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73年12月ソルジェニーツィン「収容所群島」出版


ソルジェニーツィン、アレクサンドル・イサエヴィチ
1918.12.11-
Solzhenitsyn, Alexander Isaevich
Солженицын, Александр Исаевич
作家。
北カフカスのキスロボツク市に生まれ、両親が農民出身にもかかわらず、高度な教育を受けていた。
第一世界大戦勃発直後父イサーイ・ソルジェニーツィンはモスクワ大学修学途中、志願兵として戦争に参加、
優れた功績をあげ勲章を三つも得るが、その後、狩猟事故のため、息子が生まれる半年前に死亡。
息子ソルジェニーツンが生まれた年はロシアで内戦勃発の年であり、内戦はレーニン率いるボルシェビキーの全面的勝利で終わった。
母は一家を支えるため秘書の仕事をはじめ、ソルジェニーツィンが6才の時、ドン河畔のロストフ市に移住する。
ソルジェニーツンは、小、中、高等学校で優勝な成績をおさめ、文学に深い関心を持ったが、将来の安定した報酬を確保するため、1938年、ロストフ大学の物理・数学科に入学する。
1940年同級生のナタリヤ・レシェトフスカヤと結婚。
1941年数学科の卒業証書を受け取ると共にモスクワの哲学・文学・歴史大学文学科の通信課程も終了した。
卒業後ロストフの中学校で数学を教たが、同年6月、第二次世界大戦の独ソ戦開戦により軍に召集された。
そして、砲兵学校の教程を終た後、砲兵大尉としてロシア、ヨーロッパ各地を転戦した。
1945年2月、東プロイセンのケーニヒスベルグ(現、カリニングラード)で、政治的告発を受け、反ソ扇動と宣伝の罪で8年の刑を宣告される。
前線から友人にあてた手紙と、私物のなかで発見された小説の下書きが、暗にスターリンを批判していたという理由である。
最初の1年をモスクワの刑務所で過ごし、その後、囚人数学者としてモスクワ郊外マールフィノにある特殊研究所へ移動される。
後に”数学卒業証書が命を救った”と作家はのべている。
マールフィノ特殊刑務所の監理体制は他の刑務所よりはるかに緩かったからである。
最後の3年間は北カザフスタンの政治犯専用の収容所で炭鉱で働いた。
そこで胃ガンが発見され、絶望的とみなされたが、1953年3月5日(スターリン死去と同日)、8年の刑期を終え、タシケント病院で奇跡的にレーザ治療で完治した。その後は、シベリア追放のため、学校教師をしながらシベリア各地を転々とした。そして、1956年の第20回共産党大会の翌年、ようやく完全な名誉回復を得、中部ロシアのリャザンに移り住み、中学校の数学教師のかたわらひそかに文筆活動をはじめた。
1956年フルシチョフの反スターリンキャンペーンがはじまったが、それまでに、30年以降スターリンの手によって概算でも1000万人以上の人々が弾圧、獄死させられたというから、ソルジェニーツンは、まさに幸運だったといえよう。しかし、彼の苦難は、まだまだ続く。
1961年の第22回党大会での激しいスターリン批判をみて、ソルジェニーツンは、
処女作「イワン・デニーソビチの一日」(Один день Ивана Денисовича, 1962)
の発表を決意、文芸誌《新世界》にフルシチョフの許可のもと、掲載される。
スターリン時代の収容所の一日をリアリスチックなスタイルで描いたこの中編小説はドストエフスキーの
「死の家の記録」
に匹敵する傑作と評され、一躍世界のベストセラーとなった。
1年後、
「クレチェトフカ駅のできごと」(Случай на станции Кречетовка, 1963)、
「マトリョーナの家」(Матрёнин двор, 1963)
