金日成の瘤

■首領様の瘤
さてさて、朝鮮人民から首領様と崇め立てられている金日成国家主席ですが・・・
実は彼の右後頭部には瘤(こぶ)がありました。
金日成の瘤・・・それは北朝鮮の…決して触れてはならないものの一つでした。
朝鮮民主主義人民共和国主席、金日成は、最大権力の座に就いた頃からか、右後頭部に小さなおできが現れ、
年齢を重ねるにつれて次第に大きくなり、やがて瘤となり、醜く目立つようになっていきました。
まるで主席が権力を揮うのに連動するかの如く・・・。
金日成は、あまりにも不自然に育ったこの瘤を気にやみ、1980年代前半、国内から優秀な医師が平壌に招聘され、
漢方医が4人、西洋医が5人、金日成の瘤を診察しました。
手術で除去するか否か、医師団は協議を重ねましたが、手術の失敗を恐れ、
ある者は陰陽説まで持ち出し、またある者は「福こぶ」であると主張し、
結局のところ金日成が亡くなるまで切除の診断を出す医師はいませんでした。
主席の肖像画には絶対に瘤が描かれることはなく、写真撮影時やテレビカメラの撮影時でも、瘤が見えないアングルからカメラが向けられ、それは海外メディアの取材・撮影時にも徹底されました。
もちろん銅像には瘤はありません
しかし、この醜い瘤はどんどん育ち、隠し通せるサイズを超え、海外メディアのカメラには否応なく映り込んでしまうのでした。
そして、人民は誰もがその存在を知ることになります。
主席の後頭部に存在する瘤は、誰の目にも見えないかのように人々の話題にのぼることはありませんでした。
まるで童話の「王様の耳はロバの耳」のように・・・。
首領様の瘤を話題にした者は、密告により処分されたといいます。
北朝鮮に到着したチャウシェスク大統領を出迎える金日成…後頭部に注目
さてさて、この醜い瘤の正体は、『粉瘤(ふんりゅう)』ではないかと思います。
粉瘤(ふんりゅう / アテロームorアテローマ)は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、
本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中に溜まってしまってできた腫瘍の総称です。
粉瘤は誰にでもできるもので、除去手術に関しても、特に難しいものではありませんが・・・
国家最高権力者の背後に育ったこの醜い瘤は、飢えに苦しみ、粛清に命を落としていった北朝鮮人民の怨念なのでしょうか?
それとも主席を背後から操り、人民を恐怖に陥(おとしい)れる怪物だったのでしょうか・・・?
金日成主席最後の新年辞 (1994年)

Aufsatz
http://www.geocities.jp/kim39570741/column/Column003.html


















003. 首領様の背後には…?…
Google Earthを使っている方も多いと思います。
世界中のいろいろな場所を、上空からの衛星写真で見ることができ、また主要都市の地図や、有名な建造物の立体画像なども見ることができて重宝しますね。
さてさて、このGoogle Earthで北朝鮮の平壌にある金日成(キム・イルソン)の銅像の立体画像を見ると・・・
なにやらおかしなことになっています・・・。(´・ω・`)
Google Earthでの正面からの銅像。リアルな立体画像ですね。
背後に見える三角形の建物は柳京(リュギョン)ホテル。
側面から見てみましょう。
なにこれ…。 冷や汗2
ただの棒?
続いて後ろ側から・・・。
・・・・・・。 冷や汗2
ペラペラの板です。
正面から見たあの立体感は、どこにいってしまったんでしょうか?
しょせん独裁政権なんてものは、一度国民に革命の流れが起きればすぐ倒されてしまうことを表現しているかのような、
見事なペラペラ金日成です。
金 日成 (キム・イルソン 1912~1994)は北朝鮮の国家主席で独裁者。
北朝鮮国内には彼の銅像が、ぬゎ~んと3万5000体以上もあるそうです。
この万寿台(マンスデ)の丘にある銅像は、1972年に金日成の60歳の誕生日を記念して建立され、高さは奈良の大仏を超える23メートルあり、実在した人物の銅像としては世界一の大きさであるとのこと。
当初は37kgの金メッキが施されていたそうな・・・。
Alte Burggeschichte / 古城物語
Aufsatz / エッセー

Aufsatz
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Reise
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