔のようだ。これが爆発すると、黄色と緑の塵と煙りが立ち上がり、人間であろうが、動物であろうが、植物であろうが、それが触れたものはすべて死ぬ。人間は真っ黒になり、骨から肉が削げ落ちる。
自然災害かそれに似たなにかが原因でロシア軍は突然と北に回避する。ケルンのあたりで最後の戦闘が始まる。ラインでは三日月が見え、それはあたかもすべてを焼き尽くしたいかのようにみえる。三日月は閉じたがっている。これがどういう意味なのか私には分からない。」
この続きは次回に書く。
個人的な印象
いずれ記事としてまとめて書きたいが、上の予言のようにことが進むとはまだ決定されていないように思う。おそらく、こうしたことが起こってもおかしくない状況になってゆく可能性はあるだろうが、このような状態に陥る最終的な引き金を引くのは、関わっている当事者たちである。しかし、これは自由意志の余地は大きい。十分に変更が可能なのではないだろうか?

ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
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