など優れた短編を発表、揺るぎない作家の地位を確立した。
しかしフルシチョフの失脚以降、彼の著作の出版は次第に不自由になっていく。
ソ連で最後に出版された作品は短編の「ザハール・カリタ」(Захар-Калита, 1966)である。
1967年5月、ソルジェニーツンは、第4回作家同盟大会へ公開状をおくり、当局による検閲の廃止を公然と訴え、
自分の原稿を当局に没収されたことを述べた。
この公開状は当局によって黙殺されたが、以来ソルジェニーツィンはマスコミから総攻撃を受け、作品は発行禁止処分にされた。
しかし、国内で発表できなかった長編
「ガン病棟」(Раковый корпус,1968-69)、
「煉獄のなかで」、原題「第一圏のなかで」(В первом круге, 1968)
の原稿のコピーが西側にわたり、著者の許可なしに海外で公刊され、当局との対立を一層悪化させた。
「ガン病棟」
はタシケントのガン病棟を舞台に死に直面した人々を、
「第一圏のなかで」
はモスクワ郊外の囚人研究所の生活を、自らの体験を踏まえて描いた秀作である。
後者にみられる、先入観にとらわれない、スターリン時代の深く鋭い分析は西側批評家の絶賛をあびた。
1969年10月、反ソ的イデオロギー活動との理由で、ソ連作家同盟を除名されたが、翌1970年10月にはノーベル文学賞に輝いた。
彼は、最初、ストックホルムでの授賞式に出席する予定でいたが、その12年前のパステルナクのノーベル賞と同様に、
ソ連政府がノーベル賞委員会の決定を”政治的敵意のあるもの”とみ、海外に出ることによりソ連市民権を剥奪されることを恐れがあるとして、授賞式出席を断念した。
1971年には、海外での作品出版を決意、翌年ロンドンで英語版の「1914年8月」(Август четырнадцатого)、ロシア革命を描いた、偉大な歴史的長編作品の第1巻を発表する。
1973年KGBにより、彼の最大の作品であり、ソ連史の書換えともいうわれる
「収容所群島」(Архипелаг ГУЛАГ)
の原稿が没収される。
幸い、原稿には密かにパリに持ち出されたコピーがあり、彼は、その発表を許諾。
73年12月に出版された。
その結果、1974年2月12日、売国行為の疑いでモスクワで逮捕され、13日に市民権を剥奪されて西ドイツへ国外追放された。
国籍を奪われたとき彼は、”嘘によらず生きよう”とのメッセージを国民に残した。
1973年に結婚した二人目の妻ナタリヤ・スベトローバと3人の子供が、彼のもとに行く許可が出たのはさらに後のことである。
ソルジェニーツンは家族とチューリヒで平和な2年間を過ごした後、アメリカのバーモンド州に移り、
「収容所群島」第3巻(ロシア語版1976、英語版1978)
を書き終え、「1914年8月」ではじまる、”ロシア人自ら自分達の過去と未来を減滅させた、悲劇的なストーリ”である長編
「赤い車輪」
の執筆に没頭する。
「収容所群島」全3巻(1973-75)
は、10月革命後60年におよぶ共産党独裁による民主弾圧の歴史を、文学のあらゆる可能性を駆使して描いた膨大なドキュメントであり、
文学的価値の面でも分量的にもトルストイの「戦争と平和」にまさるとも劣らない大作である。
1982年9月にはひそかに来日し、約1ヶ月にわたり日本各地を旅行し、その後台湾を訪れて帰米した。
1983年5月には宗教界のノーベル賞というわれるテンプルトン賞をうけ、ロンドンでの授賞式に出席、
”現代の悲劇はすべて われわれが神を忘れたことに原因がある”
とキリスト者の立場で現代文明を鋭く批判した。
ソルジェニーツィン肖像 文壇に登場以来、チェーホフ以後の最も優れた作家との評価がロシア国内でもあったが、今や現存する最も偉大な世界的作家の一人として多くを期待されている。

