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シュタイナー


 

岩井テイジン: シュタイナー予言
今回は、シュタイナーの予言についてお話します。
シュタイナーは、予言者というよりも、シュタイナー教育の創始者、教育者としてよく知られています。
ルドルフ・シュタイナーは、1861年、オーストリア帝国、現在のクロアチアで生まれました。
彼は、幼少期から、心霊体験を数多くしていたそうですが、それを伏せて、勉学に励みました。
シュタイナーは、20代で、ドイツの文豪ゲーテの研究の第一人者となり、一躍有名になります。
41歳の時、ブラヴァツキー夫人の主催する「神智学協会」のドイツ支部長となります。その後、神智学協会を脱会後、「人智学協会」を設立します。人智学協会はヒトラーのナチスに迫害を受けます。シュタイナーの神秘主義も、ヒトラーの信じる神秘主義も、ドイツの伝統の流れを汲むものでした。
しかし、ヒトラー率いるナチスが、ドイツ民族の優秀性を全面に打ち出し、ユダヤ人を迫害するものであったのに対し、シュタイナーの神秘主義は、誰でも精神修養により、霊性の向上に努めれば、霊的能力は開発できるという点、そして、人々の間に友愛や宥和を説いている点で決定的に異なりました。この故に、ヒトラーは、シュタイナーの神秘主義を恐れ、人智学協会を弾圧、迫害したのだと言われています。
シュタイナーは、ナチスが台頭するずっと前から、「もしナチスが大きな力を持つようなことがあれば、ヨーロッパに大変な不幸をもたらすだろう」と予言していました。果たして、シュタイナーの予言は成就しました。シュタイナーを恐れたヒトラーは、人智学協会の建物、「ゲーテアヌム」に放火させて全焼させたり、暗殺指令により、ミュンヘンでシュタイナーを暗殺しようとしました。
結局、シュタイナーは64歳の時、原因不明の病で帰らぬひとになってしまいました。一説によると毒殺だったのではないかと言われています。その約8年後の1933年、ナチスは政権を掌握し、独裁へと突き進み、ドイツと世界を戦争の淵に引き摺り込んでいきました。
シュタイナーは、過去・現在・未来の宇宙の全記録の源である「アカシックレコード」にアクセスし、人類の未来を、数百億年先まで見通すことができたと言われています。
シュタイナーの予言で有名なものをいくつか挙げてみます。
・共産主義は、70年間は存続するであろう(1920年の予言・ご存知の通り、旧ソ連は1917年のロシア革命から1991年のソビエト崩壊までは少なくとも70年間は政治的権力を持って存続していました)。
・もし牛が、牛肉を食べるなら、その牛は狂うだろう(1923年の予言・1980年代に世界的に狂牛病が発生し、その原因は、牛の飼料に混ぜられた牛の肉骨粉であることがわかりました)。
・2000年代に、暗黒邪神・アーリマンが現れるだろう(1924年の予言・人智学に関する一連の公演の中で述べたもので、人間の姿でアーリマンが出現し、すでに世界を闇から支配しているのかもしれません)。
また、シュタイナーは、地球が実は球体ではなく、四面体構造をしており、その頂点には日本があると主張しています。日本は、地球全体の雛形であり、地球に起きることの全ては、まず日本から始まる、と述べています。
出口王仁三郎の説と奇しくも一致している点が興味深いですね。
暗黒邪神アーリマンは、ルシファーとサタンを使い、ありとあらゆる災厄をもたらすそうです。ということは、この日本が世界の雛形であるので、世界で起きる災厄は、まず、日本で起きる、と言えます。世界で、ありとあらゆる災厄が起きる前触れとして、日本で、大地震、火山噴火、洪水、飢餓、疫病などあらゆる天変地異、戦争、政治的、経済的混乱などのあらゆる人為的災厄がまず日本で起きるということです。シュタイナーは、人類の存在意義は霊的進化にある、と言っています。こういった、災厄も、人類の霊的進化のためにある、と言わんばかりです。まるで、日月神示のような内容です。アーリマンはすでに受肉し、世界を暗黒に引き摺り込もうとしています。そして、その最初の犠牲は、日本ということになります。霊的進化=日月神示の「みたまみがき」であるなら、我々は、この患難辛苦を通じて、進化できるのでしょうか。大変恐ろしく、また重視しなければならない予言であるように思います。