ロシア文学
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/7795/pis20/solzhenitsyn/solzhenitsyn.html
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/7795/history/kigen.html
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/7795/


外宇宙条約

HOME WAR AND CONFLICT 2018/3/3 15:05:38
By Justus Knight
U.S. Preparing for WWIII – China & Russia Attack Imminent – Space Attack –
Friday, March 2, 2018 7:01

Before It's News
http://beforeitsnews.com/war-and-conflict/2018/03/u-s-preparing-for-wwiii-china-russia-attack-imminent-space-attack-part-1-2469389.html












WWIII:第三次世界大戦に備える米国vs中ロ
2018年3月2日金曜日7:01
Justus Knight
第1部 - WWIII - 2020年宇宙の旅 – 2020 An Annihilation Space Odyssey
米国防長官Jim Mattis「米国は中国・ロシアとの宇宙戦争に備えている」
トランプ政権の国防代表Jim Mattis氏は,中国とロシアが米国の宇宙技術に迫っていることを懸念,宇宙での米国の支配権を維持するため計画を策定していると述べた。
これはスターウォーズの続編ではない。
見上げた夜星が未来の戦場となっているのは,それほど遠くない現実となるのかもしれない。
宇宙:最後の未開地。
世界は新たな壮大な競争,宇宙の支配権をめぐる新たな競争の曲面にある。
米国・ロシア・中国。
この紛争には3つの長年の敵が関わっている。
宇宙が戦場になる可能性は?
答えは最近の戦争にある。
たとえば「Desert Storm Operation」。
1991年7月の秘密文書
「Air Force Space Command, Desert Storm Hot Wash(空軍宇宙司令部,砂漠の嵐/1991年7月12-13日)」。
この文書の要点はSATCOM,衛星通信の機能。文書の10頁には,
「SATCOMは不可欠であり,われわれ米国の衛星通信の80%はSATCOMに依存している」。
とある。
最近のニュース見出し:
Newsweek.com:「米国の宇宙戦争への備えに怖えるロシア」
Express.co.uk.com:「中ロの'宇宙非武装化法案'vs米国の恐怖の'SPACE PEARL HARBOR(宇宙版真珠湾奇襲事件)'
Diplomat.com:「中国の宇宙軍備増強,原因は米軍宇宙軍備への対抗」
これらの見出しを見ると,現在の世界の状況がわかるはず。
まず,基本的な事について。
宇宙は条約によって規制されている。
条約とは,
「the Treaty on Principles Governing the Activities of States in the Exploration and Use of Outer Space including the Moon and Other Celestial Bodies
(月やその他の天体を含む宇宙の探査と利用における国家の活動を支配する原則に関する条約)」
と呼ばれる条約。舌をカミそうな長い名前だが。。
略して「The Outer Space Treaty(外宇宙条約)」と呼ばれる。
要するにこの条約は以下をカバーしている。
国際連合宇宙局の記載:
この条約は,1967年1月に3つの預託国政府(ロシア連邦・英国・米国)の署名のもとに開かれ,1967年10月に発効した。
「外宇宙条約」は,国際宇宙法律であり,以下の原則を含む:
  宇宙空間の探査と使用は,すべての国の利益と利益のために行われすべての人類の地方となる。
  宇宙空間は,すべての国が探査し使用するために自由でなければならない。
  宇宙空間は,主権の主張・使用・職業の手段・その他の手段によって国の歳出の対象とならない。
  各国は,核兵器その他の大量破壊兵器を軌道上に置いてはならず,天体に置くことも、他の方法で宇宙空間に置くこともできない。
  月およびその他の天体は平和目的のためにのみ使用されるものとする。
  宇宙飛行士は人類の使者とみなされる。
  各国は,政府機関または非政府機関が実施する宇宙活動の責任を負うものとする。
  各国は,その宇宙目的物によって引き起こされる損害について責任を負うものとする。
  各国は宇宙と天体の有害な汚染を避けるものとする。
わかりやすくいうと,条約の言わんとしている事は
「地球を周回する軌道上,月や近隣の天体に大量破壊兵器を配置してはならない」
という事。
そして,ロシアと中国は,宇宙のさらなる軍事化を止めるためにこの「外宇宙条約」の規定をさらに強めたいと考えており,
一方,米国はこの「外宇宙条約」を遵守せず軍事化させたい方向。
まあ,Trump大統領が最近、金正日(キム・ジョンウン,Kim Jong Un)首席代表に言ったように、
「...我々にも核兵器のボタンはあるが,それはあなたがたのそれよりもはるかに強力だ。ボタンはいつでも機能する!」
というところだろうか。。
イヤイヤ,もうすこし真剣にいこう。
「外宇宙条約」は国連が支配しており,条約に違反した国に対し行動するためには,国連加盟国の全員一致の決議が必要となる。
リストされている「The Big 3(米・ロ・中)」は最も違反の危険の高い国々で,この国々が違反した場合に,満場一致の決議がおきる可能性はひくい。
こう考えるのは私一人ではないだろうし,また,起こりうる「銀河間紛争」について,世界がまだ現実的な懸念をしているわけではない。
Investors.comの記事:宇宙戦争(Space Warfare):SpaceXの勝利にもかかわらず,米国が脆弱である理由
...宇宙戦争の一環として敵が宇宙空間上の設備を破壊したり無効にしたりすると,世界最強の軍隊(米軍)が身動きできない状況になる可能性がある。
ナビゲーション,誘導ミサイル,ミサイル警告アラートはGPS衛星に依存する。
クリティカルインテリジェンスはスパイ衛星に依存する。
ドローン,海軍の船舶,歩兵隊は通信衛星を使う。
ますます衛星通信に依存するテクノロジー。衛星通信に支障があれば,日々の生活が停止してしまう。
12月に開催されたレーガン国防フォーラム(the Reagan National Defense Forum) で,米戦略長官Gen. John Hytenはこう語った。
「ロシアと中国は,われわれ米国の同盟国に挑戦し,世界の力のバランスを変えるため,米国に挑戦するため,
宇宙軍備を構築している。われわれはそれが起こるのを許すことはできない」。
注意すべきなのは,これらの記事が投資関係のInvestors.comに掲載されていることだ。
つまり,宇宙競争に関連する企業への投資を支援する記事である可能性が非常に高い。
Express.co.ukの記事:第3次世界大戦:アラブ首長国連邦航空宇宙局長に警告
米空軍は宇宙計画のために,2019年予算に60億ポンド(約85億ドル)を要求している。
水曜日,国家宇宙会議の会議で,Herbert McMaster国家安全保障顧問は,
「米国は宇宙で起きうる紛争の準備をするだろう」
と述べた。
顧問は次のように述べている。
「競争相手や敵対的な行為のため,宇宙領域の競争はますます熾烈になっている。
今や宇宙は,陸上,海洋,空に次ぐ戦争の領域となりつつある」。
上記の文は,予算を増やそうとしている米軍のコメントとして見ることができる。
一方,Trumpは540億ドルの防衛費を計画しており,この防衛費のパイを得るためにみな急いでいる。
今,中国とロシアが宇宙空間で何を行っているのかを確認する必要がある。
それはすなわちWWIIIの可能性を知る事になる」。
(Reuters/China Daily)
Diplomat.comの記事:中国の宇宙軍備増強の理由は米国凌駕
2013年,中国は北京で新ミサイル「DN-2」,「Dong Neng-2 (ドンネン-2)」の打上試験を行なった。
試験は,米国のISR衛星の大部分が位置する「静止軌道」を目標として行われた。
Xichangから発射された直接上昇試験は標高18,600マイルに達した。
2015年10月30日,中国は米国衛星を破壊する可能性があるとされる「DN-3」の大気圏外輸送手段を試験した。
北京で行なわれる最近の打上試験は,いずれも米国の宇宙設備を標的としており,共同軌道の抗衛星システムを開発していることを示している。
軌道上に設置された衛星は、爆薬,爆破装置,運動エネルギー兵器,レーザー,電波武器,妨害兵器,ロボット武器などの武器で武装した衛星で構成される。
中国はまた,敵の人工衛星を無力化するためのソフト面の方法をテストしているという。
例えば、中国は2000年代半ば以来,外国・先住民の地上基地の衛星妨害機を数多く入手している。
一方,ロシアは、巨大な「レーザー」を使ったオースティン・パワーのアプローチ(an Austin Power’s approach)を展開している。
これはDARPAだけでなく,Express.co.ukでも紹介されている。
ロシアが進めるのは先進の「宇宙レーザー(SPACE LASER)」で「米軍の衛星に対抗する」アプローチ。
ロシアは,地球を周回する衛星に精巧な「宇宙レーザー」の機能を配備,
これを利用して「米軍の技術に対抗する」ことに取り組んでいる。
最後に私からのメッセージ。
戦争を采配するのは,軍の能力とスピード。
勝負はこれによりきまる。
先進の軍備技術はGPSとそれに対応する衛星に頼っている。
宇宙の軍備競争はいずれ惑星の軍備競争につながってゆくだろう。
将来の宇宙戦争の可能性がこれまで以上に高まっているのは不思議ではない。
構造が,軌道上の衛星を狙う地上ミサイルと同じくらい単純なものであっても,それらが衛星を破壊した場合,市民の日常生活に及ぼす影響がいかほどかを想像してほしい。
具体的には,
  インターネットの帯域幅の損失
  多くの携帯電話の通信障害
  天気予報の中断
  軍事通信とターゲット設定の障害
  すべての「リモート」衛星ベースのインターネットまたは電話システムの障害
  航空会社追跡システムの障害
  銀行システムの障害 - 金融凍結の可能性
  すべてのGPSベースの技術の障害
私たちは目を覚まし,気をつけ,心を開いて考え,私たちの権利,自由,人類の保護のために警戒しなければならない。

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