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シュタイナーの思想について(1)〜アーリマンとは何か?
公開日:2021年7月2日
メルマガ24号にシュタイナーのことをちょっと書きました。でも、シュタイナーは、とてもとても、一言で片付けることはできません。そこで、本を読んだり、ネットで調べたりして、できる限りまとめていきたいと思います。
しかし、シュタイナーの思想体系は複雑で膨大なものですので、体系の最初からをいちいち紐解いていたのでは、このブログの読者様にとって必ずしも興味を惹くものにならない可能性があります。そこで、優先順位をつけて、調べていくことにします。その優先順位とは、以下の通りです。
1.アーリマンが三千年期(西暦2000年以降)に受肉し、ルシファーとサタン(?)を使って、人類に大災厄をもたらす、ということの意味を詳しく調べること。
2.日本は地球の頂点であり、日本が、世界に起きる大災厄の雛形になり、日本で、数々の大災厄が起きる、ということの意味を詳しく調べること。
3.人類は霊的な進化の途上であり、大災厄が進化を促すことになる、ということの意味を詳しく調べること。
以上をます詳しく調べようと思います。
限られた時間と能力の中でどこまでできるかわかりませんが、やってみたいと思います。何回かに分けてやっていくことになります。
今日はその最初の部分のさわりだけやります。
■アーリマンとは何か?
シュタイナーの思想の中で、このアーリマンについての部分が最も魅力的で、かつ最も難解なもののひとつかも知れません。
まず、アーリマンとは、もともとはゾロアスター教の悪神のことで、キリスト教でいうサタンのことのようです。ですので、「アーリマン」とは、キリスト教でいう、サタン、マモン、メフィストフェレスというような存在であるようです。
そして、アーリマンは、物質的、肉体的な欲望を助長させる存在のようです。また、アーリマンは、人間に俗物主義、科学を信じ込ませるそうです。そして人間を小さな党派に分裂させ争わせるそうです。
シュタイナーによると、アーリマンは「絶対的な悪」というわけではなく、人間の霊的進化に関して、一定の役割があるとしています。地球の進化の歴史とも深く関わっているようですが、いまのところは、このくらいの理解があれば十分なので先に行きます。
■ミカエルの時代とは?
シュタイナーは、七大天使が、約300年ごとに人間を指導してきたとしています。すなわち、
①ミカエル=紀元前600~200 
②オリフィエル=紀元前200~紀元150 
③アナエル=150~500 
④ザカリエル=500~850 
⑤ラファエル=850~1190 
⑥サマエル=1190~1510 
⑦ガブリエル=1510~1879 
です。そして、1879年から、また、ミカエルが人間を指導している、と言っています。現代は1879年から始まるミカエルの時代です。これは、2300年頃まで続きます。大天使ミカエルは、自由と創造の天使です。
アーリマンと天使たちの闘争が、1841年に始まり、ミカエルら天使たちは、アーリマンを1891年に地上に投げ落としたそうです。ヨハネの黙示録に獣の数字として語られる666は、アーリマンの眷属の悪魔を表す数字で、666年ごとに攻撃があるそうです。すなわち、666×3=1998年に、紀元後、3回目の攻撃がある、とシュタイナーは予言していました。ノストラダムスが1999年に予言した、空からやってくる「恐怖の大王」とは、このことだそうです。
アーリマンらの悪魔の眷属は、ミカエルら天使たちに地上に投げ落とされましたが、決して、滅んだわけではなく、なんと、我々人間の中に入り込んだそうです。
「2000年代にアーリマンが受肉する」とは?
つまり、2000年代にアーリマンが受肉する、というのは、1998年から強くなるアーリマンが、人間たち、特にヨーロッパの人間たち一人一人の中に侵入したということのようです。ですので、「受肉する」というのは、誰かひとりのアーリマン的な独裁者が出現する、というよりは、現代に生きている人間一人一人、特にヨーロッパの人間一人一人の中にアーリマン的な傾向が強くなる、ということのようです。
アーリマンのもたらす害悪とは、どのようなものでしょうか?まず、俗物主義です。今のIOCのぼったくり貴族たちを見れば明らかです。平和と希望の祭典だとか、長崎と広島を訪れて平和を世界にアピールするとか、上手に糊塗してはいますが、日本人の感染拡大のことなどお構いなしです。彼らの顔を見ればわかるでしょう。日本人など黄色い猿ぐらいにしか思っていません。我々が感染しようが死のうがどこ吹く風です。金のことしか目にないのです。次に、科学万能主義です。今回の新型コロナ騒動、感染対策もワクチン効果も「科学的に」立証されているそうです。治験レベルの生煮えな、未完成なワクチンを全世界的に接種させて、政治家たちも、よくも知りもしないのに、ワクチンがあれば全て解決する、というようなプロパガンダを厚顔無恥に喧伝しまくる世の中です。三つ目は、人々の分断です。去年のアメリカ大統領選挙、BLM運動、ヨーロッパのブレグジット、イエローベスト運動、極右のマスク反対運動などなど、分裂、分断が顕著になってきています。新型コロナ、ワクチンに関する陰謀論も人々を分断させています。アーリマンの受肉は、確実に進行しているようですね。

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